プロローグ
二作品目です。1作目も連載中
ある朝、俺は死んだ。横断歩道歩いてたら、居眠りのトラックが、突っ込んで来たらしい。なぜ知ってるかというと、死んだ後も、肉体の側に魂として居たからだ。
葬式の日は、ある意味嬉しかったな。
懐かしい顔が、いっぱい来てくれた。
会社の同僚は勿論。昔の彼女まで。
心残りは妻と娘だが、保険金で、なんとか暮らせるだろう。
俺の分まで幸せになって欲しい。
初七日が終わったあと、気がつくと、真っ白な空間に居た。ここがあの世か?
とりあえず寝っ転がって、色々思い出してたら涙がでた。
「はーい、お待たせ〜」
誰かが、馬鹿丸出しで声をかけて来た。
声の方を向くと、白いドレスの女。
見た目はかなり美人。年齢は、25くらいか?
「誰?」
俺は聞いてみた。
「転生の女神ですよ〜」
ん?転生?
「もう生まれ変わるの?こういうのって、49日過ぎてから、天国で暮らして、その後じゃないの?」
そう聞くと
「普通はそうなんですけど、地球は、今、魂いっぱいなので、別の世界に転生して貰うことになりました。つきましては、生まれ変わる種族について、ご説明しようかと。いまなら多少選べますよ〜」
女神とやらが、何かほざいてる。
「えっと、よくわからんが、とりあえず選べば良いのか?」
「はい、とりあえず知能が有るか無いか、選んで下さい。」
「勿論有るほうで。」
「では、次に人型か、モンスター型か、獣型かを、選んで下さい。」
「えっと、モンスター?」
「はいモンスターですね!」
「いや待て、今のは質問だ!」
「あ、もう無理です、登録しちゃいました。」
「テメェこら!このクソ女神!なにしてくれとんじゃ!」
「だって、もう訂正効かないし、仕方ない。強いか弱いか、選ばせてあげます。」
「そりゃ強い方に決まってるだろ!」
「はい強い方にですね。あとはランダムで、その世界に行った時に決まりますので、では、行ってらっしゃーい!!」
「え?もう、こら、もう少し説明しろよ〜」
そう言った瞬間、光に包まれた。
読んでくれてありがとう。