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小話

作者: 早川計


優しさというのは 難しいものである。

そもそも人は別個に生まれた生命体なので それも当たり前であろう。

だがな しかし。

不完全でさびしいものである。

真実は遠く はちゃめちゃな喧騒も楽しいのである。

暗いところ 二人で耳を澄ますのは ロマンチックな一幕である。

いっそのこと 全部閉じ込めて小説にしてやろうか。

けれども。

事実は小説よりも奇であるらしく 奇跡的であればいいなと私は思うのである。

大それたことではなく ささやかな空隙であればよい。

ゆっくりと入り込めるような ゼリーをねじ込めるような適当さである。


プロペラペラペラ。晴れである。夜明けは少々寒いのである。

遠くへ飛びたいなら 詩を使えばよかろう。鳥になるのは難しいかもしれぬが。


シー ユー アゲイン。君とはまた会えるであろう。


ところで。


運命なんて嘘っぱち。でもなく。

君も私も世界でただ一人 奇跡的に出会ったのである。


そう思うだろ、君。


恥ずかしいセリフである。

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