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黄金の物語  作者: 柳の花
3/10

神との会話〜ステータス、そして出発〜

「で、なんじゃったか?歴史や種族については説明したの?では次はステータスやスキルの話じゃな。」

「ま、そうだな。種族の話で魔法とかなんちゃら言っていたから凄く期待していたんだ。」

「そうじゃの。魔法は端的に言うと非科学的な現象だ。それを個人が持っている魔力で引き起こすものじゃの。で、話を戻すとステータスとはその個人の強さなどの情報を示しているものじゃ。スキルも記載されているぞ。名前、年齢、種族、性別、レベル、体力、魔力、筋力、敏捷、精神、スキルの10個じゃな。大体説明せんでも察せられるじゃろう?体力だけは数値で表されて、魔力や筋力、敏捷、精神はG〜Sで表されるでの。まぁお主は異世界に行ってから大体決まるからの。ここまででなんか質問はあるかの?」

「いや意外とシンプルだなと思ってな。質問なのだが俺が日本にいた頃と存在は何か変わるのか?」

「そうだの。第2の人生をやるんじゃ、色々変わってみるのも一興かもしれんぞ。」

「ほほ〜ん、そう言われるとそう考え無くもないなっ!なんていうか面白そうだな。」

「じゃ〜質問するから答えていきなさい。名前はどうする?」

佐々木龍太郎ではリュウタロウ・ササキになるのか?なんか長くねぇか?もうちょっとトレディーかつアグレッシブな名前がいいな。

「よし、リュウで頼む。」

「シンプルになったの。うむ、了解した。年齢は0歳でレベルも1からで次に種族はどうする?」

「人型でよろぴく。種族は何でもいいよ。神爺さんのオススメでっ!」

「おっ、ロマン溢れているのっ!任せろ、後悔はさせないぞ。次に性別は男で女か?」

「それオ○マじゃねぇか唯のっ‼︎やだよ、そんな人生。」

「過去にいたのじゃがな・・・。」

マジで居たのかよっ⁈大丈夫かその人。

「体力、魔力、筋力、敏捷は個人の成長と種族によって変わるからの精進せい。」

「任せとけや爺さんっ!筋肉は大切だからな、鍛えに鍛えまくってやるZE、HAHAHAテンションが上がってきたなっ!!」

「ま、その意気じゃ。さて、本題に入るとするかの。スキルについてじゃ。」

むむむのむ、とうとう来たかロドリゲッス!

「どんなにステータスが高くともスキルがないと応用・発展はできぬ。魔法などがここに当てはまる。多分お主なんか筋肉さえあれば不可能を可能に出来る、いやしてみせるっ!とかいうのであろう。」

「爺さん・・・俺という奴を9割以上は理解したようだなっ!付き合いが長いだけあるな。」

「いや、会ってまだ数十分しか経ってないけどねっ!分かりやすいのじゃよお主は。」

「・・・///」

「どこに照れる要素があったのじゃっ⁈すまない、やはりお主のこと全然分からないっ!」

「スキルとは要するに特殊技能だろ?プラミアム初回限定サービスでいくつかプリーズミーッ!!」

「スルーしたの⁈てか図々しいのう相変わらずっ!・・・ま、初めっから幾つか授けようとは思っていたところじゃ。」

「有難く頂きマンモス。」

「そうじゃの・・・儂から5つ、主の希望が5つでどうじゃ?」

「えっ?爺さんから5つの俺の希望が髪の毛の本数だけくれるって?」

「多すぎじゃろっ!それもう儂より多いわ・・・てか髪の毛ってそれ儂への当てつけかっ!」

「冗談だよ、・・・カミュー。」

「ューがいらないぞっ!全く話が全然進まんの。」

「合計で10個か、これからの俺の人生を左右するものだからそろそろ真剣にかんがえますか。ところで、爺さん5つのスキルは決めているのか?」

「もちろんじゃ。前の奴にもしっかり持たせたぞ。ま、多くはそのスキルのせいで己が最強だと油断していて殺られたがの。全く意外と馬鹿が多かったの。」

「そいつらはただ筋肉がなかっただけだろう。そう責めてやるなよ爺さん。」

「・・・ま、お主もそうならないように気をつけるのじゃぞ。」

爺さんは真剣な顔で告げてきたので俺も告げた。

「俺には目的が決まっているんだ。そう簡単にはやられないと思うが慢心しないよう生きていこう。安心しな爺さん。本当は死ぬはずの命、そう安安と散らせてたまるかよ。」

「うむ。なんかお主だと妙な安心感が湧くわい。儂が授けるのは『絶対鑑定』、『絶対隠蔽』、『宝物庫』、『創造魔法』、『無詠唱』じゃの。」


絶対鑑定 任意の対象のステータスが必ず見れて分かる。


絶対隠蔽 ステータスを任意の値に偽装することが出来る。


宝物庫 生きている生物以外の物を無限に収納出来る。取り出す時は対象を思い浮かべ取り出す。


創造魔法 任意の物を創造されることが可能。これは使い勝手が良いが創造する物によっては必要な魔力が変わってくる。己の魔力を超えた創造は死を齎す。


無詠唱 魔法・魔術において詠唱を省くことが可能。


「だいたいこんなところかの。儂からの餞別だと思って貰うがよい。そして、お主が望むスキルは何じゃ?」

「そうだな・・・魔法が使いたな。せっかく異世界行くんだからの。魔法の種類って何があるんだ?」

「そうじゃの、それを説明していなかったの。火、水、風、雷、土、光、闇魔法がある。光と闇は基本先天的だから現在持っている奴は少ないの。あとは、召喚魔術や種族固有能力などがある。」

「あいわかった。・・・ちょっと待って少し長考する。」

「少し長考ってなんじゃ?長いのか短いのかどっちなんじゃ・・・。」

ツッコミがあったが一先ずそれは置いといて、5つのスキルを考えよう。最強になるために必要なものは、やはり己の肉体の強化。筋肉にプラスαしないと生き抜くことはできないだろう。ならば身体強化系と雷魔法で強化しよう。後はスキルを自動的に増えるものないかな〜。これさえあれば成長が止まることはないだろう。あれ、俺天才じゃねぇ?知ってたけどねっ!

「ということで爺さんどうだい?どうせ俺のハートの声聞いてただろ?」

「・・・確かに聞いておったが、恐ろしい存在になりそうだの。いや、お主ならそんなスキルが無くともやり遂げそうだかの。よしっ、許可しようかの!では、スキルは『雷魔法』、『魔闘』、『スキル吸収・付与』で・・・あとどうしようかの?」

そうだな・・・他なんかいるか?これだけでも十分やっていけそうなんだがな。後は『プロテイン精製』とか『あの娘も俺に釘つけアイビーム』とかかな?

「なんてものを考えているのじゃっ⁈凄くしょうも無いスキルを考えているのではないっ!もう、神様びっくりじゃよ!」

え〜〜。けっこういけると思ったんだけどな。あっそうだ。

「爺さん、なんか武器くれよ。素手もいいが折角銃刀法違反もない事だし神の贈り物的な感じで武具くれ。」

「では、スキル2つと武器2つ交換でええな?」

「それでよろぴく、爺さんのセンスに任せるで。」

「任せとおきない。誕生日プレゼントにイナゴの佃煮贈るぐらいセンスが良いからの。相手も顔を赤くして照れておったわい。」

「いや、それ滅茶苦茶怒っているよね?普通に怒っているよねその人。誕生日に虫って・・・いや待てよ。高タンパクではないのかそれ。筋肉に嬉しいな、爺さんセンス超いいなっ!」

「うむうむ、初めて意見が合う奴と出会えたわい。武器は宝物庫に入れとくからの?そろそろ出発しようかの?」

「・・・そうだな。爺さん、ありがとな。俺この恩は死ぬまで忘れるかもしれないけど忘れないようにする。一度は死んだ身、二度は後悔したくないからな。全力で突っ走っていくわ。」

「そうじゃ。やって後悔した方がやらずに後悔するより何倍もましじゃ。・・・大切なものを見つけ、それを死ぬ気で守ってみせよ。築くのだろ・・・家族を。」

「っ!あぁっ!やったるで!おいどんやってやるべっ〜」

「・・・折角のいい雰囲気を壊しおって。だがそれでこそお前じゃ。夢を抱き、ただ前に進むのじゃ龍太郎。お前なら出来る。死んだらまた会おう。」

「おうよ、行ってくる。・・・今度はゆっくりと語ろうや。爺さん。」

そう言って目の前に黄金の扉が現れ、開いていく。心臓が期待と高揚感でドキドキワクワクムラムラだ。


「リュウ、いってきマ〜チョッ!!」


そうして扉に向かって行った・・・。









龍太郎の姿が見えなくなり、扉が閉じ消えるのを爺さんはずっと見ていた。

「・・・全く面白い奴やったわい。神である儂を爺さんと呼び、タメ口で自然と会話をする。しかし、不快に思わせないあの男の器。大きく、周りをどんどん包んでいく。なにより楽しかったの龍太郎との会話は。死んだら儂の後継者にでもしてやろうかの。」

儂もそんな事を考えるようになるとはのう・・・あ、そうじゃっ!龍太郎のステータスを完成させんとな。

「うむ、武器は・・・筋肉大好きだから近接用で火力重視のものとと速度を活かせるものじゃな。よし、片刃の大剣と少し長い刀にする。日本の男なら一度は憧れる代物じゃろ。さて、最後に種族じゃのう。人族は人気だったからの面白くないの〜。エルフって感じでは絶対にないの。ドワーフは魔力少ないから魔闘や雷魔法が必然的に弱くなるしの。それを考え龍太郎は・・・獣人より魔人て感じじゃの。てか、魔人族は龍太郎にぴったりかもしれぬの。でも、魔人族は嫌われておるからの・・・まっ、あやつならなんとか出来るじゃろう。展開的にもそっちの方が面白そうだしの。種は名前に因んで龍にしよう。具体的には・・・・・・・・黒龍?いやありきたりじゃのう。古代龍?トレンディーじゃないのう。あやつ雷魔法持っておったから雷龍?いや、雷龍は元から雷魔法が使えたからせっかくのスキルが勿体無いの。銀色なんて・・・いや、ここは金色なんてどうじゃ?いけるな、展開的にも熱くなりそうじゃっ!えっ?どんな展開じゃって?己で考えなさい。よし、決めだぞ龍太郎これがそなたの第二の人生においての姿じゃっ!気張るんだぞっ!



【名前】リュウ

【年齢】 0歳

【種族】 金色の龍(魔物)

【性別】 オス

【レベル 】 1

【体力】 100/100

【魔力】 B

【筋力】 A

【敏捷】 C

【精神】 S

【スキル】 絶対鑑定 絶対隠蔽 宝物庫(龍剣アグニス、龍刀-朧-)創造魔法Lv10 無詠唱 雷魔法Lv10 魔闘 スキル吸収・付与 固有能力(ブレス、飛行、龍血の契り)


雷魔法 魔力を雷撃に変え、操る魔法。魔法はレベルによって威力・性能が異なる。


魔闘 自身の魔力を身に纏い、身体能力を向上させる。魔力量は各々違うため上昇値が異なる。


スキル吸収・付与 任意の死んだ魔物のスキルを吸収する。同じものは吸収されない。しかし、スキルのレベルは加算される。また、任意のスキルを対象に付与することが可能。


飛行 両翼を使い飛行が可能。


ブレス 魔力を媒介に炎のブレスを口内で発生させ放てる。威力・規模は魔力量による。


龍血の契り 龍の血の元による魂の契約。龍の力をその身に宿し、生命力、身体能力や魔力が上昇する。上昇値は契りを交わす龍の能力値によって異なる。契約者は龍の寿命が尽きるまで死ぬことが出来ない。しかし、あくまで寿命が同じくなるだけで首を斬られたり心臓が破裂したりすれば死ぬ。

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