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         8 誘拐

 シルビアが誘拐された。マリエールを殺害するためだ。魔法が覚醒してシルビアを救出した。

            8  誘拐



 ロッカーに手紙が挟まれて居たのに下校時に気付いた。手紙を開くとシルビアを誘拐したのでマリエール一人で迎えに来いと言うものだ。直ぐに王子に知らせようとしたが、声が止めた。一人で向かうべきだ。シルビアの命が危ない。

 御者に示された場所に向かわせた。途中からは一人で歩く。指定された場所に入る。10数名の男達がシルビアを囲む。一人の男が合図する。さっとマリエールを取り囲む位置に付く。

「我々あんたに潰された領の軍人さ。あんたに恨みが有ってね。ここで死んでくれたら。友達は解放するさ。」

その時テレパスが働いた。この連中は確かに奴隷の件で取り潰された領の軍人だがこの件はジョセフィーヌの公爵家の策略だ。第1王子にダメージを与え第2王子の国王にするつもりだ。シルビアも生きて返す気はない。

 突然攻撃魔法と防御魔法、アイテムボックスと回復魔法が手入った。

「そろそろこの世とおさらばする気になれたかな。」

男達はナイフ構えてマリエールに襲いかかった。マリエールは石粒で男達の大腿部を貫通した。マリエールはアイテムボックスの亜空間に収納した。亜空間は唯一生きたまま収納出来る空間である。最後に声かけて来た男がシルビアにナイフを突きつけて

「それ以上やるとこの娘が死ぬぞ。」

男の腕は肩口から切り落とされナイフを握ったまま地面に落ちた。男と腕を亜空間に収納した。

 マリエールはシルビアを抱いて馬車戻った。シルビアを馬車に乗せて、男爵家に連れて行く様に伝えた。マリエールは王子のところに行くので馬車は要らないと伝えた。メイドがしつこく馬車にお乗り下さいと言うので

「命令が聞けないなら殺すわよ。」

と言うと出発した。

 王子のところへ転移した。

「王子、シルビアを助けに行ってきました。」

手紙を見せた。

「危険な事をしてきたのか。」

マリエールは一部始終を王子に伝えた。ジョセフィーヌの公爵の手下を生きたまま16人収納していると伝える。取り調べ室で出した方がいいと話す。

 取り調べ室で16人を出した。事件の事、公爵からの指示など聞き出す様に指示して、王子とマリエールは国王陛下に謁見した。マリエールは手紙を見せ一部始終を国王に話した。

「ジョセフィーヌが第2王子の婚約者とは言えマリエールを殺そうとするとは公爵め。」

マリエールは

「その手紙の筆跡はジョセフィーヌのもので間違いありません。証言が取れ次第、公爵とジョセフィーヌは取らえるべきです。東の国とどんな関係なのかも気になります。」

王子はマリエールを見て

「マリエールお前一体---------。」

国王も不思議なものを見ている様に見える。

「今夕魔法に覚醒しました。使えない魔法は殆どありません。世界一の魔法使いだと思います。王子様と結婚しても子は成せないと思います。婚約破棄で構いません。ただ王子のために働きたいだけです。」

重い空気が流れた。急使が来た。

「罪人達が白状しました。マリエール令嬢の殺害の指示は公爵が出したそうです。」

国王は毅然と言った。

「公爵とジョセフィーヌを捕縛せよ。陣頭指揮は王子が取れ、抵抗するものは切り捨てよ。マリエールも行ってくれるな。マリエールの家にも連絡せよ。」

マリエールは頷いた。

 マリエールの変化に驚く国王と王子。マリエールはただ王子のために働きたいだけだと告げる。

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