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転生
気がつくと真っ暗であった。とりあえず起き上がると、体を確認してみる。
人間っぽい。モンスターじゃないのか?
真っ暗なのに見えてるあたり、人間ではないのかも。
あたりを見回してみると、椅子と机、棺桶、椅子の上には服のセットがある。
棺桶??
とりあえず服を着る。
なんだか、中世の貴族が着るような服だ。しかもマントまである。
棺桶を開けてみる。一冊の本と、一本の細く長い剣が入っていた。
さて、どうしたものか。
とりあえずドアが有ったので、部屋から出ることにした。
廊下を歩いて隣の部屋に入ってみる。
何も無かった。
隣の部屋も。その隣も。
階段が有った。登ってみる。とある部屋続いていた。そこに大きな鏡があった。
月明かりが、窓から差していた。
「うん、吸血鬼だなこりゃ。」