じゃあ、実際に Internet Explorer でどの位、自分の創作活動に影響があるの?
ちょっと気になりますよね。実際、私の勤めている会社では Internet Explorer ブラウザを推奨しています。なのに今まで、私は pixiv や note が正しく表示されないことに気がつきませんでしたから。……まあ、家では違うブラウザを使っているし、当たり前ではあるのですが。
少し気になったので、Windows10 に搭載された Internet Explorer で、私が投稿している様々なサイトにアクセスしてみました。
まず、pixiv や Twitter は、Internet Explorer だと上部に警告メッセージが出てくるようになっていました。もっとも、今のところはそれ以外に支障が無いようにも見えますが。
それが note だと、軽くレイアウトが崩れ、前項にも書きましたが、本文中の画像が表示されなくなってまして。
一番酷いのが g.o.a.t というサイトで、ここは画像が表示されない上に文章もまともに読むことができなくなっていました。と言ってもまあ、ここは画像が表示されなくなった時点で利用価値が全くないのですが(あくまで個人的な見解です)。……ちょっと酷いことを言った気がします。忘れてください。
上記に比べると、小説投稿サイトはどこも元気に Internet Explorer が使えているように見えます。ここ「小説家になろう」はもちろん、たまに読みに行く「カクヨム」や「アルファポリス」、あと小説投稿サイトに入れて良いのか微妙ですが、小説を解析してくれるサービスを売りにしている「ツギクル」なんてサイトも、目立った支障はありませんでした。
これは勝手な推測なのですが。note や g.o.a.t は比較的新しいサイトで、web上でクリエイティブに活躍している人をターゲットにしている。で、そういった人たちにはどこか「新しいこと」を取り入れようと模索しているというイメージがある。
だから、そういった人たちの受け皿になろうとなるサイトは、「互換性」よりも「新しいこと」を重視していて、Internet Explorer のサポートも打ち切りやすかったのかななんて、そんな気がしています。
実際、pixiv なんかはたまに変な機能がありますからね。スタックフィードとか。あれ、新しい何かに手を出した残骸ですよね。
最近だと(と言っても二年も前ですが)Mastodon いうSNSにも手を出して、Pawoo なんていう(Mastodon としては)世界最大規模のインスタンスを運営するに至っていますし。
……そういえば、この Mastodon も Internet Explorer に非対応ですね。うん、pixiv は新しもの好きなチャレンジャーで間違いなさそうです。
――まあ、単純に人手や経費の問題でもあるのでしょうが。
私の持つ「クリエイター」のイメージはそんな感じですが。これが「作家」になると、プロアマ問わず、あまりパソコンに詳しくないような人たちが多くいるという印象に早変わりしまして。機械オンチというかパソコンオンチというか、そんな方が結構いるのかなと。
で、そういった方はあまり環境を変えたがらないのかなと。だからきっと、今でも頑なに Internet Explorer を使っているような人も多くいて。サイト側もそのことを意識していて、なかなか Internet Explorer を切れないのかなと、そんなことを思う訳です。
だって、ノベルアッププラスなんて、マイクロソフトが声明を発表した後に公開されたサイトですよ? それなのにしっかりと Internet Explorer に対応してますからね。これ、知っててやってますよね。
まあでも、Twitter や pixiv といった大手サイトでも、Internet Explorer で警告を出し始めている。これ、今は正しく表示されてても、いずれは切るつもりでいて、警告はその準備かな、なんて思う訳です。
――そりゃそうです。この先 Internet Explorer しか使えない環境の人なんて、ほとんどいなくなる筈ですから。