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海底遺跡と森林限界  作者: 徒花案山子
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無人の観客席

「この目に見える物が全てであり、真実である

諸君、幽霊は錯覚であり、所詮は脳内の電気信号でしかない

知覚されない存在は言葉通り存在していない

諸君、愛とは幽霊だ

優しさが愛だと言う輩は劣性遺伝子だ

口づけが愛の証なら見ず知らずの人間に口づけして愛を得られなければならない

恋人と同じ仕草、同じ言動、同じ嗜好を持っている隣人を君は愛せるか

もし出来ない、再現できないというのであれば愛は存在しないという証だ

再現性が科学の真髄なのだ

結局は自分に利益があるかどうかで関係を持つか否かを決めるのだ

それが利己的主義以外の何と言うのか

諸君、私は君たちの一切に期待をしない

可能性は未知なるものであり、目に見えないものである

目に見える状態の物は可能性とは言わない

未知なるものに期待するということは幽霊に保証人を頼むようなものだ

安心したまえ、私が期待しないということは幻滅もしないということだ

私の目に見える君たちが全てであり、真実なのだから」

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