No.28 情報屋『ダイ』
荷物を事務所に置いて来て、僕と橘とマリアで、人気がない路地裏を歩いていた。
暫く すると、地下へ続く階段があった。
「ここに情報屋がいるの?」
「うん、早く行きましよ。」
地下へ降りたら、錆びれたドアがあった。
ドアを開けたら薄暗く、4畳程度の部屋に、1人ポツンと仮面を被った人がいた。
「ダイ、久しぶりお客さんを、連れてきたよ。」
「マリアさん、お久しぶりです。お客さんを連れてくるとは、珍しいですね。」
「確かに珍しいね。私の上役に頼まれた、からね。丁寧に接客してよ。」
「マリアさんの上役?」
「詳しくは、ボスに聞いて。」
「始めまして、坂下正幸と言います。【conqueror】のトップを、やってます。」
「conqueror?聞いたことが無い組織ですね。」
「最近、この街に来たので。そして、手始めに【巨大海賊団ビリジアン】と【クィーン・ナイツ】を傘下に入れた。」
「!? その二つの組織が傘下って事は、王国南部最大勢力の【インベスター】と同等の勢力規模になりますよ。」
「今は、【インベスター】と抗争中だ。」
「【インベスター】の情報が、欲しいのですか?」
「それも欲しいが、一番の目的は【conqueror】の存在を貴族や一般人にも、認知させる事だ。金はこれくい、出す。」
そして、橘に持たせていた、箱を差し出した。
「なんと!情報の拡散でこんなに貰える、のですか?」
箱に入ってる金は、白金貨300枚以上だった。今ある、異世界産の硬貨をほとんど出した。リモーロ島の貿易や敵事務所から、強奪した物の残りを、かき集めた。
「後、もう一つ。毎月、どんな小さい情報でもいいから、すべて、まとめて提出してくれ。」
「要求の意図は、わかりませんが、そのくらいお安いご用です。」
「契約成立だ。」
そして、僕は拡散してほしい情報を喋った。




