誰かやその作品にすぐ「パクリだ」「盗作だ」と言いたがる方へ
こちらをご覧下さりありがとうございます。
私は「パクった」と主張する人を盲信した(あるいはそのフリをした)人達より非常に長い間、付きまとわれました。
いろいろあちこちで書かれましたが、彼らの言い分は「似たような内容やアイデアを考えた人は先に同じような内容やアイデアを考えた人を尊重してそれらを取り下げろ」というものです。
この思想に染まった人達が、ある人物Kの言いがかりを旗印にして様々な『料金』を請求してきました。
最初に言いがかりをつけてきたKは『自分の魂を削るような思いをして必死に考えたアイデアをパクられた』『アイデアにも著作権はある』とご自分のHPで断言しました。
その上で『出来る限り多くの人に知ってほしい』『私のような小娘から見ても常識知らずで無礼なこいつはこれ以上世界に存在していてほしくない』とあちこちのサイトで自分の発言を拡散し、私が罪人であるかのように言いふらしました。
ただその内容は『「相手にプレゼントを贈る」という渾身のアイデアをパクられた』というものでした。
私はKの作品を見たことはありませんので、何を言われているのかわかりませんでした。
私から言わせてもらえれば、それはおそらくそのKよりもかなり前から多くの人々がやっていることですので、別にKのオリジナルでもありません。
そしてここが重要ですが、調べた限りでは「アイデア」は著作権ではありません。
それをKに説明したのですが、Kは聞く耳をもちませんでした。
Kは『パクられた』とご自分のHPや繋がりのあるサイトで喚き続け、そのうちKの話を鵜呑みにした人も出始めました。
ここまでなら『Kって痛い奴だな』と内心思いながら遠ざかれば済む話でした。
ところがあるサイトにKの言い分が書き込まれた時、そのサイトの管理人TはKの書き込みを『不快だ』と削除したのですが、TはKでなく何故か私に謝罪請求をしてきました。
Tの言い分はこうでした。
『Kは自分にとって大切な人物だから、Kにこんな物言いをさせたお前が赦せない。許してほしければ書き込んだ奴を特定して自分のところへお前と一緒に謝罪させるようにしろ。そしてお前も謝罪しろ』
Tの話によりますと、Tのサイトに書き込まれたKの言い分は別の誰かがやったものらしいです。
ですがTの言い分はわけがわかりません。
さらにどうやったのかわかりませんが、私のところにKの話を鵜呑みにしたHやW、Sを名乗る者達から頻繁に電話がかかるようになりました。
その人達の言い分はこうです。
『K様の大切なアイデアをパクったお前は許せない。Tのサイトで謝罪してほしければ●●●●●●●へ使用料を支払え』
なんでもKがアイデアをさる団体に保護してもらえるよう登録したから、Kの心を侵害した私はその団体とKに登録したアイデアの使用料を払わなければならないという主張でした。
ちなみにこの団体ですが、著作権絡みの架空請求でよく騙られる名称です。
本物の団体は、「あなたのアイデアを知的所有権として登録すれば、あなたのアイデアは永久に守られる」という特徴がありましたが、現在までに別件での登録商法が詐欺と認定され、敗訴が続いており、活動を停止しています。
そしてそこまで私に言いがかりをつけるからには、さぞ立派な証拠があるのだろうと思い、何度かK達に問いただしたことがあるのですが、K達の回答はおおよそ以下のような内容でした。
『Kがパクリだと言った。それが証拠だ』
はい、なろう小説――特に婚約破棄のお話などでは、最初に言いがかりをつけてきた男衆がよく口にする内容でしたよ。
あれはフィクションの世界でのみ通じるお話かと思っていましたが、現実世界でもそんな根拠に乏しい内容を鵜呑みにする人達って実在するみたいです。
あまりにしつこいのでKに『あなたの信者を名乗る人達に付き纏われている』とメールで事情を説明し、自分はパクった(盗作した)ことはないと否定しました。
その上でただちに私がパクったという主張を止めて、自称信者Hたちと無関係であるなら、その旨を自身のサイトで説明するようKに訴えました。
ところがKは訴えを黙殺し、何も対応しませんでした。
Tにも言いましたが、やはり無視されました。
その間にもH達の行動はエスカレートし、あちこちのサイトに『●●は犯罪者だ』『パクリ●●がいるこの街は危ない』などの文言を書き込みはじめました。
ここまでくると無視できない事態ですので弁護士など相談できるところに相談し、助言などを受けた上で、電凸攻撃をし続けていたHに『今あなたたちのやっている事は犯罪行為になりますよ』と警告し、金を払うつもりはないこと、これ以上続ければ警察沙汰になるので止めるよう訴えました。
Hたちは拒否しました。その言い分はこうです。
『私達の行動は偉大なK様の精神の防御であり全てK様の望まれる行動です。K様は清く正しくしっかりした考えの持ち主です。K様が間違った事を言う筈がありません。魂の覚醒なくして人に指図する資格などないのです』
Hたちとは会話が成立しなかったので、後日しかるべきところで対応させていただきました。
この手の対応ですが、あまりにも相手がしつこければ生活安全課よりも刑事課に相談したほうが手堅いです。
私でなくしかるべきところの方々が、自称信者Hたちに私のほうで確保していた証拠付きで説明したところ、『Kに騙された』『Tの口車に乗ってしまった』と言い訳して最後まで『自分達はただKやTの命令に従っただけ』『私達は悪くない。Kに騙されただけだ』という主張を変えませんでした。
このあたりもなろう小説で誰かを貶めたり、追放した側(特に男衆)が最後の悪あがきでよく口走る内容に近いですが、小説の世界だけの話ではなく、現実の社会でも同じ真似をする人達がいることが驚きでした。
すぐに『パクリだ』『盗作だ』と根拠に乏しい状態から言いたがる方々へ申し上げます。
こんな自称信者たちの神輿になりたいですか?
自称信者たちが不特定多数の相手のサイトに「アイデアパクリの●●(私の名前)バカ」だの「ピーエーケーユーアールアイ」だの「パッパッパパッパッパッパッパパパパッパッパッパパッパ、パクリー!」などと意味不明な書き込みをして、それらすべてを『あなたがパクリ(盗作)といったからやった』と言われたいですか?
『あなたのためです』と称して自称信者たちが行った犯罪行為の根拠として、あなたの『パクった』『盗作した』という発言を扱われたいですか?
その結果、『あなた』が自称信者達の行った犯罪行為の首謀者にされたいですか?
彼・彼女らの言い分通りですと、あなたの『パクった』『盗作だ』という言い分も誰かのパクリであり盗作です。
なぜならその『パクリ』『盗作』という単語自体、既に以前から誰かが使用しているからです。
貴方がその発言をしたいのでしたら、出来る限りその『パクリ』『盗作』という言葉を使った以前の人達に向けK達が求めているように『あなたの真似事になってしまうかもしれませんが、どうか私が「パクリだ」「盗作だ」という発言を使うことをお許しください』と許可をとらなければいけません。
それが私のことを『パクリだ』『盗作だ』と喚くK達の思想ですから、その思想に従えば例えば『おはよう』『こんにちは』も既に使用した人がかなり前からいるので使うには最初に使用した人の許可がいるか、使えないということになります。
あなたの『パクリだ』『盗作だ』という主張は、そういう危険も生じる可能性がございます。
『パクリだ』『盗作だ』という言いがかりは、巡り巡って他の方の著作権を侵害する危険性を帯びています。
それでは本末転倒です。
あなたの『パクリだ』『盗作だ』という発言は、その結果生じる全ての責任を背負うと覚悟できるものですか?
重要なのは、あなたがそういった想像ができるかどうかです。
私に言いがかりをつけてきたK達は、そういった想像が一切できない人です。
あなたの不用意な『パクリだ』『盗作した』は、最悪の場合『あなた』がKのような人達が行う犯罪の片棒を担がされる羽目にもなりかねません。
どうしても発言したい場合は、そういう事態にもなりうると想定した上でよくお考えの上で、かつご自分の言動に責任を持てる場合に限り行って下さるようお願いいたします。
Kのように逃げたり、Tや自称信者Hたちのように意味不明なことを要求したりしないよう、発言にはご用心下されば幸いに存じます。
ここまでご覧下さりありがとうございました。
言いがかりをつけてくる方々がしつこければ、どこかに相談されることをお勧めします。