表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/18

    9 公爵とジョセフィーヌの捕縛

 魔法に覚醒したマリエールがジョセフィーヌとその父親の公爵の捕縛に王子と向かう。

     9  公爵とジョセフィーヌの捕縛



 王子は1000人の軍勢で出撃した。連絡がありマリエールの父親の公爵も1000人の軍勢を引きいてこちらに向かっているそうだ。これでどんな事態に成っても問題がない。公爵家についた。門番に

「王命により公爵に会いに来た。早々に開門せよ。」

門番はちょっとお待ち下さい。と言って中に消えた。マリエールは開けますね。と言って爆裂魔法で門をぶち破った。マリエールは王子を誘導する。途中、マリエールの父親の到着の連絡があった。マリエールは連絡の者に父親達は公爵家の周りを囲み逃げる者を捕縛して欲しいと告げた。半ば戦争状態だ。あちこちで戦闘が起きる。しかし、こちらは戦闘集団だが公爵家に戦闘可能なものは少ない。圧倒的だ。

 まず公爵を捕縛した。ぎぁぎぁうるさいので魔法で黙らせた。ジョセフィーヌは隠れていた。天井裏にいたので槍で天井を刺し出すとジョセフィーヌは降りてきて捕縛された。他の家族も同様に捕縛された。

 王子はマリエールの父親を労いに行った。マリエールは公爵家の資料と財産を回収するため100人ほど残して貰い手分けして財産や資料を収集した。金銭、宝石が大量にあった。衣類、食料も豊かだ。東の国に送るものを着服していたのだろう。資料や手紙も大量だ。根気良く調べる必要がある。食料の一部を除いて大体の物はアイテムボックスに入れた。

 王城に戻ると公爵家から回収したものを王子と一緒に配って回った。食料は厨房にお金は財務局に宝石は宝物殿にと言った工合に。入浴と着換えをして再度国王に謁見だ。丸3日目だ。

「マリエール本当にありがとう。公爵もジョセフィーヌも白状したよ。まだまだ資料を当たらなくてはならないし、派閥の他の連中の事もある。第2王子の責任を問うべきかという問題もある。一番大きいのは東の国の問題だ。場合によってはマリエールに頼る事になるかも知れない。その時はよろしく頼む。」

何か責任重大だな。

「何なりとお命じ下さい。」

マリエールの有能さは国王も王子も認めるところだ。しかし彼女の本分は学生だ。便利だからといって使い過ぎるのは問題だ。

「それから婚約の話しだ。子が成せるかどうかは結果の話しだ。そちは第1王妃になる器だ。心配なら第2王妃を早目に選べば良い。そなたと気が合うものを推薦してくれてもいい。」

要は王子をどう助けるかだ。

「私が王妃になることで王子のお力になるのでしたら喜んでなります。第2王妃に付いてはどなたでも良いです。」

これで家に帰れると思うと気が緩む。早速門の近くに転移した。帰宅の挨拶をして公爵に会う。金貨の入った大きい袋を3つ机の上に並べた。

「取り敢えずの報酬だそうです。一応私の貢献度も含むそうですので分け前を頂けるとありがたいです。袋も用意しました。それから第2王子派閥や東の国との関係で力を借りるかも知れない。全部済んだら改めて報酬を出そうだそうです。」

マリエールは小さめの袋を出した。怪訝そうな顔をしながら袋に金貨を入れてマリエールに渡した。公爵は

「大変だったと思うが、首尾はどうなった。」

マリエールは国王の言った事を公爵に伝えた。

「はっきり言って闇の中と言う事ですね。」

公爵は頷いた。

 国王も王子もマリエールの有能さを褒める。しかし

マリエールは学生だ。便利に使い過ぎてはいけない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ