主な登場人物
<レナ・フアンネ>
「ふあぁ……全然列車来ないな、暇だなぁ」
ルインに住む少女、17歳。
勝気な性格で負けず嫌い。
一方で冷静な一面も持ち合わせており、
頭の回転が非常に早い。
右手に長剣、左手に短剣という二刀流であり、
それに加えて炎の魔術を剣技に組み合わせて戦う。
理由は不明だが10歳より前の記憶がない。
が、当の本人はそれほど気にしていない。
ちなみに口癖は「どーもですっと」であり、
人によって敬語、タメ口を使い分ける。
<アルト・ムライズ>
「大丈夫、僕だって……やれるから」
ファイタルに住む少年、17歳。
大人しい性格で引っ込み思案、
自分の意見を中々表に出すことができない。
そのため正反対の性格であるレナにしばしば圧倒されることも。
気術の使い手であり、右手では気術を用いた格闘術、左手では銃を操る。
アルトが小さい頃から行方不明になっている母親を探すため、
乗った列車で偶然レナと出会うこととなる。
<プログ・ブランズ>
「とにかく俺は護衛だけは絶対に受けない、絶対にだ」
凄腕の元ハンター、22歳。
基本的には明るい性格でどんなことにも寛容的である。
そのためレナの厳しいツッコみやアルトのお守り(?)等、
様々な場面で活躍する。
いざ戦闘となれば元ハンターのため、
2本の短剣を駆使したその戦闘力は抜群。
過去に密入国により軍に捕まり、
牢屋に閉じ込められていたがレナ達と共に脱出し、
それ以降レナ達に同行している。
なお、なぜか「護衛」という言葉を嫌っている。
<ローザ・フェイミ>
「私、知りたいんです。王女じゃないとすれば、私は誰なのか……」
ワームピル大陸の王都ファースターの王女、16歳。
……が、クライドから、
実は王女ではないと言う衝撃的な真実を告げられる。
誰に対しても丁寧な対応を取るが、
稀に年相応の無邪気な反応を垣間見ることも。
アルト同様気術の使い手で、気術を駆使した格闘術を使う。
王都ファースターで命を狙われており、
騎士総長クライドの提案により、
隣の大陸の王都へ行くまでの間、レナ達と共に旅をすることになる。
<マレク>
「こらレナ、仕事に集中しないか」
ルインでレナと共にルイン駅で働く男。
レナからは「親方」と慕われている。
以前作業をしていた際に記憶を失ったレナを発見し、
それ以来レナを自分の子どものように育てる。
レナに剣術を教えている師匠でもある。
<クライド・ファイス>
「やめておけ、今のお前たちでは、私には勝てない」
ワームピル大陸の王都ファースターの騎士総長。
ファースター城内に、
列車専門の犯罪集団「シャック」の一味が入り込んでいること、
そしてローザが命を狙われていることにいち早く気付き、
牢屋を脱出したレナ達に護衛を依頼する。
……が、これらは全て演技であり、
このクライドこそが、シャックのボスだった。
<イグノ>
「ようやくお出ましでやンスね、待ちくたびれたでやンスよ!」
ファースター騎士隊3番隊隊長、26歳。
クライドの命令を受け、レナ達をファースターに連れ戻そうとしている。
語尾に「~でやンス」をつけて話す。