表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/24

第二章 22話 決戦ってやつなのだろうか、そんな単語できれば一生涯聞きたくなかった。

「中々壮観だな、関ヶ原を思い出す。いやあれほどではないかな」


 京がまた歴史の波にもまれている発言をする。

 なにそれ、君当時関ヶ原に居たの?


「いやあ、凄い人だね」

「ですねえ」


 鈴木さんと東くんがなんかしみじみとしている。

 なんでしみじみとしてんのかは全くわからんが。


「腕がなるのう」

「ええ、全くですね父上」


 パニニさんとピンタさん親子がヤル気満々のカワウソ顔をしている。

 カワウソの表情がわかるようになったなんて俺も成長したな。

 これを成長って言うのか知らんけど。


「どれ久しぶりに体を動かそうかのう」


 向田さんが鋭い目付きでなんか杖弄ってる。

 ああ、あれ仕込み杖なんだっけか。

 ……こわ。


 他にも俺のパーティメンバーやらナピーナップの第三騎士団やらブーちゃんやらが近くに居て、なにかみんなヤル気満々な顔をしている。




 今俺たちは世界樹の根本にある島の平原に来ている。

 そこにまんじゅうのカプセル魔物、ナピーナップの兵隊や騎士団、向田さんの国の兵隊やら蟻人の騎士団やらが集まっている。

 王様とか、あ、王様の側に元魔王のオッサンもいるな。

 カワウソ子供組が護衛についてる王妃達もどっか遠くだが見える場所に居るはずだ。

 全体で人が数万人と魔物が数千匹位居る。

 こんなに人集まってるの始めて見たわ。


 ……はあ、つまり結局国をあげて魔物と戦うことになってしまったのだ。

 みんな世界樹の地下に巣食う魔物を倒す為に集まっているのだ。




「……どうする?たこ焼パーティーでもしてからみんな帰って貰う?」



「安田さん……まだそんなこと言ってるんですか?」

「帰って貰うの?安田くんなに言ってるの?」

「龍臣、ここまで来てまだ乗り気じゃ無いのか?」


 うん、ていうか俺気づいちゃったのよね。


「猶予が2万年もあるんだからブーちゃんが大人になってからやればよかったよね」


「……言われてみれば」

「盲点でしたな」

「ああ~、そういえば」


 ……俺の仲間みんなポンコツだな。


「いや、私は気づいてたぞ。今じゃなくてはいかんのだと思ったからなにも言わんかったが」


「唯川様の言う通りじゃよ安田くん。物事には好機というものがあるからね」


 京と向田さんの戦場経験コンビがなんか難しいことを言ってる。

 たこ焼パーティしてみんな帰しちゃいかんのかね。





 ……はあ、しょうがねえ。

 未だに気は進まんが腹くくるべ。


「ブーちゃん、いけるか?」


「いけるともっ、余はいけるともっ」


 ブーちゃんがヤル気満々だ。


「じゃあみんなブーちゃんからちょっと離れて、んで囲って」


「はーい」

「よし」

「腕がなるな」


 ブーちゃんを中心にみんなが陣形を取る。

 ブーちゃんの周りを俺のパーティメンバーが円の形に囲って、俺達の周りを数百メートル位離れて、各国の戦力数万人がさらに円の形に囲った陣形になっている。



 作戦としてはこうだ。

 向田さんの能力で地下の魔物のところまでトンネルを掘って貰って、魔物を地上におびき寄せる。

 そしてブーちゃんの光の力士に集まってきた魔物をうちのパーティーがガンガン蹴散らして、外に溢れていった魔物を数万人の戦力とまんじゅうのカプセル魔物が一匹も逃がすことなく押さえ込んで町だのなんだのに被害がでないようにする。

 やることは単純明快だ。


「よし、いけブーちゃん」


「よーしっ、どすこーいっ!!」


 ブーちゃんがどすこいっつった瞬間に光の力士が現れる。


「「「「うおおおおおお!!!!!!」」」」


 ブーちゃんの光の力士を見た兵隊だの騎士だののヤル気だした雄叫びが聞こえる。

 ぶっちゃけうるさい。


「じゃあ、向田さん」


「うむ」


 向田さんが地面に手をついて目を瞑る。


「きえいっ」


 向田さんの、きえいっ、の掛け声と共に目の前に穴ができる。

 なんか、ズワンっ、てSFチックな音した。

 できたトンネルは地面に穴を掘った感じではなくツルツルしててコンクリみたいな見事なトンネルだ。

 どういう原理なんだかわからんが凄い能力だなあ。

 やっぱスパイは違うな。


 よし、じゃあトンネルから魔物出てくる前におさらいだな。

 ウルトラ鑑定。



魔物名  いにしえよりきたりし黒の夢

危険度  B+

レベル  8

HP   46/46

MP   17/17


STR  13

AGI  18

VIT  32

INT   8

MND  15

DEX   7


装備

無し


所持スキル


黒の吸精


体当たり



ドロップ

ビリビリ玉



説明


世界樹の地下で発生した魔物、本来2万年後に出てくるはずだったので、古よりきたりし……、などという名前になっている。

発生から一週間ちょいくらいしかたっていないので全然古くない、むしろかなり新しい部類の魔物。

ナピーナップの地下に2万3021匹居る。


悪の巨人が出す電磁波が魔物の形になったものなので、元の電磁波よりは弱い出力になっているが、近くにいると一時間でHPが1ずつ減る能力を有している。

レベルが低い者だと近くにいるだけで死に至る。

騎士や兵士などのレベルがある程度高い者ならば自然治癒力の方が上回るのである程度は平気。


余談


急遽作られた魔物なので、お手軽感が強い姿になっています。

あとでかい個体もいますので気をつけてください。




 なんなんだこの中二ネームの魔物。

 いにしえよりきたりし黒の夢、……黒の夢って。

 古よりきたりしってのに新品だし。

 残念な魔物だわ。

 しかし、お手軽感が強い姿ってなんだろうか……。



 そんなことを考えているうちに十数分は経っただろうか。

 魔物は地下五キロのとこにいるからな。

 上がって来るのを待ってなければならない。

 しかし五キロのトンネルの坂道上ってくるって凄いな。

 あ、ちなみにトンネルは螺旋状に作られてる。

 直線じゃただの縦穴になってしまうのでね。


「龍臣」


 お、京が呼び掛けてきた。

 魔物が来たらしい。



挿絵(By みてみん)



 ……うん、確かにお手軽感が強い見た目だわ。

 むしろ、お手軽って言葉の権化みたいな魔物だな。

 でも黒の夢感はゼロだわ。まず色は白だし。


「棒人間だね」


 あ、鈴木さんが核心をついた。

 まあ、棒人間でも本物の危険な魔物なのでね。


「ふむ、なんか見た目があれだが、やるぞじい様、我らが矢面に立とう」

「そうですな。自分の経験が本当に守りたい者を守る為に使えるのはいつも最良の瞬間ですな」

「全くだ」


 あ、京と向田さんの血生臭いコンビが感慨深い台詞を吐いてギラっとした目つきになった。


「さて、父上」

「うむ、ゆくぞピンタよ」


 カワウソ親子がスイッチを入れる。


「よし、ヒューイ、カガミいこう」

「おう」

「はい」


 東くんがティーンエイジャーガールズチームで意気込む。


「よし、じゃあみんなよろしゅう」


 あれ、なんだか緊張してはんなりな戦闘開始の台詞になってしまった。


 まあ、なにはともあれ戦闘開始だ。


 どんどん出てくる棒人間を向田さんが、あれは居合いって言うんだろうか?、なんか跪いて杖を握ってる向田さんの近くがキラッ、キラッ、って光る度に棒人間が真っ二つになっている。

 なんておっかないじいちゃんだ。


 そして吸血鬼の女王様が殴ったり蹴ったりして棒人間をバラバラにしている。

 あいつは腰に差してる刀なんで使わないんだろうか。


「京っ、刀なんで使わないっ?」


 気になって思わず聞いてしまった。


「刀って高級品なんだぞっ、もったいないだろっ、じい様のは安物なんだっ」


 だそうだ。

 え?じゃああの刀のパワーアップイベントなんだったの?


 あとはピンタさんが棒人間燃やしてたり、パニニじいちゃんが棒人間穴だらけにしてたり、東くんが棒人間数体を一気に真っ二つにしてたりで、とりあえず今のところは順調だ。


 ちなみに俺はブーちゃんの光の力士の中にブーちゃんと一緒に居る。

 光の力士はバリアみたいな機能もあるのだ。

 光の力士の中から鑑定を使って色々流れを見極めてる。

 一応ポケットにはブーメランが入ってもいる。


 魔物はブーちゃんが出したエネルギーの塊である光の力士に引き寄せられるように集まってきている。


 ちなみにブーちゃんの力士はカルタ大会のように四つん這いになって地面の棒人間をバンっ、バンっ、て叩いている。

 なんてしまらない光景だ。

 力士が地面に膝をつくなよ。

 いや本体のブーちゃんは力士バリアの中でなぜか四股を踏んでいるんだがね。


 しかし、棒人間は次々出てくる。

 まあ、全部で二万匹いるからな。

 カワウソやら東くんの仲間やらは疲れたのか何人かが力士バリアの中に入って休憩している。

 この力士は超便利だ。


 そしてさすがに棒人間が溢れだしてきたな。

 外側で騎士たちが戦い始めたようだ。



鑑定結果


そろそろでかいヤツが来ます。



 でかいヤツが来るらしい。

 しかしなんなんだでかいヤツって、やっぱでかい棒人間なんだろうか。


「でかいやつがくるぞっ」


 一応みんなに知らせとこう。


 ズン、ズン、ズン。


 ん?なんか聞こえる……。

 地響きみたいな音だわ。

 ……え!?これ足音!?

 じゃあでかいやつって相当でかいんじゃねえの!?

 地響きみたいな足音出すレベルのデカさのくせになんで俺の鑑定に明確に出なかった!?



挿絵(By みてみん)



 お、おお。

 なんだあれは……頭がなんか……。

 あっ、あれカップ麺だっ。

 なんてこった……。

 急遽作られたお手軽感が強い姿をしてる魔物って話だったが、……カップ麺は食う分にはお手軽だが、制作する分には色々手間暇かかってるだろう。

 ……お手軽の意味をはき違えてるな。

 まあとりあえず鑑定だ。



魔物名  いにしえよりきたりし黒の夢(大)

危険度  D+

レベル  12

HP   56/56

MP   27/27


STR   8

AGI  15

VIT  12

INT   5

MND   7

DEX   9


装備

無し


所持スキル

無し


ドロップ

ビリビリ玉


説明


いにしえよりきたりし黒の夢が進化した魔物。

進化してるはずなのだが弱体化している。

ヤスダの想像通り急遽作られたお手軽な魔物というコンセプトで作られているのだが、お手軽の意味をはき違えて逆に手間暇がかかる姿になってしまった為に恐ろしくコストパフォーマンスが悪くなり、逆に弱くなった。

ステータスも低くスキルもなにもありません。

ちなみに醤油味です。

容器の中身がひっくり返るだけで倒せます。



 マジかよ。

 むしろ弱いの?なにそれ。

 醤油味なの?、え、いる?その情報。


「そいつひっくり返せっ。頭のラーメンひっくり返っただけで倒せるぞっ、むしろ棒人間より弱いらしいっ、ブーちゃんっ、力士にひっくり返させろっ」


「よーしっ」


 俺の指示を聞いてブーちゃんが力士に張り手を発動させる。


 ドンッ。


 あ、軽く張り手しただけなのにすぐ吹っ飛んだ。

 あいつ足腰も弱い。


 びしゃびしゃ。


 あっ、吹っ飛んだカップ麺からこぼれ落ちた醤油スープが思いきり足にかかった。

 ズボンがスープ臭くなったわ。

 なんかスープはぬるいし、なんでぬるいんだ……ああ、地下から5千メートルもあるからか、地上に出るまでに冷めたんだな。

 ……いやなにそれ?

 ていうか力士のバリアの中にいるのになんでスープかかるんだよ。

 バリアは?



鑑定結果


ぬるいカップ麺のスープごときではバリアは発動しません。

熱々だったら発動してました。



 なんだよもうっ、だったら熱々であれよっ。


 吹っ飛んで中身が全部出たカップ麺は動かなくなり体の棒人間部分が煙になって消えた。

 なぜかカップ麺の容器の部分は消えてない。

 ……ごみを放置していく嫌がらせかなんかか?



 ドーンッ!!!!


 あ、京のドロップキックでまた別のカップ麺が吹っ飛んだ。

 あれは味噌味かな?


「弱いっ、恐ろしく弱いぞコイツらっ、図体だけだっ」


 あまりにデカイ図体だったからか警戒していたパーティーメンバーに京が発破をかける。

 まあ弱いだろうね。

 ぶっちゃけ棒人間よりステータスも低いからね。


「なにこれっ、本当に倒れただけで死ぬの!?」


 木刀でカップ麺の脛を小突いて倒した鈴木さんが驚愕している。

 うん。そいつら頭の中身が無くなると死ぬよ。

 天○マンと同じ生態系だよ。

 いや、天丼○ンは天丼食べられても元気なくなるだけだから天丼マ○よりはるかに弱いよ。


 そしてデカイ図体の魔物を倒した派手な光景だからか、一匹倒すごとに外側の騎士たちが盛り上がっているのがわかる。

 これが俗に言う士気が上がるってやつだろうか。

 魔物側の足を引っ張り続けているあのカップ麺が生まれた意味ってなんなんだ?




 そして、仲間たちが順調にカップ麺を倒していって、とうとう最後の一匹、いや最後の一杯になった。


「どすこーいっ!!!!」


 ブーちゃんの力士の張り手によりカップの中身が地面に全部こぼれた。

 あれはシーフードだな。


「「「「「うおおおおおお!!!!!!」」」」」


 最後のカップ麺を倒したとたん騎士だのなんだのが雄叫びをあげる。

 うるさい。

 棒人間ももうほとんどいないようだ。

 周囲には中身が空のカップ麺の容器が転がっているだけだ。


 うん、勝った。



鑑定結果


やりました。

怪我人はいますが、犠牲者0で~す。



 ほら、鑑定結果も機嫌が良さそうだわ。

 で~す。て書いてある。


「……先生、終わった?」


 ブーちゃんが嬉しそうな顔で聞いてくる。


「うん。勝ったぞブーちゃん」


「やったあああああっ!!!!!!」


 ブーちゃん大喜び。


「「「「「「「うおおおおおお!!!!!!!!」」」」」」」


 また騎士たちの雄叫びが聞こえる。

 うるさい。


「龍臣、終わったのか?」


 京が近づいてきた。

 コイツ味噌ラーメンの臭いがするな。

 俺は醤油ラーメン臭いわけだが。


「んん、終わりだな」


「そうか、ふふふ、歯応えが無かったな」


 吸血鬼の女王にとっては歯応えが無かったらしい。

 カップ麺と棒人間だしな。


「安田くんあのカップ麺の容器はなんなの?あれだけ残ってるけど」


 鈴木さんが塩ラーメンの臭いを漂わせながら聞いてくる。

 ああ、そういやあれなんなんだべね。



鑑定結果


まぎれもなく瀕死ですが、死んだふりをしながら最後の悪あがきで魔物システムに侵入して世界中に現れる魔物の数をほんの少しだけ増やそうとしていますのでカップ麺の容器をちゃんと潰してください。



「あ、なんかあのカップ麺の容器悪いことしようとしてるわ、みんなあれ粉微塵にしてきて」


「悪いこと?」


「わかりました先生っ、いきましょう父上」


「粉微塵にするのか?」


 仲間たちがカップ麺の容器の処理に向かう。


「あっ、飛んだっ」


「なんだっ、浮いたぞ!?」



 あ、死んだふりしてたカップ麺がふわふわ浮かび上がって逃げようとしている。

 あのカップ麺飛べたのか……。

 色んなカップ麺が空飛んでる光景……。

 なんかのCMみたいだ。


 あ、ていうかこれは俺が大活躍できる場面では?

 最後の最後に久々のブーメランが火をふく場面では?


「どうする龍臣、私が潰してこようか?」


 背中から羽を出して飛べる京が俺の手柄を取ろうとする。

 おいおい俺の活躍を取るなよ。


「いや、俺がここで一発必殺技をぶちかますから」


 そして俺はポケットのブーメランに手をのばす。

 ……んん?

 あっ、ポケットのブーメランがふにゃっふにゃになってるっ!?

 醤油スープ被ったからだっ!!

 十字ブーメランの羽が一枚ペロッてなって丁字だかT字だかになっちゃってるっ!?

 ……なんてこった。

 段ボール製のブーメランにしたのが仇になった……。


「まんじゅう、あれ全部ぶっ潰してきて」


 リンリンリン。


 え?必殺技は!?のリンリンリンを鳴らしながらまんじゅうが飛び立って行った。


 まんじゅうが空に浮いてるカップ麺の容器を次々に粉々にしていく。

 ……あれが俺の必殺技さ。

 凄いだろ俺のスタンドのまんじゅうは……。


 あ、最後の容器を粉々にしようとしている。

 よし、粉々になったな……。

 ……ん?


「「「うおおおおおおっ!!!!」」」


 最後のカップ麺の容器が粉々になるとまた騎士たちの雄叫びが聞こえる。

 うるさい。


 ……ていうか最後の容器、消え方が変だったような。



鑑定結果


やられましたね。

ブーメランがふにゃふにゃになっていなければ間に合ってたんですが……。

ヤスダが木のブーメランをポケットに入れてるとチクチクするからなあ、まあ段ボールのやつでいいやな、とか軟弱なことを考えてなければ間に合ってたんですが……。


最後の容器には魔物システムに侵入されて今夜の12時辺りから世界中で現れる魔物の数がほんの少しだけ増えるように地味な改竄をされました。

管理者が正常な状態に戻すまで一週間ほどかかります。

まあ、HPを半分消費して女神しゃまを降臨させればなんとかなります。


女神を召還しますか?


YES/NO



 最悪じゃーん……。

 最悪じゃーん……。

 最悪じゃーん……。

 最悪じゃーん……。



 周りが大喜びして雄叫びをあげたり笑ったりしてる中、俺は最悪じゃーんが頭ん中でリフレインするくらい鬱になりましたとさ。

次回多分最終回です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ