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◆完結◆突然の変わり身「俺に惚れるな」と、言っていたのは誰ですか⁉ ~猫かぶり令嬢は、素性を隠した俺様令息に溺愛される~  作者: 瑞貴
2章 入れ替わりのふたり

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2ー13 ルイーズの買い物③

話が短いので、次話を続けて投稿します。

 1件目の買い物を終えた2人は、エドワード(ルイーズの体)に連れられて、次の店へ向かう。


 宝飾店に入った2人。

 エドワードの姿を見るなり駆け寄ってきた店主によって、奥の別室に通されるとお茶を出され、手厚いもてなしを受けている。


 ……別室で2人きり、店主のお勧めの装飾品をトレーに並べられ、品定め中だ。

 この部屋に2人を案内した店主は、エドワードが「彼女の好きなだけ見繕ってくれ」と、棒読みのように言った言葉を聞き、先に用意した装飾品以上に売り込めると見込み、他にも装飾品を持ってこようと席を外していた。


「宝石なんて、初めて手に持ったわ」

「お前、今まで夜会に出ていただろう。何を着けていたんだ?」

「意外に着けなくても何とかなるのよ。ほら、素質で勝負的なアレよ。内面から出る美しさってやつ、あるでしょう」


 ほらね、と、胸を張るルイーズ。

 エドワードは、じとーっと、白い目でルイーズを見ている。実際に彼が見ているのは、エドワードの顔だけど……。


「……お前に何の素質があるのか分からん。残念だが、少しも勝負はできていないぞ」

「はぁぁーっ。エドワードは目が悪いか、感性が悪いかの、どっちかなのよ。だって、今まで何とかなったもん」

 頬を膨らませた顔を横にプイッと背け、ルイーズ(エドワードの顔)がすねた。

 それを見たエドワード(ルイーズの体)は、首を(かし)げる。

(あんな最低な婚約者につかまって、何が、何とかなっただ。こいつ本物のあほだな)



「こんな石ころなんて、違いがよく分からないわよね。ゲッ、こんなに高いの……」

「だから、その恥ずかしいセリフ。誰かに聞かれて、俺が言っていると思われたらどうするんだ、馬鹿」

「ふふっ、もう、見栄(みえ)っ張りね。内側からあふれ出る美しさがないと、お金が掛かって大変なのね」

「よくそんな、あほなことを言っていられるな」

「ひっどいわねー。これは前向きって言うのよ!」

「はいはい分かったよ。俺、店主と話をしてくるから、お前はここで座って待っていろ」


 そうして、ルイーズの知らない間に、彼の買い物は続いていた。


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