表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
変態鬼畜教師の誰もが絶叫するような調教教育  作者: Kagari
変態教師、あらわる
3/23

鬼畜教師vs耐えられなくなった生徒たち

今回はサディに反抗する生徒が出てきます。

 四時間目の授業は校庭で行われる事になった。体操服に着替え校庭に立った生徒たちに、サディは開口一番、


「お前ら、体操服似合わねー」


(いいからさっさと始めろこの駄教師!!)


 と生徒たちが叫びたくなるような暴言を吐いた。


「えーと、じゃあまず身体をほぐす所から始めるか。今から課題を出すからそれをやれ。まあお前ら程度の身体能力なら15分もあれば充分だろ」


 サディがまたもや喧嘩を売るような発言をしたとき、男子生徒が三人、へらへらと笑いながら立ち上がった。


「先生~。僕たち三人とも身体能力に自信があるんですよ。もし僕たちがその課題を10分以内にクリアしたら、どうするんですか?」


 生徒の問いに、サディは考えこむような仕草をし、男子生徒たちに聞いた。


「お前ら、俺が言う課題を10分以内にクリアできる自信があるんだな?」


「ええ、自信がありますね」


 男子生徒は余裕綽々と言った顔で答えた。

 それは、「いくらこの男が鬼畜だろうと、たかが身体をほぐす運動で自分たちの体力が0になることはないだろう」という余裕から来る物だ。


「よし分かった。じゃあもしお前らが俺の言う課題を10分以内にクリアできたら、今日一日お前らの言う事を何でも聞いてやる」


 その言葉に、男子生徒だけではなく、生徒全員の目が輝いた。


「それ、本当ですか⁉」「まともな授業、してもらえるんだ!」「よし、頑張れ体力自慢の三人衆!」


 生徒たちの声援に手を振って答えながら、体力自慢の三人はサディの前に立った。


「さあ先生、課題をお願いしますよ」


「先生も男なんですから、俺たちが勝った時、ちゃんと約束守って下さいよ」


「先生、早く課題をどうぞ!」












「じゃあまず、校庭1000周で」








「は?」


 生徒たちの声が重なる。


「ただし、残り500周になったらウサギ跳びに変更だ。で、それが終わったら腕立て伏せ300回、腹筋300回、でその後校庭100周して終わりだ」


 ポカンとした顔の生徒たちに無慈悲な補足をすると、サディはニヤリと笑った。


「じゃあ始めるぞ。5,4,3,2,1,スタート」


「ちょ、ちょっと待って下さい!」 


「待ちませーん。あ、ちなみにこの課題を一人でもクリア出来ないと今日の宿題2倍な」


「ええええええええええ!!」


「俺に条件付きの勝負を挑んだんだから、当たり前だろ?はい後9分59秒。ほらほら、早く始めないと~~」


「ひ、卑怯だぞ!」


 サディに勝負を挑んだ男子生徒の一人が、サディに向かって叫ぶ。だがサディは平然とした顔で言う。


「おいおい、俺の課題をクリアできるって言ったのは他ならぬお前らだぞ?それを取り消すっていうのか?男らしくねえなあ。あ、これから誰かが無駄口叩く度に30分短縮な。逆らった奴はそいつの単位を全て落とす」


「ち、ちっくしょおおおおお!」


 先ほどまでの余裕はどこに消えたのか。サディに喧嘩を売った男子生徒たちは決死の形相で走り出した。その後を他の生徒たちが同じく決死の形相で追う。それを見て、サディは腹を抱えて大爆笑した。


「はははははははは!!何だよあの顔!はははははは!やべえ、涙出てきた!あはははははは!」


「先生、ちょっと生徒に対してひどくないですか?」


 不意に隣から声を掛けられ、サディは横を向いた。するとそこには、フードが付いた服を着た少女が座っていた。


「誰だ、お前?」


「アーチャ=ミリタリー。このクラスの生徒です、先生。とある事情で体育の授業を休ませてもらっています」


「そうか。まあいいや。で、なんだお前、俺の授業に文句があるのか?」


「ええ。あれでは生徒たちが可哀想です。やめてあげてください」


「そうか?楽しそうに見えるが?」


「そう見えているのは先生だけです」


 アーチャは敵意を持った目でサディを見た。サディの唇がつり上がる。


「面白いな、お前」

 書いていて評価など何もないと結構心が折れるので、良ければブックマーク登録でもいいのでお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ