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異世界戦争  作者: ガイ
4章 奴隷
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37話 ”LAST(ラスト)”

長いですがよかったら最後まで読んでください。

評価、ブックマークも良かったらお願いします。

37話 "LAST(ラスト)"


ソルダムという新たな仲間を一人加えて、俺達は今外へ向かって走っている。


最初の目的はここにいる魔獣やらを解放させて、混乱させて勇者の救出をよりやりやすくすることが目的だった。


「いいんですか?あのままで」


だが、その目的を止めて急いで外を目指し始めた。


「ああ、どうせあの扉空けられないんだろ?」


「そうですけど、時間さえあればいくつかは空けられると思う。あの鳥の魔獣とかはそこまで厳重ではなかったし」


魔獣のランクごとに扉の鍵の強度は違う。


基本的に俺達が捕まっていた、言うなら人間奴隷用の扉はウリのような魔力がある者なら簡単に開けられるが、魔獣が捕まっている扉はそれだけでは開けられないらしい。


少なくともウリでは簡単には空けられない。


「あそこに火を放っちまったからな。時間を掛けたらあいつが仕掛けた爆弾に引火して巻き込まれる」


”ルース”こと”ヌル・ナガン”は爆弾を仕掛け何かをしていた。


その中に俺達は火を放って戦った。


「そんな危ない事したんですか?」


「まあ、負けたとしてもあいつくらいは巻き込もう的な感じだ」


「まじすか」


「それと空けられない事は分かってたからな。混乱させる目的なら、あの火が引火して爆発させれば十分果たせる」


そういうちゃんとした意図もあってやった。


無謀な賭けというわけでは断じてない。


「それでも、急いで外を目指す事にした」


仲間になったソルダムが言った。


実際、ソルダムを勧誘して直後に外へ出ると言い、走った。


「何かあったのか?」


その急な行動にソルダムは疑問に思ったみたいだ。


ウリもその事に疑問に思っているみたいだ。


「少し相手が気になる事を言ってたんだ」


戦っている時に最後に言った発言。


距離的には俺にしか聞こえなかっただろう。


「”勇者”ってな」


あいつはそう言ってた。


「”勇者”って事は知ってるのか?」


「多分な」


元々、ここに来る前に軍に”勇者”の事を意識させたのは事実だ。


でも、ピンポイントでこの場所に来て、その発言。


しかも、”SKULL”部隊の異名持ちの大物が一人来た。


ソルダムの話では諜報員の人物。


「もしかしたら軍は”勇者”が捕まってたのを把握したのかもしれない」


俺の中ではそう結論が出た。


「そんな事あるんすか?捕まってたの知ってても探すのが難しかった勇者、そもそもヒューマノイドがこの都市に潜入する何て」


俺もそう思っていた。


俺達には魔力を持たず、異世界人側から見たら簡単に見分けがつくらしい。


だから、俺達軍が異世界人の居住地に潜入する何て不可能だと考えてた。


ただ、その考えは間違っていた事に気付いた。


「俺もそう思っていた。でも逆に言えば魔力の問題さえ何とかすれば潜入は可能って事になる」


「でも、どうやって?」


「例えば注射で魔力を体に取り込むとかな」


そうすれば魔力の問題は何とかなる。


「入口、関所はどうすんだ?そこの検査が突破できないって話を聞いたぞ」


そう、さすがに魔力の有無だけのぬるい判別をするほど甘くない。


実際、わざわざ注射なんかしなくても、魔力の問題だけなら魔法を使う事ができる魔晶石で解決できる。


「それにそういうのだと魔力量が少ないって問題もありますよ。そういうのは都市内で警戒されるはずです」


異世界人目線でも魔力があればいいってもんじゃないみたいだ。


でも、それらの問題を解決できてしまう。


それが、


「”ヒルコ”ならそれらの問題を解決できちまう」


俺はそう結論付けた。


少しウリは考えて、


「そうか、獣人ならその特性状魔力が少ない奴がいてもおかしくない」


と言った。


フレアもそうだが、獣人の先祖は魔力を持っていない者も多くいて、そのせいで差別されていた過去があった。


その名残か今でも魔力が少ない者も多いい。


「さすがに関所からのチャックを解決する事は出来ないだろうが、一度中に入っちまえば魔力を持って入れば疑われない」


魔力の問題を解決して、中に入れさえすれば”ヒルコ”は”獣人”へと成り代われる。


「それで、あの腕って事か」


「ああ、注射の跡を見つけた。まず間違いない」


それに俺らがこの都市に入るために使った道にも痕跡があった。


あの時は深く考えなかった。


わざわざ少人数で潜入しても意味がないと思ってたからだ。


でも、今ならその意味も分かるし、多分あの跡はアイツが残した物だったんだろう。


「でも、侵入できても見つけられるん物なんですか?俺達の場合は偶然見つけただけだし」


「まあ、どれだけ時間を掛けてるかにもよるけど、向こうはプロだし知っててもおかしくない」


実際、相手はピンポイントでこの場所に来てるわけだしな。


「それで、その事が気になって外を速く確認したいと?」


ソルダムが言った事に対して俺は頷いた。


この事態を引き起こさせたのは狙い通りではある。


俺の予想では五分、もしくは異世界側が有利な状況だと考えてた。


戦闘機や迫撃砲といった物で牽制をしつつ攻めていく事をしてくると踏んでいた。


全てが計画通り、狙い通りになるなんて都合のいい事は考えていないが、攻め込んでくるのは予想外だ。


結界が無くなったといっても、その場所にその日のうちに攻め込んでくるのは勝ち切る確証があるって事だ。


攻め込むための準備は十分であるって事だ。


外を見ないとわからないが、軍側が有利な状況の可能性がある。


そんな状況になっていると色々とまずいかもしれない。


「あっ、そこ左」


そんな事を頭で考えてると、後ろからウリの声が聞こえた。


声に従って、左に曲がり進んで行くとそこには魔法陣なる物があった。


「これでいいのか?」


俺が聞くと、ウリは頷いて、魔法陣の上に乗り俺とソルダムに上に来るように促した。


俺はウリに続くように魔法陣の上に乗り、少し遅れてソルダムも魔法陣の上へと乗った。


全員が乗ると、ウリはしゃがんで魔法陣に手を掛けた。


すると、魔法陣は光り出した。


おそらく魔力を注入している感じなのだろう。


こうして考えると魔力を持たない俺達はココから脱出するのは不可能だったみたいだ。


光る魔法陣はやがて俺達の体を覆っていくと、いつの間にか別の場所に移っていた。


「えっ!?」


その光景にソルダムもビックリして声を挙げているが、俺も同様に驚いている。


テレポートって奴は言葉では知っていたが、実際に体験すると凄い不思議な感覚がある。


その感覚とは別に大きな爆音が至る方向から聞こえてくる。


ただ、そんな事は一回どうでもいい。


「外はどっちだ?」


「えっと、こっちっす」


ウリは俺達の前に出て走った。


俺達はそれに続くと、直ぐに外の光景を見る事が出来る所までこれた。


「出るのは待ってくれ」


ウリの前に出て、外の様子を見た。


やっぱりか、、、。


魔法陣の所から想像は出来てたが、外の様子はひどい物であった。


空を飛ぶ鳥が鉄の塊を落とし、落ちて爆音を鳴らす。


その音があちらこちらから聞こえてくる。


地上にはあちらこちらに軍人が見え、爆音に隠れて聞こえにくいが発砲音が聞こえる。


異世界人側は防戦一方で、基本的には結界魔法に守られている建物に避難し、そこから魔法で攻撃を仕掛けているのが分かる。


逃げ遅れた者、外で戦っている者は爆発に巻き込まれ四肢が吹っ飛ぶか、鉛玉を喰らって死ぬのを待つ事しかできていない。


まさに、地獄絵図って奴なのかもしれない。


「なんすか、コレ?」


ウリはこの様子をどうやら初めて見るらしい。


ヨウさんに拾われて、隠れて暮らしていたみたいだから無理もない。


こんな光景とは無縁だったんだろう。


「空爆って奴だな」


ただ、それは俺も一緒だ。


基本的に激しい戦地の場所ではない所で育ち、学んでいった。


日本での作戦で直接戦いはしたが、これに比べたらいざこざみたいなものだ。


コウジさんの所に行く途中でも、見はしたがここまでの物は初めてだ。


これが、戦争みたいだ。


ただ、この場所だけが特別ってわけじゃない。


今まで俺が見てないだけで、この世界にはコレと同じ光景が、いやこれ以上の光景が広がっているところもある。


ドーーン!!


鉄の塊が降ってくる音が近くからしたと思っていると、目の前に誰の物かわからない臓物が飛んできた。


「うっ」


ウリは思わず、声を出して鼻を抑えた。


この場所は生臭さと火薬や火が混じった、嗅いだことのない独特な異臭を放っている。


ここは最初に見た美しい水の都とはもう違い、火の都と言われも違和感のないほど別の場所へと変わっていた。


この光景を作ったのは俺の考えだ。


俺のせいだ、、、。


「ウリ、ヨウさんとは連絡は?」


「えっ、ああ、今からします」


「場所が分かったら向かおう」


外の音がうるさいからだろう、ウリは一度奥の方へ行った。


「なあ」


ウリが奥の方に行くとソルダムが話しかけてきた。


「なんだ?」


「妙だよな、あれって」


そう言いながら、少し離れた軍の隊を指さした。


少し離れて、ハッキリと見えないから、何とも言えないが、


「そうか?普通だと思うけど」


特におかしい所が分からなかった。


「普通じゃないだろ。空爆してんだぜ、今ココで」


んっ、、、確かにそうだ。


より厳重に装備はしてるが、空爆に巻き込まれる。


確かに空爆されている位置を良く観察していると、巻き込まれないようになのか、部隊の周りにはされずに結界魔法に守られている建物にだけ集中している。


それでも、爆発後に飛んでくる瓦礫等に巻き込まれる可能性があり、こんな危険な状況に部隊を導入していくのはイカれている。


だが、そんなイカれているを実際にやるって事は何か考えがあっての事かもしれない。


じゃなきゃこんな光景は考えられない。


俺が思っている以上に軍側はこの都市の内部の調査をして、攻め込む作戦を考えてたのかもしれない。


「場所が分かったよ」


ウリが戻ってきた。


「場所は?」


「城の方みたい。ただ、勇者は見つかったみたい何ですけど、合流できてないみたいです」


こんな状況な今、考えた通りに上手くいくとは思っていない。


俺が脱出している間に勇者の救出が完了なんて事はな。


だったら、やる事は一つ、


「サックと合流しよう。それで、勇者の救出といこう」


そう言うと、ウリは頷いた。


「ちょい、ちょい。どういう事だ?」


ソルダムは事態を呑み込めていなかった。


そう言えば、ちゃんと話してなかった。


ただ、説明している暇は今ない。


「説明はここを生きて脱出できたら、説明する。今は助けなきゃいけないって事だけわかってくれ」


とだけ言った。


ソルダムは気になる事、聞きたい事が色々とあると思うが、頷き納得してくれた。


「でも、こんな中どうやってヨウさんの所まで?」


外では今でも鉄の雨が降り続けている。


雨の中、傘もささずに一回も当たらないって事は人間にはできない。


つまり、本来空爆中に外に出るなんて自殺行為と変わらない。


が、


「そこら辺は多分大丈夫だ」


運の良いと事にその問題は解決できる。


この空爆は部隊に被害が出ないように、計画的に行われている。


つまり、比較的な安全な場所がいくつかあるって事だ。


異世界人は空爆の影響で外にはいない。


安全な場所さえ見つけられれば、気を付けるのは軍人だけという事になる。


「よし行くぞ」


俺は外へ出て、鉄の雨降るこの都市を進んで行った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「アレって何ですか?」


ヨウさんがいる場所を目指して進んでいると、ウリは空を指して尋ねてきた。


指している方向には大きな飛行機から何人もの人が地上へと飛び降りて行ってる。


普通に考えたら自殺行為だが、地上へと無事に降りて行っている光景をウリは不思議に思っているのだろう。


「”空軍特殊ウイングアーマー”、通称”ムササビスーツ”だ」


一昔前まではパラシュートによる降下を行っていたらしいが、俺が生まれる前にはもうあのスーツが基本となっている。


空から地上への素早く降下し、邪魔な部分を取り外して、アーマーとして使用する事ができ、素早く戦線に立つことが出来る。


パラシュートよりもその時間が短いため、今ではあのスーツが当たり前となっている。


「少し難しいが、ああやって空から一気に攻め込んでる」


周りを見るとウリが指した方以外にもいくつか、同じ光景がある。


その中には俺が目指してる方向、この都市の中心の城にも見られる。


一気に攻め込み、空軍が降下して出動している当たり、この攻撃はやっぱり狙ってたのか。


とは言え、速すぎる。


そこまで時間も掛かっていないのにここまでやるのは異常だ。


コレを仕切っているであろう”SKULL部隊の”アン・コルト少将”ってのはすごいのか、それともただの異常者なのかが分からん。


ドッーーーン!!


突然後ろの方から空爆の音とは別の大きな爆発音がした。


「なっ、なんだ」


突然の音にソルダムとウリ、両方とも反応した。


ただ、この爆発は


「場所的にさっき俺達が出たとこの地下だろう」


あそこには爆弾の設置が行われ、その場所にウリの魔法で火を放っていた。


いつ爆発してもおかしくない状態ではあった。


それが、ただ爆発しただけだろう。


ドッーーーン!!!


バッーーーーン!!1


そう思っていたが、さっきの爆発音とは別の場所の方向からも大きな爆発音が聞こえた。


その方向を見てみると、この都市では大きな建物が二つ爆発の音と共に崩れていっている。


あそこは確か”結界魔法”で守られていたはず。


「どうなってんだ?」


簡単な”結界魔法”でも現在の軍の科学力を持ってしても正面からは簡単に突破できない。


少なくともこの短期間での突破はよっぽどの兵器を使わないと無理だ。


そんな大掛かりな物は見えなかった。


じゃあどうやって?


いや、確かに外から突破できないかもしれないが、内側からな簡単に突破できる。


実際、爆弾を設置してるのは見た。


今崩壊している建物にも同じように設置していたのではないだろうか?


それだったら、軍は空爆や地上の部隊で攻撃をして”結界魔法”の場所へと誘導、追い込んで爆破して一網打尽。


細かい所は違うかもしれないが、大まかな作戦はコレに近いんじゃないのか?


「ヨウさんまで近いんだよな?」


俺が聞くと、ウリは頷いた。


「なら急ごうと」


先程の爆発を無視して、再び進み始めた。


敵の狙いの中に”勇者”がいる事は確定している。


ただ、その狙いはわからない。


”勇者”の生け捕りもしくは死のどちらかだ。


もし後者であるなら、速くしなければ”勇者”も爆発や建物の崩壊に巻き込まれてしまう。


そうなってしまったらここまでの苦労が水の泡にもなるし、最終目標に遠のいてしまう。


それだけは阻止しなければならない。


急いで今の状況を確認しなければならない。


「あそこっす」


そんな事を思って、ウリを急がせるとある一点の場所を指さした。


ウリが指した場所は城を一望こそできる場所ではないが、そこそこの高台のポイントであった。


近付くにすれて気が付いたが、城もひどく攻撃を受けて、崩れていっている。


そこには隠れるようにフレアとヨウさんがいた。


「その人は?」


ヨウさんは俺達が近付くと、最初に発した事は質問であった。


まあ、俺とウリの二人じゃなくもう一人知らない男を連れているからもっともな事でもある。


ソルダムの方も二人の事について聞きたい事がいっぱいとあると思うが、


「お互いその話は後だ」


とだけ言い、


「”勇者”の状況を教えてくれと」


質問を返した。


「あそこで囲まれてる」


ヨウさんが指さした方向を見ると、二人の影が見えた。


ヨウさんは魔法でフレアはその目で状況を見えてるんだろうが、距離が距離なだけに俺にはハッキリとは見えない。


だから、フレアから双眼鏡を受け取り、レンズ越しに見てみた。


「へっ!?」


その光景を見て、俺は思わず変な声が出た。


「どうしたんだ?」


そんな俺が気になって、ソルダムは俺から双眼鏡を取って同じ方向を見た。


ヨウさんの言う通り、確かにそこには地下にいた”勇者”がいる。


ただ、その”勇者”ともう一人謎の人物がいた。


「あれって、人間だよな」


装備を見るに軍人である事に間違いない。


間違いないが、


「何で戦えてんだ?」


その軍人が”勇者”と戦っている。


地下で化け物を圧倒したあの”勇者”と一人で戦っている。


色々と”勇者”には制限があるのには間違いないが、それでもありえない状態だ。


少なくとも俺やソルダムじゃ相手にならない。


「ヨウさん、どういう事なんだ?」


俺にはこんな光景が考えられず、ヨウさんに事の顛末を聞いた。


「私達が彼を助けるために向かってると中で爆発して火が広がってたみたいなの。それで、いろんな部隊が周りを囲んで、出てくる人をそのまま、」


炙り出しって奴か、でも、


「魔法とかで何とかならないのか?」


”水魔法”がないわけじゃない。


確かに激しい火災なら消化しきれない事もあるが、外がこんな状態でみすみす外に出てくるもんか?


「さあ、そこら辺はわからにけど、中で魔法を使ったと思ったら、さらに燃え広がってたの」


水を掛けて燃え広がった?


油でも使ったのか?


消せると思ったら消えず、パニックになり外に逃げ出したところを狙ったって事か、


「それで勇者は?」


「外を囲まれてる状態で、城内の人間が対応しきれずに最終手段として戦わせてるんだと思う」


中からは火、外からは軍人が攻めてくる。


そんなどうしようもない状態になって、”勇者”に手を借りたとヨウさんは予想したみたいだ。


ただ予想外の事に軍の中に”勇者”に対抗できる人間がいたという事態に陥っている。


その”勇者”と戦っている人間を俺は見た事がなく、聞いた話でしか知らないが、溢れ出ているあの気迫は間違いない。


あいつが、


「”ラスト(LAST)”」


俺が思っている事を”ソルダム”が言った。


「”ラスト”って、確か先生が言ってた”SKULL部隊”の強い人ですよね?」


俺は頷いた。


「人類最強と呼ばれる男。”フェム・ホッパー”中佐、たった一人で異世界のパーティーをいくつも壊滅させた功績から”ラスト”の異名を付けられた男。でも、まさかここまでとは」


話に聞いてはいた。


人類最強の男はどんなものか?そんな想像を訓練時代にみんなとやった事はある。


でも、そんな想像を優位に実物は超えてきた。


奴隷としての”勇者”には制限がいくつもあるとしてもだ。


「助けにいけないのか?」


それに対してヨウさんは首を振った。


「周りから援軍が来てはいたけど、あの二人を囲む部隊やここら一帯を囲んでいる部隊に一斉攻撃を受けて近づけていないの」


周りを双眼鏡を使って見てみると、武装をしている兵士がチラホラと見える。


「周りの方は激化するうちに別の場所に移ったり、やられたりして落ち着いて着てきて、近づこうとすればできるかもしれないけど、」


「けど?」


「さらに遠くにもっとヤバいのがいる」


そう言ったヨウさんはどこかを指さした。


その先を見ると、誰かが隠れながら近づいて行っていたが、


突然頭から血を噴き出して倒れた。


狙撃、さらにこの都市を囲むように軍人が配置されてるってわけか。


爆音の関係もあって音はしないが、”SKULL部隊”が動いているのらどこかにあいつもいる事になる。


「とりあえず、やる事をしよう」


色々と予想外の事がいっぱいだが、俺達にはやる事がある。


「やる事って?」


「”勇者”を助ける。ただ、それだけだ」



次回は未定です。

Twitterや活動報告で適当に次回については更新してます。

Twitter:@tScRxzYLtrcGXnG

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