大好きな君
短い話なので、楽しんで読んでいただければ嬉しいです!
私は、あの日恋をした。
なぜか。わからない。
私は、部活の先輩に恋をした。
突然のことだった。
さぁ〜っと風が吹き、カーテンが舞い上がった。
ふと外を見ると、桜の木の下で桜の花びらとともに、陽に当たり輝いている先輩がいた。
その瞬間、あぁ、綺麗だなと思った。
男の人だけど、特にかっこいいわけでもないけれど、私は、綺麗だと思ったし、この人のこと、私好きなんだと思ってしまった。
その先輩とは、同じ部活で、ほぼ毎日顔を合わせていた。
だからその先輩の性格も大体知っていたし、
どんな人なのかもわかっていた。
それらを知った上で、好きになった。
一目惚れ。
ともいうかもしれないけど、
そうじゃない。
きっと、本当はもっとずっと前から好きだった。
それに、あの時私は気づいたんだ。
それから、私は普通に過ごしている。
先輩とほぼ毎日のように顔をあわせ、
挨拶をし、
言葉を交わし、
部活を過ごしている。
でも、嫌いになったとか、
好きじゃなくなったとかじゃない。
本当は、叫びたくなるほど好き。
大好き。
好きです。
だけど、私にはそうすることしかできない。
告白なんて、到底無理。
先輩だから、大丈夫。って、思うけれど、
告白なんてして、気まずくなるなんて嫌だ。
私はずるい。
今の関係のままも嫌だし、
この関係が壊れるのも嫌。
ようは、自分が傷つきたくないだけ。
でも、何て言われようと、
私には、これ以外の方法が思いつかない。
気づいてほしいとは言わない。
だから、いつかこの気持ちを先輩に伝えようと思う。
そう、いつか。
私がもう少し大人になれた時。
その時まで、待っていてください。
楽しんで読んでいただけたでしょうか?




