1話
処女作です。思いついたことをポロポロ書いていきますので、温かい目で見てください。なにか変なことを書いても迷走しているなと思ってくだされ。
「…いたい…」
硬い床の感触で目が覚める、寝相は悪くないのでベッドがから落ちるなんて初めてだなと思い目を開けると。
自分が今までいた部屋とは似ても似つかない、石壁が目に入ってきた。
「はぁ?」
慌てて飛び起き周りを見渡すと、薄暗く埃っぽい空気の中に見えたものは、歴史の教科書に乗っていそうな昔に使われていそうな部屋だった。
壁は石を積み上げたもので、床はフローリングではなく木の板を並べたような雑な作り、天井も木の板を並べただけで所々穴も開いている、木でできた長椅子や長机、旗?やにテーブルクロス使われていたと思われる大きな布もあるが殆どが壊れていてとても使い物にならない。
この全てが古臭く埃もかぶっていて汚れていて長い間放置されている感じだ。
「いやいやいや何冷静に部屋の解説をしているんだ。何処だよここ、夢か?…いや、夢じゃないか痛いし埃っぽいし。」
えっなにこれどういうことなの?夢じゃないならなんだよ、誘拐?いや、誘拐でもないか家は父母に妹一人の一般的な一般家庭だし、誘拐されるような事はしてないはずだ、多分。
あー混乱してるしてることが分かるぐらい混乱してる。
何言ってんだ。もしかして、異世界転移とかいうやつですか、女神様に会ってないし、王女様もご主人様もここにはいないんですけど。
まだ、「勇者となって魔王と戦って下さい」とか「うるさいうるさいうるさい、あんたは私の使い魔なんだから、命令には絶対服従!(照れ)」って言われる方が一人よかマシなんですけど。
ここが何処だかわからないが人が居ないことは確かだ。
長年使われていない感じで、物の劣化が激しい。
とりあえず、自分のことを確認しよう。硬い床で寝ていたから少し体が痛いだけで特に問題はない、服装はパジャマのみ…すごい心許ない服だ、パジャマ一枚って…靴下すら履いてないから少し歩いただけで足をケガしそうだ。
他には何も持ってない、せめて学校に向かってる時とか、外出してる時だったら服も靴も有ったのに。
無い物はしょうがない、ここが何処だろうとどうにか帰らないといけない、父さんや母さんにそして何より可愛い妹のため、そのためにまずこの建物をしらべてみるか。
…その前に歩けるように靴、草履みたいなの作りますか。
まず、そのへんのボロ布を何枚かに畳むか重ねながら足裏と同じぐらいのサイズにする、そしたらその重ねた布を足裏に合わせて、それごと足を大きめの布で包み込み外れないようにがっちり結ぶ、これで簡易な靴?草履?の出来上がり。ね、簡単でしょ?
これで、尖ったものでも踏まないかぎり大丈夫だろう。では改めて探索開始。
とりあず、体感で2時間ぐらい歩きまわって見つけた食堂だった部屋で休憩中、ここにあった何故か湧続けている水を飲みながら、この2時間で見つけたもの気付いたものを振り返ってみる。
まず本当に人っていうか生き物が居ない、人が居なくて雨風が凌げるんだから小動物が住み着いてもいはずなのに足跡とか糞とが落ちない、蜘蛛の巣が張ってないら蜘蛛も居ない、ここまで生き物が居ないと毒かなんか不思議パワーが作用してるのかと思ったけど、今のところ体調に変化がないから大丈夫だろう、多分。
そんでこの建物が何かって言うと多分ゲームとかに出てくる中世的な城だったんだと思う、部屋や廊下に無駄に広いし装飾が風化してわかりづらいけど細かく作られている。他にも、見つけた部屋が待機所だったり兵舎だったりよくわからん部屋もあったりと、部屋が多いこと多いこと、1つずつ探したいが古いからかほとんど何も残ってない、あったのはベッドだったものとか椅子だったものとかその程度、金属が使われていたであろうものはぜんぶ取り外されていてなにもない。
運良く水を見つけられたからいいもののほかは何もなし。
おそらく異世界転移をしちゃったんだろうけど道中ステータスとかいろいろやってみたが何も出来なかったし、こんなものどうしよもできねぇよ。
この城でなにか見つけないと詰む、ちらっと外を見てみたけど周り全部森だし感覚なんだが暗い、時間的とじゃなく太陽真上だし、なんていうか樹海っぽい雰囲気で不気味なんだよね。
この後どうするか、水はあるけど食料がない、水だけなら一週間ぐらい生きられるらしいけど、この城を探索するので動き回るから5日持てばいいほうかな?
明後日にはこの城を出て森のなかに食料取りに行ったほうがいいか、といっても何が食えるものなのかわからないが。
とりあえず、今日明日は城の中から出ずにじっくり探索をする、ゲームで出てきそうな城なんだから隠し通路や隠し階段隠し部屋ぐらいあるだろあってくれ、重点的に探すのは位の高い人の部屋、図書館、宝物庫といったところかな。
欲しいものはこの辺の地図、刃物、服や靴がみつかるといいな。あとは、城の一番高いところから森の向こう側が有るのか見えるのか確かめないと。
こんなところかな、すごく不安だなんとかして生き延びないと、異世界転移だとかなんだとか浮かれてる場合じゃない。とりあえずは夜に向けて大きめの布を日干ししておこう。
コメディーを描きたい