第二話 ピンクsora
-次の日-
ふぁー 全然眠れなかった・・・ 今何時・・・?
・・・っわ・・・ もう6時50分!? 遅刻だー
・・・やばい・・・ とにかく急がないと・・・
っ痛 そっか昨日怪我したから
こんなに急いでるときに・・・
とりあえず、朝練にはもう間に合わないから蒼に電話して事情を説明
しなきゃ・・・
ルルルルルー ルルルルルー ピッ
蒼
「もしもし、カノン!? 今どこに居んの?!」
カノン
「ご、ごめん・・・。 まだ家なんだ(汗)」
蒼
「っはぁ?! じゃあ部活行けないじゃん!」
カノン
「ごめんって、それがさ昨日いろいろあって、あと2週間部活できないんだよね・・・。」
蒼
「いろいろって・・・カノンまさか怪我でもしたの?」
カノン
「うっうん・・・昨日帰り道で輝に会って、一緒に野球してたんだけど・・・。
私が石につまずいてこけちゃってさ(汗) そんで捻挫しました・・・。」
蒼
「そうだったんだ・・・大丈夫・・・じゃないか(汗) とにかく今日はゆっくり
学校来なよ! 待ってるから! じゃ、また学校で☆」
カノン
「うん。 いろいろと迷惑掛けてごめんね。 また学校で。」
ブチッ これでよし。 さて着がえるか・・・。
-30分後- 着がえんのに30分か・・・結構時間かかるな(汗)
しょうがないか・・・。 さっさとご飯食べて行こっと。
-40分後- 学校到着☆
はぁー 教室行くの嫌だな(泣) 皆になんか言われるかな(汗)
それに私の席の後ろは輝だし・・・。 はぁー
ッガラガラ
カノン
「おはよー」
女子
「おっはよー」
男子
「おーすっ」
よしっ、みんな気づいてない☆ 後は、輝にばれないように・・・。
輝
「よっ!」
ドキッ
カノン
「ひ、輝 おっおはよ」
輝
「どうしたんだよ!? 後、その右手!!」
やっぱりバレたか・・・。
カノン
「な、なんでもない」
輝
「そんなわけねーだろ! 顔も赤いし! 熱でもあんのか?」
カノン
「えっ!? だ、大丈夫だよ」
輝
「ちゃんとこっち向けよ!!」
ドキッ
カノン
「だ、大丈夫だから」
輝
「んなわけねーよ! ちょっとこっち来い」
ドキッ
カノン
「・・・な、なに?・・・?!?!」
ドキッ 顔近いっ!! おでこあたってるし・・・(照)
輝
「熱はなさそうだけど、ますます顔赤くなってね?!」
クラスのみんな
(お前のせいだろ、お前の!!)
カノン
「・・・・。」
バタッ・・・・・。
輝
「おいっ、大丈夫か!? おい、しかりしろよ! おいっ・・・」
あれっ?・・・ここは・・・
カノン
「・・・ここは・・・」
輝
「保健室!」
カノン
「まさか、輝がここまで運んでくれたの・・・?」
輝
「もちろん、俺が運んだ」
カノン
「ですよねー・・・あはは・・・(汗)」
輝
『他の奴に運ばせるの嫌だったし』
カノン
「何か言った?」
輝
「別に」
カノン
「そっか」
輝
「・・・明日の土曜日・・・」
カノン
「明日の土曜日??」
輝
「・・・いろいろやっちまったから、おわびにプラネタリウム見に行かね?」
カノン
「プラネタリウム?! 私プラネタリウム大好きなんだ☆」
輝
「じゃあ行こうぜ☆」
カノン
「うん☆ 行くー☆」
輝
「明日1時に○×公園の、噴水前に集合!」
カノン
「了解☆」
輝
「じゃ今から授業始まるから、また放課後お前の鞄持って来てやるよ」
シャッ ・・・・。
やったー☆ プラネタリウムー☆ 楽しみー しかも、輝と一緒☆
?あれ・・・ 私もしかして・・・ 輝のこと好き?!
-そのころの輝-
やったぜー これも、桜井さんのおかげだな!
10分前のこと、五十嵐を保健室に運んだ俺は、五十嵐が目を覚ますのを
待っていた・・・。
桜井さんは五十嵐が心配だったらしく、保健室に来た。
輝
「何しに来たんだよ」
蒼
「カノンが心配で来ただけよ」
輝
「俺がいるから、大丈夫!」
蒼
「あんただから、余計心配・・・。」
輝
「何だよそれー」
蒼
「ほんとの事じゃん さっきだって教室で・・・。 やっぱり、何でもない。」
輝
「何だよ途中まで言っといてさ」
蒼
「ごめんごめん・・・。 おわびにいい事教えてあげる。」
輝
「いい事って何だよ!?」
蒼
「それは・・・カノンと出かけるんだったら、プラネタリウムがいいよ」
輝
「・・・っは!?」
蒼
「何だ・・・私はてっきり糸川はカノンが好きなんだと思った」
輝
「バ、バカ言うなよ・・・俺は、こいつの事なんて・・・。」
蒼
「好きなくせに」
輝
「うるっせい」
蒼
「はいはい、後は頑張って」
輝
「大きなお世話だよ」
これであいつが喜ぶんだったら、まあいいか。
-放課後-
輝は約束どうり鞄を持って来てくれた。
輝
「ほらよ、鞄・・・。」
カノン
「ありがとう」
輝
「・・・っと渡したいところだけど、右手怪我してるから没収!」
カノン
「えっ! 重いからいいよ」
輝
「何言ってんの、重いから男の俺が持つんじゃん」
カノン
「ごめん・・・ ありがとう」
輝
「・・・送ってくよ、家多分近いだろ?」
カノン
「多分ね・・・。」
輝
「とりあえず、昨日野球してたからこっちの道か・・・家近くになったら、教えろよ」
カノン
「分かった」
ザッ ザッ 聞こえるのは足音ぐらい・・・
とっても静か・・・
輝と話してなくても、なんだかドキドキする・・・
ねえ、輝。 輝にはこの私の鼓動が聞こえていますか?
あっという間に家・・・
カノン
「輝、今日はいろいろありがとう。 おかげで助かったよー」
輝
「いえいえ。 じゃあ明日、忘れるなよ! じゃあな」
カノン
「大丈夫! 忘れないよ! またね」
あー 明日が楽しみ☆
明日早く準備しなきゃ。 遅れたら大変だし、服も早く着なきゃ。
・・・ってか 服どーしよー・・・
やっぱりスカート? ワンピ? それとも、ジーパンとか
ズボン系かな? うーまよう・・・。
でも、遊園地みたいに外じゃないし・・・。
ワンピで行くか☆ かわいいしね
輝かわいいって思ってくれるかな・・・?
まだまだ続くので、読んでもらえたら嬉しいです。
今回は、カノンと輝の中を一気にちじめてみました。
二人の会話や動作が私のお気に入りです。
皆さんも、collarsoraの中でお気に入りの場面ができたら、
すごく嬉しいです。
これからも、頑張りますのでよろしくお願いします。