御巣鷹尾根 日航機123便 慰霊日に思う、私の非情な理想をこの場で
※いきなり、同著者が別に連載している作品物語の途中から始まります。
ご注意ください。
この作品には「侮辱的」な内容の表現があります。ご注意ください。
「御巣鷹山、日本航空機123便墜落事故。
その出来事が起こった日だな?
今日は?
1985年8月12日。
午後18時12分、旅客機123便大阪行は羽田空港を離陸。
同日18時24分、原因不明の後部垂直尾翼部損失。
エンジン出力のみと主翼の揚力だけが残された。全油圧系統などの全機体管制操作制御能力は全て完全に喪失してしまった空中放離状態となったジェットコースター機体状態による緊急事態の発生。
同日18時56分、エンジン出力の調節だけで巨大な機体を神業以上に神技的にコントロールするしか術がなかった完全に想定外の超絶的に超不安定な絶体絶命の状態で、
御巣鷹尾根、墜落。
この間、恐怖の約32分。
フ、よくも、もたせた方だろ?
アクセルとエンジンブレーキだけでッ!!!
ジャンボ機という巨大な機体のステアリングを乱気流が乱れる空中で操舵するのだッッ!!!!!!!!
できるか?
文句と批判を言うだけしかしないキサマら読者にッ?
くくく、
地獄を見ただろうな?
32分もの間?
無慈悲な空に振り回される乗客と乗員たちは、
安全だった筈の空の旅の機内でッッ!!!!!
現実の空の地獄という暴力をッッ!!!!!
味わったのだッッ!
空は人が存在していていい場所ではない。
貴様たちは空に居ていい存在ではないのだッッ!
そして犠牲者数は、
全乗客乗員を合わせた524名の内の、520人。
生存者は僅か四人だけ。
しかし地獄は、
緊急事態発生から墜落までの約32分間だけではなかったはずだッ」
黄金の騎士が、
突然のキサマら読者に永業の地獄を想像させるッ!
「18時56分に、申し訳程度の登山道さえ全くない陸の深海に墜落してから、
ようやく事故機が発見されたのは、
翌8月13日午前4時30分ごろ……。
クッ、
墜落から、まるっと十時間と言ったところかぁっ?
さて?
10時間も?待ちくたびれるよなぁ?
しかも航空機事故の即死級の大ケガを負ってだぁッ?
墜落から約十時間も?よくも四人も生きてたよなぁ?
そう思うだろォっ?
……なら?
もうちょっと機体が『早く』発見されてたら『どうだった』んだろうな?
事故直後なら……、まだ?
どれだけ他にも……生存者がいたと思う?
ク、くくくくくく。
この時の?
航空自衛隊が、事故機救援のために掛けた緊急発進のタイミング?
何時だと思う?
航空自衛隊の戦闘機が?
緊急救命発進したのは?
旅客機が墜落した18時56分から5分後の、19時01分に発進だったそうだ?
いやぁ?残念だよなぁ?
事故機が緊急事態を報せてきた18時24分から、
すぐに航空自衛隊機が緊急発進していりゃあ、よかったのになぁ?
そう思わねぇか?
そうすりゃ約30分間、
緊急発進した自衛隊航空機は?
事故機の後を追う事が出来たんじゃねえのか?
事故機の、その当時の破損状態も外観でそれなりに判ったろうし?
事故後の墜落地点の発見も早かったろうなぁ?
まあ?
その時の航空自衛隊機のパイロットは?
きっと
さまよう機体を発見しても?
事故機の破損状況を見にくい夕焼け空の中から
外観を確認するだけしかできなくて?
あとは無情な情報を上に報告するだけで、
無力感に打ちのめされたまま!!!!!!
傍観して機内に閉じ込められた恐怖に脅える乗員乗客たちを完全に見捨てて、
墜落の瞬間までを見届けるしかないんだがなぁッ???
『重要な情報』だけを『報告』して、
後は傍観に徹して!!!!!
心を鬼にしてッッッ!!!!
犠牲者たちを見捨てるだけの任務に忠実な簡単なお仕事ッ!!
緊急救命発進出動ッ!!!!!!
国の為に「心」を殺せっっ!!!!
お前らが「心」を殺した分?
お前らは「犠牲者」を減らすことが出来るッ!……かもしれない?
できそうか?
これを?
平和ボケのおまえらに?
まあ?
こんな事、
オレみたいな実情も技術も実現性も知らない架空の異世界のド素人が言ってるだけの話だがな?
事故後の事なら、何とでも言えるさぁッッっ?
なあッ?
完全な、
理想論っッッッ!!!!!!!!!!!!!!
叶えもしない『理想』を語っているだけだよなぁ?
それとも?
実は?
これと同じ事を、
もうとっくに既に「おまえら」は考えていたとか?
さらに?
もうそんな簡単な想像でさえ構成済みで?
そんな訓練も実行済みで?
準備済みだとか?
さすがだなぁ?
まあ?
おれは「そんな簡単な理想」も、
お前らの地球世界からは、一度も聞いたことはないがなぁッ?
〝誰もが考え付いていた事だが「あえてやらなかった事」〟
王道って一体なんだろうな?
……なあ?
ちょっと聞きたいんだが?
お前ら?
本当に事故を無くしたいのか?
犠牲者を『減らしたい』のかッ?
……。
まあ?それだけだ?
俺が言いたかったのはな?
そんじゃ次は後半だ。
どうやらこの著者?
無責任にも、ちゃんとした文章を最後まで書く気力がなくなったようだからよ?
適当に書いて、飛びに飛ばすぜっ?
……来いよッ!
アズル・アズアールッ!」
「ファア、ファーアッッッ!!!」
そう言った黄金の騎士の声と同じタイミングで、
少年の背後で、
仲間の黒い竜が再び現れたッッ!!!!!
今回は「短編」として投稿する意思はありませんでしたが、
未曾有の大事故を「見過ごさない」という『この日の方々』の意思を無視できず、今回も「短編」としても投稿しました。
夕焼け空の飛行機雲、一つ一つが、この哀しみと常に隣り合わせであることに思いを巡らせて……。
誠に勝手ながら、これを追悼の意としたいと思います。