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異世界戦争  作者: ガイ
5章 バッツ
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45話 離脱

長いですがよかったら最後まで読んでください。

評価、ブックマークも良かったらお願いします。

45話 離脱


「いや、待ってくれ」


研究所の中に入れたのは良かったが、外から敵襲が向かってきている。


そんな状況で逃げる判断をしたが、その判断を真っ先に言ったユウリが静止の声を挙げた。


「いきなりどうしたんだ?」


「”酸素発生装置”がない」


なんだそれは。


いきなりユウリの口から知らない単語が出てきた。


「簡単に言えば、それがないとスーツを着ての呼吸が出来ない」


そいつは結構な重要な物じゃないか。


「場所の検討は?」


そう聞くと、考え込み、


「いくつかの候補はある」


「わかった。二手に分かれよう」


どういった物か分からないが、話を聞く限り確実に必要な物であるのは確かだ。


ココで引いたらもう戻ってこれる保証はない。


てか、多分無理。


だから、ココで回収する必要がある。


「ユウリとヨウさんで探して回収」


その実際の物を知っているであろうユウリと、回収して持ち運ぶキューブを持っているヨウさんの二人で行くのがベスト。


そして、


「俺とライチで向かい討つ」


あまり気が進まないが、多分コレが良い。


三人も納得してくれている感じがする。


「見つけて、ココから離脱できたら連絡を頼む」


「離脱した後?」


俺は頷いた。


「二人はどうするの?」


当然の疑問がヨウさんから飛んできたが、


「連絡が入り次第こっちはこっちで何とかする。とにかく、ココで時間を掛ければ軍の奴らも来る可能性も十分にある」


そうなってしまったら、ここから無事に抜け出せる確率って奴も下がっていってしまう。


そうならないためにも出来るだけ早くここから逃げだしたい。


「そうだね。わかった、こっちはこっちで何とかする」


そう言い残して、ユウリを先頭に二人は部屋から出た。


「ホイ」


そして、俺と一緒に残ったライチにある物を投げて渡した。


それを受け取り、


「何だコレ?」


と、言って来たので、


「覆面って奴だ」


「覆面?」


「そいつを顔に付ければ顔を隠せる。顔見られたら色々とまずいだろ」


さっき、この部屋の中を調べていた時に、ロッカーの中から出てきた覆面を渡した。


多分ココの研究所で働いていた奴の趣味だろう。


色々な種類の覆面あったし。


「モモ、お前はいいのか?」


「ああ、そういう趣味じゃねえし、そもそも俺は隠す意味ないだろ」


別に俺はライチと違って有名人じゃないしな。


まあ、それでも一応俺はフードを深く被った。


「とりあえず、俺はちょっと準備してから、援護に向かう」


「準備?」


「ここから離脱するのをやりやすくするための準備」


とだけ言った。


「そうか。わかった」


と、だけ返してきて、


「頑張ろうな」


拳を俺に向けたので、


「ああ」


それを返すように俺も拳を突き出して、お互いに軽くぶつけた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


5人か、、、1パーティー分を相手にするのは相手にレベルにもよるが、基本的には問題ないんだが。


やっぱり、キツイかな。


俺、”勇者”って事バレるのはアウトだから、制限が多いい。


しかも、モモとかの話を聞く限りこの場所のレベルは高いわけだし、今から来るパーティーのレベルもそれ相応に上がっていると考えると、厳しいのかな。


そうは言っても倒すのが目的じゃなく、時間稼ぎがメインだし何とかするしかないか。


でも、やっぱり乗り気じゃないな。


同じ人間と戦うのってのは。


「来たか」


ドドドン!!


それと、同時に大きな音と共に研究所の壁が壊されていった。


「やるか」


バビュン!


俺もソレに答えるように剣横に払って斬撃を飛ばした。


斬撃は壁を壊しながら進んで行くが、相手に当たる直前で見えない壁によって防がれた。


壊れた顔から相手の顔を見えたが、さすがに知ってる顔はいないか。


ガキン!


俺の後ろから斬りかかって来た男の剣を受け止め、


バン!


剣を振り、相手を壁へと吹き飛ばした。


「バレてたな」


「ああ、」


”隠密魔法”の一種を使って、近づいてたのは気付いていた。


少なくとも、”魔力”を持たない人間にはとても有効的な手段だが、残念ながらその程度は俺には効かない。


「何もんだあのお面野郎」


「”プレデター”じゃないよな?」


「じゃあ俺らと同類って事か?」


「でもなー」


俺の攻撃などを見て相手が困惑をしている。


それもそうだろうな。


”魔力”を持っていて”魔法”の対策をしている。


でも、ヒューマノイドによる”プレデター計画”によって”魔力”を持っていたというにはラッキーだったかもしれない。


”魔力”を使っても俺が誰なのかという事がわからずにいる。


それでも、ある程度やりすぎると色々とまずいから制限が掛かる部分もある。


出来れば、このまま様子を見てくれれば時間は十分稼げるが、


ババン!


そう上手い事言ってくれず、相手パーティーは攻撃を始めた。


俺はそれを剣を使いながら避けていると、


グサ!


「チッ、」


その攻撃の雨の中、先ほど”隠密魔法”で近づいてきた奴が攻撃を仕掛けてきた。


先程よりも探るのが難しくなっている。


コレがこのパーティーのやり方か。


4人が遠距離や中距離で気を引き、それにまぎれて一人が接近してやりに来る。


最初の攻撃で大した事ねえと思ったが、相当やりやがる。


ランクで言ったらプラチナくらいかもしれない。


今の俺にはキツイ、使うか?


いや、ダメだ。


でも、せめて何か一手がないと。


バン!


銃声!


音と同時に一人、頭が撃ち抜かれた。


来たか!


いいタイミングだ。


「そこか」


”隠密魔法”をしている一人を見つけ、


ズバッ!!


”魔力”を全力で込め、相手の首を跳ね飛ばした。


悪いな。


俺も、もう引けないんだ。


コレで三人、時間稼ぎどころか行けそうな雰囲気が漂って来るが、


「そう上手くはいかないか」


援軍、というより元々そういう段取りだったんだろうな。


周りから性格な人数は分からないが、2パーティー以上の人間が向かって来るのがわかる。


ドド!


ヨウたちは大丈夫か?


ここまで囲まれたらここから離脱するのは無理なんじゃないか?


いや、アイツらが離脱しやすいように、


バッ!


俺は”魔法”の弾幕を掻い潜り、残った三人の元へと接近を始めた。


多少無茶な事をしてでも、こっちに相手の意識を持ってくる。


そうすればヨウ達も動けやすいし離脱しやすいはずだ。


「くっ!」


さすがに無理やりすぎるのか、”魔法”は俺に当たる。


モモもそれを察して、銃を撃って援護してくれてるが、大体の場所がバレた今じゃ相手に簡単に防がれてしまっている。


ドカン!


そう思っていたが、急に相手の後方が爆発をした。


狙っていたのは奴らの後方にあった機械、それをうまい事狙って爆発をさせやがった。


そして、ナイスタイミングだ。


バサ!


俺はそのスキを逃さず一気に詰めた。


ガキ!


だが、攻撃は直前で防がれ、


「今だ!」


周りから”魔法”の一斉攻撃がきた、


「”ブレン・ダ”」


やべ、とっさの事で使っちまった。


一番近くにいた物ごと巻き込んで、周りに斬撃を一気に出して、飛んできた”魔法”を全て切り刻み。


「今のは?」


切られながら相手は困惑の表情と声を挙げた。


いや、大丈夫。


俺の奴は基本的にはありふれた”魔法”だ。


”加護”さえ使わなきゃ確証にいたれない。


疑問で終わるはず。


「撃て!」


そんなこんなをしている内に別働隊がこの研究所に集まり、正面から俺目掛けて”魔法”を放ち、


『今、離脱した』


それと同時にヨウからの連絡も来た。


でも、少し遅い、


ドドドドドドドドドッ―ーーーーン!!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ッウ、」


何が起きた?


確か、ヨウから連絡が来たけど、


「ヤバッ」


思い出した。


正面から大量の”魔法”が飛んできたんだ。


あれ?


でも、周りには研究所の面影がなく、木が生い茂っている。


「起きたか」


そして、声を掛けられた事でモモが俺を背負っている事に気が付いた。


「どうなってんだ?」


色々と分からない事が多いい。


「簡潔に言えば、ヨウさんからの連絡が来たと同時に仕掛けた物を爆発させた」


そうだ、思い出した。


連絡と同時に研究所が爆発して、俺は建物の瓦礫を潜り抜けたけどそのまま気を失ったんだ。


「元々爆発させる予定だったんだ。コウジさんと話てな」


「どういう事だ?」


「研究所の中の物が無くなったとわかったら色々とめんどくさい事になると考えてな」


モノが無くなったらそれがどこに行ったかを調べる事になる。


それを避けたかったのだろう。


「だから、ヨウさん達が離脱できるように俺達というか、ライチに気を向かせた」


そういう事を考えてたのか、


「そして、離脱できたから爆発させてその混乱の内に俺達も離脱した」


「うまくいったのか?」


「ああ、さすがに全員とはいかないが、多くを巻き込んだおかげで、あんたを回収して何とか抜け出せた」


いたるところに傷跡がある。


俺を担ぎながら簡単には逃げられなかっただろうに、


「もう、いいぜ。自分で歩ける」


「いいよ。もう見えたし」


と言われて、前を向くとそこにはヨウとユウリがいた。


「コレで全員が揃ったな」


と、言いながらユウリが近付いて来た。


「そして、全部揃った」


俺を背負いながら、そう呟き、


「後は向かうだけだ」


強く言っていた。




次回は未定です。

Twitterや活動報告で適当に次回については更新してます。

Twitter:@tScRxzYLtrcGXnG

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