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独裁的懺悔
みんなみんな、思い知れ
僕を傷付けた事を後悔して、懺悔して、それらが報われない事に更に心を痛めて、いつ終わるのか、いつ死ぬのかに恐怖して、こうなった原因が自分にあるのだと痛感して、そして僕が全てを赦した時がようやく訪れた永遠の眠り
一度堕ちてしまえば、這い上がる事は赦されない
そうだ、命知らずはそうやって罵っていればいい
獲物が増えるのはいい事だ
現実をつきつけられた時に深く悔いればいい
その時には何もかもが手遅れだけど
僕は君達の声がいっさい届かない所で幸福に包まれている
そして、僕は結局誰一人として愛せないまま、愛されないまま、嫌味ったらしく綺麗な世界に生きていく