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転移者があふれるこの世界で  作者: 卯月 未
第一章 転移者の後輩
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第一話 始まりの女

今日もいつもと変わらない日だった

いやいつも変わらない同じ日々を送っていた。


ーーああ、何か刺激があってワクワクするような事

ないかな?ゲームだとリアル感が欠けるからな〜

なんか楽しい事ないかなー


昼川 真司は特にこれといった特徴もない現十六歳の普通の高校生である。それなりの暮らし、

それなりの成績、それなりの運動能力、それなりの

数の友達でどちらかというと陰キャという目立った所のない男である。

なぜ真司がこんな事を思うようになったかというと

特に理由などない。ただ毎日学校に行って誰かと

会話しながらも機嫌をとり、誰も敵に回せないように神経を張ったりしてしかも、家でも必要以上の会話をせずに自分の殻に閉じこもってるのが退屈の原因の一つだろう。

だがそんな日々に飽き飽きしているシンジの目の前にロングヘアーで顔立ちも良く巫女の格好をした女が現れた。

シンジは珍しいものを見たので、物珍しから

巫女を少し観察して横を通り過ぎてしたのだが、


「やぁ、君人生楽しくないような顔をしているね」


巫女は笑顔で語りかけてきた。シンジは何か楽しそうな事が起こりそうな予感を感じつつ、しっかりと返事を返した。


「ああ、そうだな最近は楽しいと思える回数が減って気がしてきて、つまらなくはなっているな」


巫女はその回答に満足するように少し口元を緩めると真司の元に少しずつ近づいてきたのだが流石のシンジも少し恐怖を感じたのか、体が下がり気味になる


「大丈夫だよ、そんなに怖がらなくても、私は

君のことが気に入ったからね。じゃあ第二の人生を

楽しんで来てね」


言葉を言い終えてシンジが何かを言う前に巫女が

体に触れると、シンジの体はさっきまであった場所から消えてなくなっていた。


「君があっちの世界でどんな生き方をするか、楽しみに見ているよ」



シンジが気がつくと目の前には様々な

年齢の男女数人が立っていた、シンジを見て嬉しそうにする者、厳格な顔でシンジを見ている者、シンジを見てまたかみたいな顔をする者、ただでさえ頭が追いつかないシンジはそれを理解しようと必死で頭を回していた。

そこで数人の中心に立っていた三十代くらいの男が


「おいお前らな、そんなにここに群がるなよ

後輩が混乱するだろう、まずは俺がするから

話をするのは後にしてくれ」


男の声に答えるように周りの男女はその部屋から

出ていき、その部屋にはシンジと男が残された。


「まずここはなんなんですか?貴方達は一体誰なんですか?あの女はどこに行ったんですか?」


男はシンジからの質問責めに落ち着いて頷きをしていた。


「そうだな、お前の言いたいことはもっともだ。

そしてここに来たやつ全員がまずそれを言う

まずは落ち着いて自己紹介といかないか?」


シンジは、はっとなると申し訳なさそうにしながら

一旦深呼吸をして落ち着き始めた。


「取り乱してしまいすみません。いきなりの事だったのでつい、えーと俺の名前はヒルカワシンジって言います。十六歳の高校二年生です」


「十六かまだまだ若いな、俺は

アマカワアキラって名前で年齢は三十七歳、今は

このギルドの支部長をしている」


シンジは何を言っているのか分からなかった、


ーーギルド?支部長?何がどうなってるんだ


シンジが疑問を感じて黙っていると、アマカワは

見た方が早い方という感じでシンジを引っ張て

部屋から出てそのまま外に向かった。

外は明るく真昼のようで、地面は石畳になっていて

建物は見る限り木製がほとんど、町を歩く人々も

多種多様で獣人・エルフのような耳の人などで、

服はまるで現代の世界では見ることがないような

服を着ているがほとんどだった。

そのすべてがまるで中世の時代かと勘違いしてしまうほどな光景だ。


「どうだ、驚いただろうでもこれが現実なんだ。

シンジお前は巷で話題の異世界に来たんだよ」


シンジは息が詰まりそうだっただがそれと同時に

今まで味わったことのないワクワク感がするのを感じていた。


「まぁ、この光景なんて後から飽きるほど見ることになるから安心しな。次に中で詳しい説明をするから俺についてこい」


シンジは少し口元が緩みながらアマカワについていくと支部長部屋に案内されて、椅子に座るように

促されたので椅子に座って話を聞くことになった。


「まずさっきも言ったがここは異世界だ。そして

文明レベルは大体中世だが、ここにはお前と同じ

転移者が多くいる、何を隠そう俺もその一人だ。そして何より異世界というだけあって魔法も使うことも出来る、使い方はあとで他のやつに聞いてくれ。


次にこのギルドについてだがここに所属しているやつは転移者がほとんどで現地人はほとんど所属していない、そしてギルドには一つの本部と十の支部が

ある。ちなみにここは第五支部で俺がこの支部の

代表というわけだ。

あと新人は決まりで先輩と

パーティを組まないといけないから、俺が外に

呼んでおいたやつと組んでくれ。

話は一通り終わったから他のことは組むことになるやつに聞いてくれ」


アマカワは言い終わるとそのまま部屋の外に

出て行ってしまった。


シンジは少し考え込んでいた。別に異世界に

不満があるとかいうわけではない、理解が出来ないことでもない、ただ目標を考えていただけである。

内心考えるにしても情報が足りないだよななんて思うと、この世界の情報を集めるかと決意して

パーティーを組んで情報を集めることにしたシンジは部屋を出た。


シンジが部屋を出るとそこには女の人が立っていた


「初めましてシンジ君、私が君とパーティを組みことになるハルナです。よろしくね〜」


シンジに挨拶をしたハルナはポニーテールで二十代の面倒見の良い会社の先輩のような印象だった。


「ああ、そうなんですねこれからよろしくお願いします。それでさっそくなんですけど魔法とかについつ色々詳しく教えて下さいませんか?」


「ええ、もちろんあとで教えるけどまず君の荷物をこの部屋の中に入れてもらっていいかな?決まりでね、みんな来たらしなきゃいけないんだよ」


ハルナに連れられ言われてシンジは

自分が荷物を持って来ていたままだったことに

今初めて気がついた。シンジが急いで荷物を確かめると荷物はあの女にあった時と同じままだった。

中身は学校の帰りだったので中身は教科書や筆箱、水筒や弁当、財布(3000程度)スマホ(電波の繋がらない)などでシンジは特に使う物もないなと

思い多くのカバンが置いてある部屋にカバンを置いた。


ハルナはシンジを連れて次の目的地への歩みを始めると


「えっと、魔法についてだっけ?今から教えるね。

魔法はまず黒魔法と白魔法があるの。まず白魔法は

八属性あって、呪文を唱えて魔力を消費して呪文に

対応した魔法が出せるの。次に黒魔法だけど、名前の通りなかなか癖が強くて、まず黒魔法には何種類かの魔術があって、これがまぁ白魔法の属性みたいな物かな?んでそれを血を使い呪文を唱えて

それに対応した魔術が出せるって感じらしい?

あんまり黒魔法詳しくなくてごめんね、ほとんど自分の血でやるらしいから、あんまりやる人が少ないらしく」


シンジは聞けば聞くほどどんどん内心嬉しくなっていま。シンジは黒魔法を使うことを決意していた。

別にシンジがドMだからとかそんなんではない、

ただ血を使うのがカッコいいとかいうちょっと痛い

理由からだった。


その後連れられたシンジはロビーで食事もできる場所に連れてこられて、そして一組の男女が座っているテーブルに案内された。


「紹介するねシンジ君、この二人が私のパーティメンバーそして君がこれから入るパーティの仲間だよ」


紹介された二人の内一人はメガネをかけてシンジよりも年下と思われる少年、もうひとりは大人しそうでシンジの年齢の変わらないと思われる少女だ。


「こっちのメガネをかけた子がタツ君、そして

こっちの女の子がナツミちゃんね。三人とも仲良くしてね。んじゃさっそく親睦を深めるという意味でも歓迎会をしよう〜」


ハルナの発言に反対の声はなく、シンジとハルナも

そのテーブルに座り、ハルナがとりあえずといった

感じで店員を呼んで全員分の料理を注文し、

いよいよシンジの歓迎会が始まろうとしていた。


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