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海底遺跡と森林限界  作者: 徒花案山子
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そして幕が落ちる

残酷なまでに優しい声援が

私を奈落の底へ走らせる

別に立ち止まってもいいのだけど

別に引き返してもいいのだけど

私がそれを許さない


尊いものと尊いものを守るためには

自分を犠牲にするしかない

けれども犠牲にしたところで

二つは守れない


宣戦布告に焦ったところで

宣戦布告に身構えたところで

宣戦布告に嘆いたところで

既に結果は見えている


祈ることは正しかった

祈ったことも正しかった

ただ一つ間違ったのが

祈る相手だったというだけだ


先導者を先導者たらしめる

その見識は浅く脆く

喜びに目を曇らせては

綻びに気付かぬまま遥か彼方


ただ一つ、それだけを守りたいが為

地獄の業火に身を捧ぐ

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