11 東の国の軍勢との戦い
突然の東の国の侵攻。マリエールは東の辺境伯領に派遣される。東の辺境伯軍の指揮を取り攻撃を掛ける。
11 東の国の軍勢との戦い
まだ、戦端は開かれていない。マリエールは辺境伯に領城で会った。辺境伯に手紙を渡し状況を聞いた。
「5日前に国境を越え3日前に陣を作った。2日前に要求書が届き一週間以内に返事する様に言われている。国王から国軍を派遣するから持ち堪えよと命令が有った。きみは凄い魔法使いだから頼ると良いとも書いてある。」
辺境伯は不安げにマリエールを見る。
「後5日ありますね。国軍は10日で来る筈ですから5日持ち堪えれば良いだけです。私は万能魔術師ですから、上空から見た感じの10
万程の軍勢なら一人でも倒せます。東の国は50万の軍勢を送れるそうですから橋を落とすことから始めるべきですね。同時に兵糧を奪う。出撃した敵を討つ。背後を絶ち正面の敵を討てば国軍が来るまでに粗方片付けられます。辺境伯軍には私が討ち漏らした兵を討って頂きます。多分僅かな兵だと思います。辺境伯軍の実力を見せましょう。」
辺境伯と陣地に行った。幹部を集め辺境伯に話しあった事また述べた。マリエールの紹介は一応あったが、外見から侮る者が多く聞く耳持たんと席を立つ者もいた。席を立った4人に魔法を放ち亜空間に収納した。
「反逆罪だ。辺境伯軍が反逆の徒とすれば全員処刑するしか無いな。そうだろ、辺境伯。」
収納を見てマリエールに襲いかかろうとする者も席を立とうする者もいない。辺境伯は
「待って欲しい。我々はきみの案に従う。処刑する必要はない。きみの言う通りきみが討ち漏らした敵を始末するさ。みんなそうだろ。」
全員が頷く。亜空間から4人を出した。
「まだ不満があるなら、今度は本当に殺すから。」
4人は恭順の姿勢を取った。
早速作戦を始めた。荷駄隊を襲い。荷を収納して国境の川の全ての橋を落し、辺境伯軍の前面に人員を配置するためアンドロイドを作った。命令を出すため情報を共有した。
始め何が起こったのか東の国の軍勢には理解出来なかった。しかし食料や資材が奪われ、国境の橋が落とされた事を知り前進するしかない事を理解した。荷駄を奪い橋を落して東の国の軍勢を背後から襲う軍勢は恐ろしく強い。
前進するしかない。前方は辺境伯軍だ。恐れるに足りぬ。上空から東の国の軍勢を狙う敵兵がいる。かなり被害が出るが辺境伯軍に襲いかかる。
約束が違うと辺境伯は思った。マリエールが討ち漏らした兵だけ討ちとる筈だ。上空から敵兵は討っている。しかし殆どの兵が辺境伯軍に向かってくる。この国の兵は弱兵の上に辺境伯軍は数でも劣る。次々と死者が出る。全滅だと思った時救援が現れた。敵兵を分断して我々を救援してくれた。マリエール達だ。敵兵二つ分断されそれぞれに距離を取った。辺境伯軍も陣を下げ新たに陣を作った。東の国の軍は以前作った陣に戻り体勢を整えた。東の国の軍勢は近隣の街や村を襲い食料を強奪して飢えを凌いでいた。軍勢は5万殆どまで減っただろう。
辺境伯軍は1万人だ。幹部も殆ど死亡した。辺境伯は何時も安全なところにいたので生き残っている。マリエールのアンドロイドは東の国軍の兵隊が逃げ出さない様に見張っている。時々攻めて来る連中を殲滅している。
国軍、公爵軍が到着した。王子、公爵、辺境伯、マリエール会議だ。マリエールが戦況を説明する。辺境伯は魔法で口を塞いだ。国軍、公爵軍は総勢20万人だ。作戦をマリエールが告げる。明日の早朝5時に出立して火矢で仕掛けます。私のアンドロイドも火魔法を使います。混乱した敵を待ち伏せ叩きます。火矢の準備がされた。殆どはマリエールが提供した物だ。マリエールは王子との再会を喜んだ。
「マリエールは良く頑張ってくれたのだね。」
王子が労いの声をかけてくれる。
「王子様のためですもの。何でも出来ますわ。」
マリエールは微笑んだ。
国軍、公爵軍が到着した。マリエールは火矢の攻撃を提唱した。




