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collarsora  作者: ソラ
1/7

第一話 オレンジsora


桜舞う四月、私は恋をした・・・



  五十嵐 カノン 14歳

  女子テニス部のキャプテンです!


カノン

「今日から中学3年生☆」


   あっという間に時が過ぎ今日から3年生になります。

   中学校生活も今年で最後だと思うとなんか物寂しい・・・。


   私は、いつものように幼稚園からずっと仲良しの親友「桜井 蒼」を

   迎えに行き、一緒に学校へ登校する。


カノン

「クラス替えどうなったかな?」

  

「一緒のクラスだったらいいな」

 

カノン

「楽しみだね」

  

「そーだね」


   あっという間に学校へ到着。


   私は蒼と一緒にクラス替えの紙を見に行った。


カノン

「今年も一緒のクラスだったー、よかったよー」

 

「やったー、卒業までシクヨロ☆」

 

カノン

「こっちこそシクヨロ☆」


   私は今年も蒼と一緒のクラスになれてとっても嬉しかった。


   ガラガラ・・・・・。

   教室に入ると知らない人たちがたくさん居た。

   知らないといっても顔を見たことがない人がほとんどだった。

   その中に小学校からの仲良しの「中村 彩夏」が居た。

   私は嬉しくて彩夏のところに駆け寄っていた。

 

カノン

「彩夏も一緒のクラス?!嬉しいよー」

  

彩夏

「私もカノンと一緒になれて嬉しいよー、卒業までよろしく」

 

カノン

「こちらこそよろしく」


   私はさっきも蒼とこんな感じでしゃべったからつい笑ってしまった。


カノン

「ふふっ」


彩夏

「なんで笑うの?」


カノン

「えっ、だってさっきも蒼とこんな感じでしゃべってたから」

 

彩夏

「なるほど、そういうことか」


カノン

「そーでーす」


   休み時間が終わり・・・。


   キーンコーンカーンコーンカーンコーンキーンコーン

  

先生

「全校生徒の皆さんは体育館に集まってください」


   ちょーめんどくさい集会も終わって、いよいよ自己紹介。


   いやだな。

   こういう人前で話すの苦手なんだよな・・・。

   そう思っていたら、私の番になっちゃった。

  

カノン

「五十嵐 カノンです。 女子テニス部のキャプテンです。 よろしくお願いします。」



   ふぅー。  無事終了。

   めっちゃ緊張したー。

   友達たくさんできたらいいけど・・・。


   今日は始業式だけだから早く学校終わったー。

   いつもなら蒼と一緒に帰るけど、今日は蒼が用事あるらしくて

   さき帰っちゃった。

   多分デートかな。

   また蒼に聞いてみるか、違うかもしれないし。


   よしっ! 今日はこっちから帰ろーっと。 ちょっと遠回りだけど・・・。

   まぁいっか!  今日は家に誰も居ないからちょっと遅くても大丈夫だし!

   いざとなったらほんとの事言うし。


   いつもと違う道は、予想以上にドキドキした。


   カキーーン


   ? 歩いていると、どこかわかんないけど音が聞こえた。

   私は気になって耳をすまして聞いてみた。


   カキーーン


   こっちかな。 音のするほうへ歩いていくと・・・。


   男の子が野球をしていた。

   よく見ると一緒のクラスの「糸川 輝」だった。

   めずらしくこっちの道にして正解だと思った。


   輝は一人で野球の練習をしていた。

   私は輝のことが気になって、いつの間にか輝のところに向かっていた。


カノン

「よっ輝! 一人で練習??」

  

輝 

「まあな。 いつからそこに居た?」


カノン

「ついさっき見かけたから」


輝 

「そっか・・・おまえ五十嵐だっけ?」

 

カノン

「そうだけど名前覚えてくれたんだ?!」

  

輝 

「まあな。 なあ五十嵐キャッチボールできるか? できるんだったらつっ立ってねーでやろうぜ☆」


カノン

「もちろん☆ やるに決まってんじゃん☆」


輝 

「そう言うと思ったぜ☆ やっぱり暇人は、用事がなくていいな(笑)」

 

カノン

「ちょっと私暇人じゃないんだけど・・・。」


「こんな時間にぶらぶらしてる時点で暇人決定」


カノン

「ちぇっ・・・。」


「まあ俺も暇人だから」


カノン

「輝と一緒かぁ」


輝 

「なんだよその言い方」


カノン

「べっつにー(笑)」


輝 

「まあいっか・・・キャッチボールしようぜ」

 

カノン

「オッケー」


   シュッ  バシュッ  シュッ  バシュッ ・・・・


輝 

「結構上手いじゃん」

 

カノン

「まあね☆」


   シュッ  バシュッ  シュッ   ザッ  ドンッ・・・!!


輝 

「おい! 大丈夫か?  怪我は?」

 

カノン

「だ、大丈夫・・・。」


輝 

「だったらいいけど」


カノン

「ごめん。 今日はもう帰るね。 また明日学校で  バイバイ」


   タッタッタ・・・・・

輝 

「おい!  あいつ大丈夫かな?」


   痛っ  はぁー あんなところでこけるなんて  かっこ悪っ

   と、とにかく・・・病院行かなきゃ


   -1時間後-  病院から出てきた

   はぁー 骨折してなくてよかった  全治2週間の捻挫だったけど

   まあ大会は3週間後だし、しばらくは右手使えないな・・・。

   あー不便になるよー


   やっぱり選択ミスったかな・・・。


   やっと家に着いた。  なんかいろいろと疲れたぁー

   今日はもう寝よーっと・・・。


   ピロロン♪

   !? 誰だろう?  こんなメアド知らないし・・・


   TO:五十嵐

   RE:突然メールしてごめん

   本文:勝手に桜井さんからメアド聞いた

      今日の事で、やっぱり怪我してんじゃないかと思ってさ

      気になって・・・。

      ほんとに大丈夫か?

      よっかったら返事くれよな!

      3年 A組  糸川 輝  登録よろしく



   あいつバカだな・・・わざわざメールしてきて、しかも

   蒼に聞くなんて、誤解されんじゃん・・・。

   でも、なんか嬉しい・・・♪

   と、とにかく返信返信


   TO:輝

   RE:メールありがとう♪

   本文:今日は途中で帰っちゃってごめんね。

      怪我のほうは大丈夫です。

      心配かけてごめんね。


   これでよし!  送信っと☆


   ピロリン♪

   はやっ!


   TO:五十嵐

   RE:いえいえ

   本文:大丈夫ならいいけど・・・

      なんかあったら、言えよ


   ドキッ・・・

   ? ドキ?  なんだいまのドキって・・・。


   TO:輝

   RE:大丈夫だって

   本文:ありがとう♪

      なんかあったら言うから、心配しないで。


   送信☆  大丈夫って言ったけど・・・明日学校でこの手見たら怒られるだろうな。

   ピロリン♪  あっ来た


   TO:五十嵐

   RE:じゃいいけど

   本文:お前がそこまで言うなら・・・。

      一応これ俺のケー番  080-××××―××××

      また電話しろよ


   ケー番だ・・・。  メールもめんどくさいし、輝とは携帯の機種が一緒だから

   ただ友だし・・・掛けてみるか・・・


   ルルルルー ルルルルー ピッ


「もしもし」


カノン

「わっ!! えっと・・・五十嵐 カノンです。 輝君居ますか?」


「プッ、ハハハ  お前バカだろ(笑) 携帯なのに・・・ クククッ

 あははは・・・」


カノン

「えっ そうだけど・・・ そこまで笑わなくてもいいじゃん」


「だってさ・・・ ッハハハ お前って面白い奴(笑)」


カノン

「もー  まあとりあえず登録よろしくです」


「ああ わざわざ電話サンキューな」


カノン

「こちらこそいろいろありがと」


   -1時間後-


「明日も学校あるし・・・そろそろ寝るか」


カノン

「そうだね  また明日  おやすみ」


「ああ またな」


   ブチッ  輝の声ってあんなに低かったっけ?・・・。

   まあいっか、よしっそろそろ寝るか・・・。


初投稿しました。

これから、よろしくお願いします。

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