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海底遺跡と森林限界  作者: 徒花案山子
44/124

)良かれと思ってやったのよ

「僕は君に何か恨まれるようなことをしただろうか」

「まさか」

「それなら何故こんなことをするんだ」

「貴方は最近心から喜んだかしら?貴方が一番喜びを感じた時っていつかしら」

「いきなり何の話を」

「だって人間というものは喜ばせるのは難しいし、嬉しさなんてすぐに薄れてしまうわ」

「そんな話は今関係ないだろう」

「いいえ、大いに関係あるの。日常的に些細な喜びはたくさんあるけれど、あったことすら忘れてしまうわ。大抵は意識すらしないでしょうね。でも、嫌なことはどうかしら」

「まさか」

「どんな些細な事でも覚えているでしょう?思い出すでしょう?積み重なれば忘れることも出来ないでしょう?」

「君は、狂っている」

「何故?私はこんなにも貴方が大好きなのに。愛しているのに。貴方に愛されなくてもいいの。ただ、貴方が私のことを忘れずにいてくれれば貴方がどんなに幸せでもいいの」


(私にとって

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