〜一日の終わり〜
ふと、タツのことが気になり、あたりを見回すとタツはもう周りの女子と仲良くなっている。
は〜相変わらずだねぇ・・・。俺とタツは偶然にも同じクラスで1部だ。
ところで、中学校には必ず悪のグループというものがいるものだ。リーダーを中心に回りに集まっている。
そんな、リーダーらしき男がタツのことをじっとみていた。
よからぬ事が起きなければいいが・・・。
授業がはじまり、学校の紹介をしていったりしてどんどん時が過ぎていった。
今日は初めての登校なので半日で帰ることになった。
帰りは、タツと一緒に帰る事にした。
「龍〜どうだった?お前の隣の女子なかなかじゃん!!!」とタツが聞いてきた。
「あ〜そうだな。」とそっけなく俺は答えた。
「なんだよ〜もっと、テンションあげていこうぜ!!!俺なんかもう女子と仲良くなりまくっちゃったんだぜ!!!」と無邪気にいった。
「お前な、健吾(あのグループのリーダーだ。気になったので調べておいた。)達に目つけられてたぜ?」と俺は忠告すると、
「誰だよ〜健吾って!」
「あのグループのリーダーっぽい奴だよ!」といった。
「だーいじょうぶだって!龍は心配しすぎだって。」
本当にそうならいいんだが・・・。
「まぁ、気をつけろよな」といいさよならをした。
「バイビィ〜!!!」と笑うあいつをみているとなぜか心配になる。
「なんかあったらいえよ!」といい、今日は家にかえった。
「ただいま〜」といって、がばんを机においた。
母親はまだ家に帰ってこない。仕事で忙しい毎日だ。俺にとってはそのほうが好都合だがな。
ベットに寝転んだ。
「あ〜今日は疲れたな〜それにしても今日のあいつ、たしかエリだっけ・・・なんかきになるんだよな〜まぁ、いいか」と考えながらおれは夕飯までゲームをした。
「龍〜帰ってるの〜?ご飯よ〜。」と母親がいう。
俺は、ご飯を食べ、風呂に入りその日は就寝することにした。
明日もあいつと話せるのかなぁ・・・。タツのことも気になるし・・・。
いろいろ考えててもしょうがない!寝るか・・・。
しかし、明日は最悪の一日となるのであった。