表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/48

別記

※男性向けのシーン。

 ……作者の欲望がマイルドに暴走しています爆。綺麗なお話で済ませたい方は絶対に読まないで下さい。了承出来る方のみ、下へさげて本文をどうぞ。尚キャラの名が伏せられていますが、それは「飛ばし読み対策」となります。


































 ⎯⎯宿の部屋で朝を迎えた俺は、床にうつ伏せていた体を起こし、壁に寄り掛かる。そして顔を手で隠すと、指の隙間から覗いて、脳内の整理を始めた⎯⎯。



 その夜、俺が書き物をしていると、部屋の扉がノックがされる。あの時の会話は、きっと社交辞令的な物だろうと特に期待はしていなかったので、不思議に思いながらその扉を開けた。すると。



「「「「ふふふふ…………」」」」



 ……『増えて』いた……何故か……。四人が、互いの腕を抱き合い、部屋の前に、居た……。


「こんばんは~。あーあ……これは大スキャンダルねぇ~……『伝説の冒険記者』さん?」

 そう言いながらもどこか、確信犯的な笑顔を浮かべる亜麻の髪をした少女は、「伝書鳥で伝えたらね~……」と付け加えると⎯⎯。


「……つまり、そう言うことだ。私らの機嫌を損ねんほうが身のためだぞ? ()()に関わる魔法で、君を破滅させることも容易い、ということだ」

 ⎯⎯薄緑髪の可憐な少女⎯⎯女性だが⎯⎯は、柔らかい表情でさらりと恐ろしい事を口にする。


「大丈夫ですよ? お疲れになっても、回復魔法で癒して差し上げますから」

 続いて桃髪の少女は、無垢な笑顔のまま、着眼点のおかしい言葉を言い放つ。何故に彼女が⎯⎯。


「⎯⎯ギルドにお戻りした所へお伝えすると、御一緒なさると仰って……」

 と、前置いてきたのは。

「それでは、お覚悟の方……よろしかったでしょうか?」


 微笑んで俺の逃げ道を塞ぐ、思い人だった……。そして。




 ……このあと俺達は、無茶苦茶貪った……。




 ⎯⎯今、ベッドの上では四人が折り重なるように眠っている。部屋は『遮熱』の魔法が働き、すごしやすい適温に保たれ、ベッドが壊れないのは魔⎯⎯いや、彼女達が軽いのだろう……。更に極めつけなのは、床の上には……である。

 


 時間帯もあり、これ以上その光景を眺めていると、反応しそうになるので⎯⎯。


 俺は頭を振って立ち上がり、彼女達を起こさないように手早く着替えて、書き置きを残そうと机に向かう。するとそこには⎯⎯。


“いってらっしゃい„


 ⎯⎯と先に書かれていて、ふっと顔を崩されそうになる。


 俺はそれに⎯⎯“いってきます„⎯⎯と返し、その部屋を、後にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ