好きな人
初めての小説で誤字脱字などがあるかもしれません。
時間があればできるだけ早く更新します!
※バットエンドの可能性有り
昔から苦労しない人はいないだろう。人間関係、仕事や学校、恋の悩み、人生において悩みはつきものだ。
そう!この俺にも悩みがある
生まれながらにして特別な目を手にしてなお、....いやこの目を持っているからこその悩みだ。
人の感情が目にできる。今何を考えているか、どんなことをしていいのかが全てわかるのだ。
誰もがこの目を欲しがるだろう。だが、俺は断言する。
この目は決していいものではない。
見えるから何だと言うのだ?逆に言えば俺のことをどう思っているのか、とかもわかる。
そして、
好きなやつとかもな。
◇◇◇
………朝5時15分、目が覚めた俺、成弥 數逸は起きてそうそうスマホをいじり始める。
趣味は絵を描くこと、音楽をこと。得意なことはスポーツ。ごく普通のどこにでもいるような男子高校生だ、あることを除けば、だけどね。
人の感情が読める目、それされないなければ普通に生きていけたんだよな―....
ま、今更何ともならんしな。はやく下降りよ。
ベットから起き上がり廊下に出る。俺の部屋は突き当りにあり、少し歩くと兄徹平の部屋があり、通り抜けたところにトイレがあってそこを曲がれば階段が見当たる。階段を降りて直ぐにリビングに向かう。
ドアを開け、中に入るとソファーに父が座っていた。
「....とーさん、おはよ」
「ん?何だと數逸か、朝早いな」
「うん、まあ....たまたま」
【わざわざ挨拶何かしなくても、はぁ徹平は何をしてるんだ。まだ帰ってこないのか....】
何だ、兄貴まだ帰ってきてないのか。また女か....
確かに兄貴は顔は無駄にいいからなぁ
っとそんなことより早く準備しないと、今日は日直だし早めに行くか。
冷蔵庫から水を取り出しコップに半分注いで一気に口に流し込む。
そこからご飯を食べ、歯磨きをしまた自分の部屋に戻る。制服を着て寝癖を整えて学校へと向かう。
◇◇◇
学校につき、校門を通り抜ける。そのまま真っ直ぐ行った所に一年の昇降口がある。俺1-2下駄箱は左側の奥から二列目にある。靴を取ろうとしたら後ろから声をかけられた。
「お、數逸偶然じゃん。おは~」
「遥か、はよ」
こいつは俺の幼馴染、楠田 遥サッカー部に所属している結構モテる奴だ。身長187㎝、運動神経良くて頭もそこそこで顔もいい、俺が女だったらきっと100回は惚れている。
....惚れたらよかったのにな。
あんまし自分で言いたくはないが遥は俺に....俺のことのが………
「あ、數逸君、遥君。おはよう」
「お、蔦川さん、はよー」
「....おはよ」
蔦川 帆乃花彼女は同じクラスで中学も一緒だった。
綺麗な茶髪でショートとボブの間って感じの髪型だ。部活はソフトボールをしていてかなり上手だ。
「俺、よるとこあるから先教室行ってて」
「ん?あぁ早く戻って来いよー」
「わあってる」
わざとあの空間から抜け出した。理由なんで言わなくたってこの状況を見て察しがいい奴だったらきっともうわかっているだろう。
俺は蔦川さんが好きだ。でも緊張してとか、気まずくなってとかそんな理由じゃない。
俺の目は人の感情が読める。
すなわち彼女の感情も読めているんだ。あの時、あの瞬間彼女が何を考えていたかなんで直ぐに分かった
とっくにわかっていただろ?見ないふりをしていたんだ。
彼女は....彼女は!
楠田 遥が好きだ。
読んで頂きありがとうございます。
これからボチボチと書いて行くので、よろしくお願いします!