第三話 チェリーsora
-次の日-
ピピピピッ ピピピピッ ピピピピッ カチッ
・・・ふぁ~・・・昨日考えすぎてあんまり寝れなかった・・・。
でも、かわいい服選べたし!
早く準備して行かなくちゃ!!
まあ右手のせいで早くできないけど・・・。
できるだけ早くしなきゃ!
-40分後- 準備完了☆
待ち合わせ場所にレッツゴオー☆
-12時40分- 待ち合わせ場所に到着☆
早すぎたかな・・・
まだ、いるわけない・・よね・・・?・・えっ!?
カノン
「ひ、輝?」
輝
「おう」
カノン
「ごめん。 遅かった?」
輝
「まだ待ち合わせの時間じゃないし・・・『っつか、早すぎ』」
カノン
「そうだよね・・・あはは、まだ時間じゃないもんね。」
輝
「まあ、せっかく早く来たんだし・・・行くか」
カノン
「そだね!」
あー、こうやって二人でいると緊張するー
さっきから心臓ドキドキ鳴ってるし・・・。 恥ずかし・・・
輝に聞こえてない・・・よね?
輝
「なあ」
ビクッ
カノン
「えっ、な、何?」
輝
「その・・・ほら・・・」
カノン
「・・・・ん?」
輝
「・・・手」
カノン
「・・手? ああ、大丈夫だよ! そんな対した怪我じゃないし。」
輝
「・・・いや、そうじゃなくて・・・。」
カノン
「・・・そうじゃなくて?」
輝
「だから・・・手かして」
えっ・・・ ドキッ・・・
カノン
「えっ・・・と・・・はい」
わー、もうこれ以上ドキドキしたらもたないよ・・・
でも・・・。 輝の手って、こんなに大きいんだ・・・
輝
「到着☆」
カノン
「えっ、もう着いたの?!」
輝
「結構近いからな」
カノン
「そっか・・・」
輝
「もっと、手つないでたかった? <ニヤッ>」
カノン
「そ、そんなこと・・・ないもん」
輝
「ふーん・・・でも、放してやんない<べー>」
ドキッ
カノン
「っな!・・・」
輝
「いいからいいから」
カノン
「よくなーい」
輝
「さっ早く、席行こうぜ」
カノン
「もー」
輝
「怒った顔も、かわいいじゃん。 今日の服も似合ってるし<ニヤッ>」
ドキッ・・・。
カノン
「か、からかわないでよ」
輝
「からかってねーよ」
えっ・・・ドキッ・・・
カノン
「えっ・・・」
輝
「ちょっと、こっち来いよ」
カノン
「・・・何?」
-移動中-
輝
「ここならいいかな」
カノン
「何が?」
輝
「俺・・・お前のこと・・・」
カノン
「・・・バカじゃないからね」
輝
「・・・はぁ?」
カノン
「あれっ? バカって言おうとしたんじゃないの?」
輝
「・・・あほかっ、何で俺が、こんな人が通らないようなところで、
お前にバカって言わなきゃいけねーんだよ(怒)」
カノン
「えっ、だってじゃあ何言おうとしたの?」
輝
「だから・・・」
カノン
「だから?」
輝
「俺は・・・お前のことが・・・す」
ピンポンパンポーン
アナウンサー
「まもなくプラネタリウムが開演します。 座席にお座り下さい。」
カノン
「始まるっ・・・て・・・!? どうしたの? なんでこけてんの!?」
輝
「べ、別に。 なんでもない」
カノン
「だったらいいけど・・・」
輝
「行くか」
カノン
「でも輝、私になんか言いたいことあるんでしょ?」
輝
「まあな」
カノン
「さっき途中まで聞こえたんだけど・・・あの放送で後が聞こえなかったから、
輝の話したいこと、聞いてから見に行く」
輝
「・・・俺は・・・お前のことが・・・・・好きだ!」
えっ・・・ 輝は私のことが、好き!?
カノン
「・・・えっ・・・」
輝
「・・・お前は?」
カノン
「私は、・・・私も輝のことが・・・・・す・・・す」
ビーーーーーーーー
ビクッ
アナウンサー
「プラネタリウム開演します。」
びっくりした・・・。
輝
「ったく・・・さっきから・・・<イラッ> 先に、見るか・・・。」
カノン
「そ、そだね・・・。」
ナレーター
「今から皆さんを、夏の夜空へご案内します・・・。
今赤く光っている星が・・・・・・・。」
どうしよう、ドキドキしてプラネタリウムどころじゃないよー(泣)
これが終わったら、輝にちゃんと告白できるかな・・・。
あー、緊張する・・・。
とりあえず考えな・・・きゃ・・・・なんか、だんだん眠くなって・・・きた・・・・
・・・z・・z、z、z・・・・
トンッ
ドキッ
輝
「っえ!? おい・・・。 寝てんのか・・・ ったく、俺の肩に頭のせんなよ・・
『何するかわかんねーぞ・・・ 俺も一応男だし・・・。』」
カノン
「・・・すぅ すぅ ・・・z、z、z・・・。」
輝
「こいつ、完璧に寝てんじゃん・・・ 俺、どーすればいいんだよ・・・。」
今回は、輝とカノンのデートです。
いろいろハプニングもありますが・・・『続きどうなるの?』
っと楽しんでもらえたら、嬉しいです。
これからも、続くのでよろしくお願いします。