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collarsora  作者: ソラ
6/7

第六話 レモンsora

大樹

「ただいま! 兄ちゃん! あれ? お客さん??」


「大樹おかえり」


カノン

「おじゃましてます」


大樹

「あっ、いえいえ ごゆっくりしてってください」


カノン

「ありがとう」


「五十嵐、こいつ俺の弟」


大樹

「いつも兄がお世話になってます 兄の弟の、糸川 大樹です!

 ちなみに中1で、兄ちゃんと一緒で野球大好きです!!

 これから、よろしくおねがいします!」


カノン

「ご丁寧にありがとう! 私の名前は、五十嵐 カノン☆ 輝と同じクラスで

 輝の・・・」


   ドキッ  って何ドキドキしてんだよ俺!


カノン

「輝の・・・彼女・・・です・・・

 あと、スポーツはほとんどできるよ☆ ちなみに、部活はテニス部に入ってるよ!

 こちらこそよろしくね! 大樹君」


大樹

「俺のことは、大樹でいいよ  カノン先輩」


カノン

「ありがとう 大樹」


   ドキッ あれ? ドキってどうしたんだ俺ー!


大樹

「お、おう!」


「自己紹介も終わったし・・・ 大樹ちょっとリビング行ってろ」


大樹

「おう!」


   ガチャッ


「ごめんな 急に大樹が帰ってきたから・・・びっくりしただろ?」


カノン

「うん・・・結構びっくりしたけど・・・輝と大樹似てるね さすが、兄弟」


「まあな・・・俺ちょっと、大樹見てくるわ」


カノン

「じゃあここで待ってるね」


「ああ」


カノン

「輝・・・一つだけ聞いていい?」


「なんだよ」


カノン

「あの・・・ 大樹に私が彼女って、言ってもよかったのかな?・・・」


「何言ってんだよ! 当たり前だろ」


カノン

「よかった!」


『俺は、嬉しかったぜ』


カノン

「なんか言った?」


「いや、別に・・・」


カノン

「そっか じゃあ待ってるね」


「おう すぐ、戻ってくるから(笑)」


   ガチャッ   パタンッ


   さてと ふぁー、なんか眠たくなってきた・・・

   輝が、戻ってくるまで寝てようか・・・な・・・

   Z Z Z・・・


   -そのころの輝と大樹-


大樹

「そんで・・・」


「何が?」


大樹

「あの可愛い人彼女なんだ?・・・」


「まあな・・・」


大樹

「いつの間に彼女なんてできたんだよ・・・」


「今日・・・」


大樹

「そうなんだ・・・」


「ああ・・・」


大樹

「兄ちゃん・・・」


「なんだよ?」


大樹

「俺、さっき先輩に名前呼ばれたとき、ちょっとドキってなった」


「まさか・・お前」


大樹

「俺、カノン先輩のこと好きだ・・・」


「おい! 俺の彼女!」


大樹

「<ニヤッ>」


   ガチャッ


「どこ行くんだよ」


大樹

「俺の部屋」


   パタンッ


「なんだよあいつ」



   カノン先輩居るかな・・・


大樹

「ちょっと話すだけならいいか」


   ガチャッ


カノン

「・・・Z、Z、Z・・・」


大樹

「おーい」


カノン

「・・・ん・・Z、Z・・・」


大樹

「寝てんのか・・・」


カノン

「・・・Z、Z・・」


大樹

「また来るか・・・」


   ガチャッ   パタンッ



   ガチャッ


「五十嵐お待た・・・せ・・」


カノン

「・・Z、Z、Z・・」


「また寝てるのか・・・ おーい、起きろよ!」


カノン

「・・んー・・・輝大好き・・・Z、Z、Z・・」


「寝言でそんなこと言うなよな・・・ こいつ、バカ・・」


   Cyu・・・


カノン

「・・・ふぁー よく寝た(笑)」


「うわっ!!」  『急に起きんなよな・・・』


カノン

「あれっ?! 輝、お帰り☆」


「た、ただいま・・・」


カノン

「どうしたの? なんかあった?」


「なんで?」


カノン

「なんか、輝落ち込んでるみたいだったから・・・」


「何でもねーよ 心配すんな」


カノン

「ならいいけど・・・」


「・・・・・・」


カノン

「・・・・・・」


   どうしよう・・・ なんか気まずい・・・・


「俺さ・・・ お前のこと中2のときから知ってたんだぜ・・・」


カノン

「えっ? 一緒のクラスなったことなかったよね・・・?」


「ああ・・お前は、覚えてないかもしれないけど・・・

 中2の時俺さ野球の試合で怪我してさ・・・」


カノン

「そうなんだ・・・」


「まあ、それで学校で試合してたからすぐ保健室行けって監督に言われて、

 保健室行ったんだ・・・一応・・・」


カノン

「一応?」


「あはは・・・ 保健室に先生居なくてさ・・・

 だから、他の部活覗きに行こうと思ったんだけど・・・

 知らん女子に止められて・・・」


カノン

「まさか、あの時の・・・」


「そっ、そのまさか」


カノン

「私が説得しても言うこと聞かなかった・・・あのわがまま野球バカ・・・」


「思い出したか・・・ その呼び名懐かしいな(笑)」


カノン

「うん、思い出した」


   あれは・・・

   -1年前 8月1日-


これからも、お願いします☆

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