表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LIGHT/ライト  作者: LIGHT
5/6

貼り紙

    貼り紙

「なら部員集めか!よし部員募集の貼り紙を作ろう!」

 俺は、部室の中にある。紙を持ってきた。

「神河なんか書けよ」

「はい!湊さん」

神河は、どんどん書いていった。

「あの~できたのですが、何か物足りなくて」

「なら、お前が好きなものでも書けば」

「なんでもいいですか?」

「さーな、お前の演劇部部員募集の張り紙だろ」

「ならいいのがあります!」

鼻歌を言いながら、丸いキャラクターを全面に書いていった。

「なにそれ?」

「モチファミリーです!」

「あのずいぶん前に流行ったモチファミリー?」

「そうです♡まだ、私の中では、ブームです♡」

 神河が絵を描く時、幸せな顔だったので、見ている俺は癒されていた。

「よし、できた!」

 数十枚の貼り紙ができていた。

「それじゃ貼りに行くか」

学校全体に、貼った。

「明日が楽しみです」

「そうだな、もう帰るか」

「はい、一緒に帰りませんか?」

「別にいいけど」

俺は、隼人の事を忘れ神河と帰った。

「明日、誰か来るといいな」

「はい」

その後、あまり話さないまま神河の家の前まで来た。

 神河は、なぜかパン屋の前で止まった。ようく、見ると、神河パン屋と書いてあった。

「このパン屋は私の家です」

「へ~そうなんか」

「今度、暇な時来てくださいね」

「おう」

「さようなら今日は、ありがとうございました」

「さようなら」

俺は、居たくもない家に帰った。

 また、親父は酔い潰れ寝ていた。俺は無視をして自分の部屋へ行った。

コンビニで買ってきた弁当を買って、早く寝た。

「君は誰?」

目の前には、少女がいた。

「ごめんね、うまく作れなくて」

「え…」

自分の手を見るとガラクタでできていた。俺は、違う世界に居るようだ。起き上がろうとすると、まったく立てない。

「たてないの?じゃ立てる練習しよう」

 少女は、にこやかに言う。

俺はうなずいてみた。

「ならしようか、私の両手を握って」

 それから、だんだん歩けるようになっていった。また、息苦しくなり、目が覚めた。夢から覚めると、なんだかその夢が現実の様な感じだった。

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ