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海底遺跡と森林限界  作者: 徒花案山子
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ピエロは泣いていない

これは昔々の、でも最近の話。

この町にはピエロがいた。派手な衣装に身を包んで、青空の下。

そのピエロは町で一番の人気者で、いつも笑い声が町中を駆け巡る。

町の人は決して裕福ではなかったが、不幸ではなかった。

どんなに辛いことがあっても、ピエロが励ましてくれたから。

老人も子供も男も女も、みんなピエロが大好きだった。


ある日、町にサーカスがやってきた。

決して大きくはなかったが、それでも初めて見る光景に町の人たちの目は釘づけになった。

チンパンジーがジャグリングをし、ライオンが火の輪をくぐる。

一輪車が細いロープを渡り、空中でブランコは大きく揺れる。

今までなかった手に汗握る展開に町の人は皆虜になった。

サーカスが去っても町の人たちの話題はサーカスのことばかり。

町の人たちはピエロを忘れはしなかったが、時折酒の肴になる程度だった。

そのうちピエロはただの青年に戻った。

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