第21話:私はBBA
「しかし驚いたわね、
まさか、プログちゃんが、
帰ってくるなんてねッ」
最後にシャワーを浴びてきたプログの姿を見ながら、
フェイティがフフッ、っと上品な笑いを浮かべる。
「先生、その、
プログちゃんというのはそろそろ……」
「あら、しょうがないじゃないの。
私にとってはいつまで経っても、
プログちゃんはプログちゃんよ」
「プログちゃんって……ププッ」
「そこ! うるせーぞ、外野ッ!!」
影のほうで手で口を押さえ、
必死に笑いを堪えているレナの姿を見つけ、
顔を真っ赤にしながらプログが叫んでいる。
レナとしては今日の朝、
サーティアでの出来事の仕返しができて大満足である。
フェイティ・チェストライ。
そう、彼女がプログの先生である。
フェイティは元々学校の先生をしており、
その生徒としてプログがいた。
学問は真ん中くらいの成績だったプログだったが、
武術に関しては、学校内でも群を抜く能力を持っていた。
フェイティはその力をいち早く見抜き、
プログがハンターとしてアックスを出る前まで、
師匠として色々と修行の相手をしていた、
というわけだ。
ちなみに、家に入る前に窓から2つの人影が見えていたが、
フェイティは現在、旦那と2人で暮らしている。
その旦那は、昔の教え子が来たということで、
気を利かせて2階の寝室に姿を消したのだった。
「で、でも、意外でした。
プログの先生がその、女性だったなんて……」
おそらく想像では、
全然違う先生像を思い浮かべていたのだろう、
ローザは驚きの表情を隠せない。
「あらあら、何か期待に応えられなかったみたいかしら?」
「あ、いえ、そういうわけでは……」
「うふふ、冗談よ。
ローザちゃんったら、可愛いわね」
誤解を与えてしまったかと思い込み、
驚きの表情から焦りの表情にかわるローザに、
フェイティはにこやかな笑顔を送る。
「何かすいません、
シャワーまで借りてしまって……」
「いーえ、全然構わないわよ。
それよりごめんなさいね、
いきなり初対面でクサい!とか言ってしまって」
「あーいえ、全然大丈夫ですよ。
実際、クサかったでしょうし」
2番目にシャワーを浴びたはずのレナが、
いまだに長髪をタオルで拭きながら、
フェイティと話している。
あまりのクサさに、
フェイティがシャワーを貸してくれたのだ。
しかも、着ていた服にも、
臭いがついてしまっていることを心配してくれて、
4人の服も、只今洗濯中である。
「何から何まで、本当に助かります」
そう言いながら頭を下げるレナ。
プログの先生ということからか、
ここではしっかり敬語を使って話している。
「いーえ、これくらいしか、
BBA(※)にできることはないから、
気にしないでちょうだい」
「び、ビービー……」
フェイティから思わぬ言葉がいきなり登場し、
レナが若干顔を引きつらせている。
「さて、と。
プログちゃ……じゃなくて、
プログがシャワーを浴びている間に、
レナさん達から大体の話は聞いたわ。
ずいぶんと大変なことになっているみたいね」
そんなレナの表情に気付いているかいないか、
フェイティはプログに向き直って、
話を本題に移す。
「そうですか、なら話は早いです。
それで、先生はどう思われますか?
今のファースターの状況について」
「うーん、まだ何とも判断がつかないけれど、
もし今のファースターの根底に、
シャックが絡んでいるのだとしたら、
みんなが思っているほど、
エリフ大陸も安全とは言えないと思うわ」
「え……なぜです?」
「だって、シャックは世界中で活動しているでしょう?
あなた達の居場所さえ分かってさえしまえば、
その近くにいるシャックの団員に連絡して、
すぐにあなた達を狙うことは、
できちゃうんじゃないかしら?」
「あ……」
フェイティの言葉に、4人とも一瞬にして、
言葉に詰まる。
「で、でもシャックは列車専門の犯罪ですし、
列車にさえ乗らなければ……」
「あら、目の前に獲物がいるのに、
自分の縄張り外だからといって、
襲わないライオンがいると思って?」
「……」
ローザは必死に言葉を並べるが、
フェイティがさらに追い討ちをかけられ、
再び言葉に詰まってしまう。
暖かな光を帯びるリビングに、
冷たい沈黙が立ち込める。
完全に盲点だった。
ここに来るまでのレナ達の考えは、
エリフ大陸に渡れば、
ファースターの騎士達に狙われることはないだろう、
ということだった。
確かに、それは間違ってはいない。
だが、フェイティの話のように、
ファースターとシャックが絡んでいるとしたら、
全世界で猛威を振るっていて、
世界のどこにいるかもわからないシャックの連中が、
レナ達を狙うことは十分に可能である。
しかもフェイティの言う通り、
狙っている獲物がいるとわかって、
見つけたのが列車じゃないといって、
レナ達を襲わないなんてことが、
あるはずがない。
少し冷静に考えれば思いつきそうな発想ではあるが、
ここに来るまで立て続けに敵に襲われ、
とにかくエリフ大陸を目指そうと考えていたレナ達に、
そこまでの考えを求める方が、
酷な話である。
「……それでも、セカルタに行ったほうが、
いいんじゃないかな。
ううん、むしろ行くべきだよ」
と、ここでアルトがようやく自分から口を開く。
が、表情は相変わらず暗い。
「え?」
思いもよらない所から言葉が飛び出し、
レナ、プログ、そしてローザは思わず、
アルトの方を見る。
「……そうね。アルト君の言う通り、
それでもまずはセカルタに行くのが一番ね」
そんなアルトの言葉に、フェイティが補足を加える。
「セカルタはエリフ大陸の首都だし、
シャックも、おいそれと街の中では、
暴れることはできないハズよ。
それに、執政代理に話をして、
うまく保護とかしてもらえれば、
世界中のどこよりも、
安全な場所になることに変わりはないしね」
不安そうな表情を浮かべるローザの頭に、
優しく手を置きながら、
フェイティはニッコリと笑みを浮かべる。
その姿はまさにお母さん、といった感じである。
「……そうね。
そしたらやっぱり当初の予定通り、
セカルタに行くことにしましょう」
ふう、と一つ小さく息をつき、
レナはフェイティの作ってくれた、
ホットミルクに口をつける。
元々、明日にはセカルタに行く予定だった旅路である。
想定していたよりも少々危険な感じはするが、
それでも何のアテもなくふらつくよりも、
ずっと安全であることに違いはない。
「あの、執政代理というのは……?」
フェイティの言った言葉で気になったのか、
ローザがフェイティに訊ねる。
「あら、ファースターにはセカルタの王様が病気だって話、
行き届いていなかったのね。
……実は今、セカルタ王は病気で、
政務を行うことができないのよ」
「え、そうだったんですか?」
おそらく初めて聞いたのだろう、
ローザが目を丸くしながら聞いている。
「そうよ。どうやら重い心臓の病気のようね。
それで、セカルタの政務はレイ執政代理という、
30歳前半くらいの若い兄ちゃんが執り行っているのよ」
「30歳前半? ずいぶんと早い出世ね」
「そうね。でも若くして、
執政代理まで上り詰めただけあって、
相当な切れ者みたいよ。
でも、その一方で街の人々と積極的に面会して、
様々な意見を取り入れたりしているみたいだから、
評判はとてもいいみたい」
フェイティはリビングにある、
4人は座れそうな大きなソファーに腰かけ、
レナ同様、ホットミルクを飲みながら話している。
「なるほど、そしたら明日は、
そのレイって人に会えばいいってことですね」
ようやく洗った髪を拭き終ったプログが、
肩にバスタオルをかけながら話す。
王様が病に伏している以上、
レナ達が目指すべき人物は、
そのレイ執政代行という、
現在のセカルタの最高責任者である……ハズだが。
「そう、ね……。
うまくいけばいいのだけど……」
と、ここでフェイティがなぜか小さくため息をつく。
つい先ほどまで、
そのフェイティが、
会ったほうがいいと言っていたはずなのだが。
「? 何か問題でもあるのかしら?」
その変化にすぐに気づいたレナが、
コップをテーブルに置くと、
椅子に座りながらフェイティに訊ねる。
「レイはとても義理人情に厚い子で、
一旦味方についてくれれば、すごく心強いんだけど……。
ちょっとこう、頑固なところがあってねえ……」
実に歯切れの悪い口ぶりで、
フェイティが語尾を濁している。
「頑固な所?」
「そうなのよ。
だから明日会いに行ったとしても、
すぐに会って話をさせてくれるかどうか……」
「なるほどね、義理堅い頭でっかちってトコね、
それは確かに厄介だわ」
「保護どころの話じゃないかもしれない、ってことか」
フェイティの濁した部分を代弁するかのように、
レナとプログが小さくため息をつきながら話している。
もちろん、執政代理として、
頑固な部分があることは悪い事ではない。
むしろ、重大な決断を迫られる時とかでは、
良い事であるかもしれない。
だが、今のレナ達にとっては、
じつに邪魔な性格である。
むしろ融通の利く人でないと、
保護はおろか、
早急に話をきいてもらえるかどうかすら怪しい。
「それにしても、フェイティさんは物知りですね、
セカルタの王の事や、
執政代理の性格まで知っているなんて」
レナやプログが考えを巡らせている一方で、
ローザはなぜか、フェイティの物知りな部分に感心している。
「それはもう、レイも私の教え子ですもの。
それに……」
「それに?」
ふいにソファーからフェイティが立ち上がり、
窓のそばまで歩くと、
クルッと体の向きを4人の方向へ向ける。
「みんなより長く生きている分、
BBAは色々と知っているものよ?」
ここで本日一番の微笑を見せるフェイティ。
その笑顔はどこかいたずらっぽく、
言葉とは裏腹に若々しさ、
というよりもかわいさを感じる笑顔だ。
そう、かわいさを感じる笑顔なのだが……
「そ、そうですか……」
「で、ですよね……」
フェイティとは対照的に実にぎこちない、
まるで機械のようなカクカクした笑顔を見せる、
レナとプログ。
そして、2人のミニコントが小声で幕を開ける。
(ちょ、ちょっと! あれってツッコんでいいの!?)
(ンなモン、俺が知るかよッ!)
(あんたが知らなかったらどうしようもないじゃないの!
自分からBBAって、どういうことよッ!)
(昔からああいう人なんだよ、先生はッ)
(は!? そんな昔から自分のことをBBAって言ってんの!?
一体あの人いくつなのよ!?)
(ンなモン、怖くて聞けるわけねえだろッ!)
(あんたが知らなくてど
「あの、さっきから言っている、
BBAって何ですか?」
ローザがまるで何も知らない、
純真無垢な子どものように、
首をかしげながらフェイティに聞く。
(ローザッ!!!)
(しまったぁーー!!
ここにド天然がいたのを忘れてたぁーー!!!!)
一方、まるで社会を知った大人のように、
汚く曇る表情をしながら、
レナとプログが心の中で叫び、頭を抱える。
「い、いやローザ、BBAってのは……」
よほどマズイと判断したのか、
アルトですら若干顔が引きつっている。
「あら、ローザさんは知らなかったのね。
そうね、周りのみんなは分かっているみたいだし、
あとで教えてもらうといいわよ、ね、レナさん?」
手を頬に当て、もはや怖いくらいに、
にこやかな笑みを浮かべながら、
レナに話しかけるフェイティ。
「は、はひッ……」
別に悪いことをしたわけではないハズなのだが、
フェイティの妙なオーラに圧倒され、
さすがのレナも声が裏返ってしまう。
もう一度確認しておくが、
最初にBBAと言い出したのは何を隠そう、
フェイティ本人である。
「うふふ、冗談よ、冗談。
からかっちゃってごめんなさいね。
さ、もう時間も遅いみたいだし、
そろそろ寝ましょうか」
顔の引きつるレナを見ながら、
フェイティはそう言うと、
ホットミルクの入っていた5つのコップを片付け始める。
「そうですね。
でも先生、本当に泊まっていっていいのですか?」
「何かすみません、
こちらから押しかけてしまっているのに……」
プログとローザが、
フェイティの手伝いをしながらそう訊ねる。
そう、レナ達は宿屋に泊る予定だったのだが、
それを聞いたフェイティが、
ここの家の余っている1階の部屋を、
寝床として使っていいと言ってくれたのだ。
さすがに空き部屋は1つしかなかったが、
布団もちゃんと用意してくれていて、
レナ達としては願ったり叶ったりである。
……が、一応こちらから無理やり会いに来てしまっているため、
気まずさがないハズがない。
「全然気にしないで大丈夫よ。
むしろ旦那と2人で暮らしているから、
今日くらい、賑やかの方がいいわ」
そんな気まずさをフェイティの微笑みが吹き飛ばす。
このあたりはさすが、大人の余裕と言ったところか。
「何から何まですみません。
じゃあ、せっかくなんで、
お言葉に甘えさせていただきます」
せっかくの厚意だしね、
レナは心の中でそう呟き、深々と頭を下げる。
「いーえ、お気になさらず。
それじゃ、私はそろそろ寝るから、
みんな、ゆっくりしていってね」
フェイティはそう言い残すと、
歯ブラシを手に持ちながら、
寝室のある2階へ階段を上がっていった。
「さて、そしたらお言葉に甘えて、
あたし達も休みましょ」
「そうだな。明日も何かとドタバタするだろうしな」
「そう……だね」
「では、部屋に戻りましょう」
フェイティが寝室に入ったことを確認したレナ達は、
リビングの電気を消すと、
フェイティが貸してくれた、
1階の部屋に入っていく。
「そういえばレナ、
フェイティさんの言っていたBBAというのは?」
「あー、あれね……。あれは……」
そんな話をしながら、
レナ達も暖かい布団の中で、
眠りについていく。
「もういいのか?」
「ええ。みんな疲れているでしょうし、
早く寝かせてあげないとね」
一方こちらは、二階にあるフェイティ達の寝室。
ダブルベッドの布団の中で、
フェイティと旦那、アロスが話をしている。
「プログちゃんも、立派になってて安心したわ」
「君の教え子かい?」
「そうよ、小さい頃から運動神経は、
ずば抜けてよかったんだから」
「それは頼もしいな」
「ええ、今じゃ私の立派な、
自慢息子みたいなものよ」
フェイティ自身も久々にかつての教え子、
プログに会えたことが嬉しかったのだろう、
夜更けの時間に活き活きと話している。
「息子、か……」
しかし、そんなフェイティの隣で、
アロスは電気が消えて暗い天井に視線を送る。
その目は、そこか遠い目をしている。
「……ごめんなさい、
そういう意味で言ったわけでは」
「いや、いいんだ。
それに、思いは君も同じだろう?」
「ええ……」
そんな遠い目で何かを察したのか、
フェイティの表情が一気に変わり、
まるで何か悲しいことを思い返してしまったような表情をしている。
そして、フェイティとアロスはしばらく黙り込んでしまう。
寝室にある窓から、うっすらと雲に陰りながらも、
夜空に浮かぶ満月が静かな沈黙を見守っている。
「ねえアロス、1つ相談なのだけど……」
フェイティが、部屋を支配していた沈黙を打ち破った。
と同時に、満月が陰っていた雲から抜け出し、
フェイティ達を照らし出す。
そう、まるでフェイティのその言葉を待っていたかのように。
「……」
レナ達が部屋に入ってどのくらい経っただろうか。
アックスの町のちょうど真ん中を流れる、
川幅約10メートルのアックス川。
そこに架かる桟橋に座る、人の影。
1日の最低気温を記録するこの寒い時間に、
アルトは1人、夜空に光る星々を眺めていたのだ。
アルトは皆が寝静まったのを確認して、
おもむろに家を出た。
そして、辺りをしばらく歩いているうちに、
この桟橋に辿り着いたのだった。
何かをするわけでもない、
ただただじっと座り続けている。
夜空の星々、そして凛と輝く、見事な満月。
今のアルトに、果たしてそれらはどのように映っているだろうか。
アルトを優しく見守ってくれているのか、それとも――。
「……! 熱ッ……」
突然、アルトの頬が暖かい熱を感じる。
びっくりするようなほどの熱さではなかったが、
あまりにも唐突の出来事からか、
思わず熱ッ、と言葉が漏れたのだ。
「ほら、風邪ひいちゃうわよ?」
びっくりしたアルトが咄嗟に後ろを振り向くと、
そこにはほんのり湯気の立つマグカップを2つ、
両手に持ちながら佇んでいるレナの姿が。
アルトの感じた暖かい熱の正体は、
レナが家から持ってきた、
ホットミルクの入ったマグカップだったのだ。
「ほら。体に沁みるわよ」
「あ、ありがとう……」
レナの差し出すホットミルクを、
アルトは両手で大事に受け取り早速一口飲む。
作ったばっかりなのか、
やや熱くて少しずつしか飲めそうにないが、
アルトには、ホットミルクはとても暖かく感じた。
そう、ホットミルクの暖かさ以上に。
「隣、いい?」
アルト同様、ホットミルクを飲みながらレナは訊ねる。
……とは言っても、アルトがどうこう言う前に、
すでにアルトの右隣にスッ、
っと腰かけようとしているが。
「あ、うん、いいよ……」
アルトは少し体を左にずらし、
レナが座りやすいようにスペースを作る。
「どーもですっと」
そう言いながら、
レナは桟橋の外へ足を投げ出すように座り、
また一口、ホットミルクに口をつける。
空いっぱいに広がる星々と、
その中で1番の輝きを放つ満月の下で、
サーッ……と川の流れる音と、
ホットミルクをすする2つの音がしばらくの間、
2人の時間を描いていく。
※ BBA……いわゆるババア。
良い子は言っちゃダメだぞ、ってヤツ。
後書き <プログ先生の人物解説>
さてみんな、
ここでプログ先生による、
登場人物のおさらいの時間だぜ。
大事な部分だから、しっかり聞くように。
……何? 先生はフェイティのハズだろって?
先生はまだレナ達のことはよくわからないだろうからな。
そこで俺が代わりに先生になってだな……
おい誰だ! 今プログちゃんとか言ったヤツは!!
<レナ・フアンネ>
元々ルインに住んでいて、駅員をやっていたらしいな。
年齢は確か、17歳だったかな。
二刀流で敵を倒していくんだよな、
あの強さには俺もびっくりだぜ。
それに加えて口もかなりの達者だよな、
まあ、俺には敵わないけどな、ハッハッハ!
(レナ:……)
ちなみに10歳くらいから以前の記憶がないらしいんだが、
本人はあんまり気にしてないみたいだな。
普通、気になると思うんだが……
あーそうだ、「どーもですっと」が口癖で、
よく耳にするな。
ま、今のメンツの中心的な人物だよな。
<アルト・ムライズ>
レナの住むルインのさらに北にある、
ファイタルに住んでいるんだよな。
年齢は17歳。
レナとローザのキャラが濃すぎるから、
俺にとっては数少ない安住の地になってるな、アルト君は。
得意なのは銃と気術だったな、
銃は母親仕込みの腕なんじゃねぇかな、おそらく。
小さい頃に母親と生き別れになって、
その母親を探しているらしいぜ。
最近、あんまり元気がないみたいだが、
大丈夫か、アイツ……
<プログ・ブランズ>
ようやく俺様の出番だな。
俺の名前は……
レナ:あ、何か作者が更新の都合で、
プログの部分カットだって言ってわよ。
……。
おいこらいいどきょうださくしゃどこにいやがるちょっとでてこry
<ローザ・フェイミ>
……ゴホンッ、わりいな、取り乱したわ。
ローザは王都ファースターの王女……だったって表現が正しいか?
年齢は確か、16歳じゃねえかな。
元々は、ローザをセカルタ連れてくのが目的だったんだよな。
え、護衛じゃないのかって?
俺は違うぜ、俺はあくまでも、
レナとアルトに雇われているハンターだからな。
俺が護衛しているわけじゃないさ。
気術を得意としているみたいだな。
この前のサンプル一号のときは、ほんとに助かったぜ。
<マレク>
ルインで、あたしと一緒に働いている親方……らしんだが、
俺会ったことないからわかんないんだよなあ……。
マレクって人、なんかすいません。
<クライド・ファイス>
ワームピル大陸の王都ファースターの騎士総長の肩書ながら、
列車専門の犯罪集団、シャックのボスという、
とにかく下衆な野郎だよ。
剣の腕前は超一流だが、
人を蔑んでいるような言動が特に気に入らねえな。
それにアイツは……
いや、なんでもない。
とにかく、今度会ったらタダじゃ済まさねえ、
絶対にな。
<イグノ>
ファースター騎士隊三番隊隊長。
……なんだけど、コイツよくわかんないんだよな、正直。
三番隊の隊長だから、すごいヤツなハズなんだが、
どっか抜けてるというか、アホというか……
クライドの命令を受けて、俺たちをファースターに連れ戻そうとしてたな。
<ファルター>
い、いや、
コイツの紹介はいらないんじゃねえか!?
もし、気になるやつがいるなら、
通常の方の登場人物を見てくれ!
俺は紹介なんてしないぜ!!
(作者:え、俺まだ登場人物に加えてないから、ちゃんと紹介して)
ンなの知るか!!
お前がさっさと更新すりゃいいだろ!!
んじゃ、これで俺は失礼するぜ、んじゃな!!
(作者:あ、ちょ、コラ!!)




