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後悔先に立ってて欲しかった

作者: 大里シキ

運動神経はいい方だった。

小学生の頃、体育はみんなの見本として先生に選ばれてた。

小中といつもリレーのアンカーだった。

勉強は特段得意ではなかったけど中の上以上は取れていた。

部活はサッカー部だった。プロを目指すほど上手くなかったけど部活や試合ではこの地域で1番活躍していたと思っている。

高校受験、偏差値50後半の第一志望に受かった。

小学生の時好きだった女の子と中高で付き合えた。




狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った狂った。




高校でサッカー部に入って部長になった。

一年だけで20人いたのが一年後半分になってた。

仲良くなったやつが辞めてって残ったのは真面目じゃないウェイ系の話の聞かない奴ら。

試合には出れていたが話し相手もいない、一つミスをすると顧問とウェイ系から罵倒を受ける。

逃げるように辞めた。

バイトもしていた。

頼まれると断れない性質のなので勤務時間外も働いた。

週末は問答無用でフルタイムでバイトだった。

受験勉強するから辞めると店長にいった。

最後の出勤日ありえないミスをした。

逃げるように辞めた。もうその店には一度も行っていない。

得意だった運動も高校では中の上で落ち着く。

リレーの選手にも選ばれない。

顔中にニキビができた。

自分の顔を鏡で見たくないほど汚い。

人と目が合わせなくなった。

皮膚科、サプリ、ネットで調べた方法色々試したが汚い。

自分が嫌いになった。

結局は顔だ。



高3になった。

勉強なんてしてなかったので落ちぶれていた。

受験方法すら知らない。

周りが大学の話をしているのを聞いて焦りと羞恥心を覚えた。

選択科目は理系をとっていた。

数学は得意じゃなかった。

なんとなく生物を取っていたので生物系の大学に行くと言った。

今は小説を書きたがっている。

心理系の分野に興味がある。

今から国語をやる勇気がない。

誰にも相談したくない。

どんな目で見られるかわからない。

結局人からの評価ばかり気にしている愚か者だ。

早くから勉強してやりたい事を見つけるべきだった。

家には金がない。

塾には行かせてもらえなかった。

奨学金について調べている親を見る。

初めから国公立目指せば楽させれたのかも。

指定校取れるほど成績も良くない。

はやくから行動すればよかった。


明日はテストだ。

こんなものを書いている場合でないはずだ。

汚い顔とボサボサの頭を引き連れて学校に行く。

















明後日はどうするかな



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