どうやら異世界に転生したらいい
目が覚めたら見知らぬところ。現れた女性とは言葉も通じず。困った。いきなり腹の虫がなるんかい!彼女笑ってどこか行くし。この先どうなるやら
いい匂いが漂って来る。しばらくすると、先程の女性が料理が入った鍋を持って、戻ってきた。そして、鍋から器にうつして持ってきてくれた
見ると、キノコなどいろいろな具材が入ったおかゆみたいなものだ。
(。・н・。)パクッ
「う、美味い」
思わず、声が出てしまった。
「よかった。お口にあって。会わなかったらどうしようかと思いました」
彼女はどうやら口に合うか心配していたようだ。
「いや、そんなことないです。」
俺は正直にこたえた。だが、この時の俺は空腹のため、とにかくお粥のような食べ物を食べることに夢中で、いつの間にか相手の話している言葉が分かるようになっていたことに気づいていなかった。
「そういえば、なんでこんな森の中で倒れていたんですか?」
!?
今森の中って言わなかったか? そういえばさっき分からなかった言葉が分かるようになっている。いろんな疑問があるが、彼女の質問に答えれば、なにかわかるはず。俺は彼女の問に答えることにした。
「助けていただきありがとうございます。俺、いや、わたくしは荒木ケンジといいます。すみません。自分でも分からないですが、森の中で倒れていたんですか?」
「そうですよ。もしかして、記憶がないですか?」
「はい」
そして、ことの経緯を語った。
「旅人」
彼女はポツリと呟いた。
「はい?」
「あ、ごめんなさい。」
彼女の話では、異世界から何らかの拍子で流れ着いた人のことを「旅人」と言うらしい。
どうやら、俺は異世界に来たようだ。
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