表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
くだらない  作者: sniper
11/15

球技大会 ~TⅡ~

Endou’s story


準備は整った。

手にはクロロフォルムを染み込ませたハンカチ。植え込みの影にはダンボールと手押し車が隠してある。あとはあの娘を捕まえるだけだ。ひひひひひひっ。

「あっつーい」

と、水飲み場にあの娘が来た。よし、行くぞぉっ!

なるべくさりげなく、さも偶然通りがかりました~的な感じで、俺はその娘―――岸田由美子に話しかけた。

「気をつけろよ。熱中症になったら大変だ」

「あっ、はい。大丈夫です」

どうやら上手くいったらしく、何の警戒も持たれてない。

周囲に人はいない。よし、コンディションは抜群だ。

今度もさりげなく、隣で手を洗うフリをする。実際に水で手を濡らしているが、フリだからね。あくまで。

「ところで岸田」

「え?はい・・・・・・」

再度声をかける。これはこちらに振り向かせるための言葉に過ぎない。左手には既にあのハンカチが握られている。手を洗い終えた岸田がこちらを向いた瞬間!

「んんっ!?」

左手に握ったハンカチで素早く岸田の鼻と口を塞いだ。たちまち瞼を閉じ、身体をこちらにもたせかけてきた。よぉし。後は運ぶだけだ。

既に今日の目玉であるミニサッカーの準決勝が始まっているだろう。周囲を警戒しなくても大丈夫そうだ。

岸田をダンボールに隠し、そのまま手押し車に乗せて、第四体育器具庫を目指した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ