表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
くだらない  作者: sniper
10/15

球技大会 ~T~

エロゲというのは、なんて楽しいのだろう。ただエンターキーを押して物語を読み進め、所々に出てくる選択肢を選ぶだけの、そんな動きの少ないゲームが、どうしてここまで楽しいのか。俺は未だに答えが出せていない。

ヘッドフォンをかぶった頭をゆらゆらと揺らして、ノートパソコンのモニタをじぃっと見つめる。そこに映っている成人向けビジュアルノベルのウィンドウが、エンターキーを押す音と共に、少しずつ変化していく。

ふと、こんな考えが浮かんだ。

エロゲはエンターキーを押す音と共に、その物語の世界が少しずつ変わっていく。

世界は秒針が音を立てるたびに、一人ひとりの人生が少しずつと変わっていく。

何かを基準にした世界。何かに囚われた世界。何かに弄ばれる世界。

こうして考えると、仮想も現実も、根っこのところでは同じように感じる。

実際はどうなのだろう。社会的な知識も経験もない、ましてや頭がいいわけでもないごく普通の―――まぁ精神異常者ではあるかもしれないが―――高校生であるところの俺には、知る術がない。

そんな風に思考の泥沼にはまっていたからだろうか。外から近づいてくる足音に、俺は気づくことが出来なかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ