No.31 戦闘狂
〜〜〜conqueror事務所、正門前〜〜〜
「はぁ〜全然歯ごたえが、ある奴がいねぇなぁ。全然俺を楽しませてくれない。」
そう言って、敵の返り血を浴びて、死屍累々の中 立っているのはconqueror実行部隊、隊長の香炉勝彦だ。
「おい、そこのお前。ボスに正門の敵を片付けたと報告して来い。」
「了解です。」
実行部隊の隊員に、言いつけて徐にタバコを吸おうとすると、数人の派手な騎士達を見つけた。
そして、香炉に話し掛けてきた。
「レミス王国 十三の大騎士団だ。この惨状をやったのはお前か?」
「誰だお前?今、虫の居所が悪いんだよ。」
「はぁ!十三の大騎士団を知らないのか?」
下っ端騎士が、半ギレで叫ぶ。
「知らん。強い集団なら戦って、みたいが。」
「お前!十三の大騎士団を舐めるなよ!」
「おいおい、そんな騒ぐな。それは、騎士道に反する。」
「すみません。隊長。」
下っ端騎士は、やけに体格がデカい騎士に止められた。
レミス王国 十三の大騎士団。
13人の大騎士を隊長に据え、王国の直轄領の治安維持をする精鋭部隊だ。
そして、香炉の目の前にいる、デカイ騎士は バウル・クラウゼ。
13人の大騎士の一人で、住民の通報でやって来た。
「取り敢えず、殺人の容疑で捕縛させて貰う。」
「あれ、もしかして、この世界の警察?仕方ない。」
「お前!警察と殺し合うと、ボスにもう一度言ってこい。」
「了解!」
「さぁ騎士は俺をどれくらい、楽しませてくれるのか?」
そう言い、香炉がいつも愛用してる、刃渡り50cm近くある、分厚いナイフを抜いた。
それに、呼応してバウルも一人一人分の大剣を構える。
先に動いたのは、戦闘狂の香炉だ。
バウルとの間合いを詰めたら、迎撃の大剣が香炉に襲い掛かった。
それを避けた、香炉の顔には笑ってた。
「凄いな、お前の腕力。大剣とは思えないスピードだ。」
「特注品だからな。お前も間合いの詰めかたは、見たことがない速さだ。」
「それは、どうも。」
そう言いながら香炉は、同じナイフをもう片方の手にも持った。
香炉のダブルナイフ。強者と認めた存在だけに、見せる戦闘スタイルだ。
つまり、香炉が一回の斬撃で強者と認めたのは、片手で収まるレベルだ。相当な実力者だ。
「さぁ!楽しい戦闘を始めようか!」




