30話 VS ”サイレント” ②
ストリートファイターが面白すぎました。
長いですがよかったら最後まで読んでください。
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30話 VS "サイレント" ②
俺がヨウさんに頼んだのは、
・”索敵魔法”を利用して、相手の通信設備を割り出せるか、
・”結果魔法”を予め準備して、直ぐに展開して守る事ができるか、
・”転送魔法”を利用して、”結界魔法”を展開した後に銃を送る事はできるか、
の3つができるかを尋ねた。
返ってきた答えは2つはできるが、通信設備の割り出しは出来ないらしい。
ヨウさんの”索敵魔法”は生命にしか反応できず、無機物である通信設備を正確に割り出す事は出来ない。
だが、どうやらウリには出来るらしい。
正確には”索敵魔法”による割り出しではなく、”感覚共有の魔法”を利用して鳥といった生物の目と共有して割り出すことが出来るみたいだ。
意外と難しいらしく、ヨウさんには出来ないみたいだ。
そして、俺は3つの事が出来ると確認を取れたので、
「なら、作戦はこうだ」
と、前置きをしてから、
「今から俺はヨウさんに”結界魔法”と”補助魔法”を掛けてもらってから、相手の通信設備の方向に走って向かう。そして、相手の銃に撃たれたのを合図に”結界魔法”を展開と銃の転送を行い相手の通信設備をコイツで破壊する」
手元に銃弾を見せながら説明をした。
「それはなんなの?」
「コウジさんからもらった相手の通信設備を妨害させることが出来る爆弾が入ってるらしい。もしもの時のためにもらった奴だ」
ここに来る前の準備段階の時にコウジさん達が元々は拳銃の弾に含まれていたものをわざわざ俺の銃弾の仕様に合わせてくれたものだ。
コウジさんが”幽霊”になった時にもしもの時のためにいくつか作っていたらしく、その余りをもらった。
今の世界、”EMP”と言った精密機械を壊しかねない物の開発はもちろん持つ事も禁止されている。
理由は単純、異世界人相手にはそもそも必要がなく、相手に獲られでもしたら今の軍のように通信設備といったもの全てが使えなくなる。
まさに”痛みばかりで得るものがない”のだ。
だから、禁止されている、
専門分野ではないというのにこんなのを作る当たりあの人はやっぱり天才なのかもしれない。
「とりあえず、時間がない。他に案がないなら始めよう」
「魔法はどこに?」
「両方の足の太腿に頼む。強度はもちろん最大で」
俺の言った事に納得したようでヨウさんは直ぐに動いてくれた。
フレアとウリは反対気味であったが、ウマい事、適当な事を言って誤魔化して作戦を実行に移った。
「でも、通信設備って奴を探すにも時間かかるぜ?」
ウリは俺に対してそう言ったが、
「あの方向、5km離れた位置を中心に見てくれ」
と、方向を指して言った。
「そっちにあるのか?」
「おそらくな。撃たれた方向、奴がいる方向にある可能性が高いと思う」
そう答えた。
もちろん、違う可能性だってある。
けど、俺達が今ある情報はその方向に相手がいるって事しかわからないからだ。
ソレにすがるしかない。
「フレア周りは大丈夫か?」
そう聞くとフレアは頷いた。
まだ、どこか納得いかに様子ではあった。
「終わったわ」
そんなこんなの内にヨウさんの作業が終わった。
「強度は?」
「相手の威力が分からないから何とも言えないけど、範囲は狭いから十分なきょうでではあるわ」
”結界魔法”はその範囲を狭ければ狭いほど強度が増すみたいだ。
その事を知っていたからこそ、範囲を限定的にさせた。
「でも、いいの?」
だが、その狭さが不安ではあるが、俺は頷いた。
この作戦の賭けはここにある。
相手が別の場所を狙えば全部終わりだ。
だが、相手はあの”SILENT”足を狙って来たならこの場所に当てられる相手だ。
ウリにも、その後の2発目も3発目も俺に対しての足の部分を狙っていた。
もし、俺の狙い通りに言ってるなら間違いなく狙ってくる。
たとえそうじゃなくても、俺達を捉えたいはずだ。
そのために足を狙ってくると思う。
多分。
「先生?」
俺が少し震えたのを察したのかフレアが心配そうに言って来た。
「ああ、大丈夫だから、気にするな」
そう、自分に言い聞かせるように言った。
「あ、あった」
そんな事を言ってる内にウリがどうやら見つけたらしく、
「場所は?」
俺は地図を出しながら言い、ウリは場所を指した。
そして、全ての準備が完了してしまった。
「じゃあ、”結界魔法”の展開頼む。作戦通りいけば、ここまで逃げてくれ。EAさえできれば部隊の連携がなくなって、簡単に逃げられと思う」
そう言った。
「魔法のタイミングは?」
一番の問題はそこだ。相手の銃は音速を超える。
音が聞こえる範囲でも、銃声がしてからでは既に遅い。
俺から合図して展開はできない。
だから、
「そこはウリに頼む」
そう言いながら、地図を指しながら、
「相手がいるのはおそらくこの辺りだ。そして、俺が走るのはこのルートだ。だから、この間に”感覚共有”の魔法とやらで待機して、音がしたらヨウさんに合図してくれ。それと、できるだけ相手側で聞いててくれよ。場所によっては聞こえてからでは遅いなんてあり得る話だからな」
そう続けると、ウリは
「ああ」
と、簡単に返事をしたので、
「俺も終わり次第すぐに向かう。何かあったらヨウさん連絡を頼む」
そう言い残して、俺は走り始めた。
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そして作戦通り、EAを行い、現在俺は陰に隠れている。
とりあえず、成功だ。
「クッゥ」
だが、足へのダメージが大きい。
”結界魔法”で防いだといっても、あくまで防弾チョッキのような役割だ。
衝撃という物が足に響いている。
当たった瞬間、意識が吹っ飛んだ感覚もした。
さすがに、足の骨にヒビが入ったかな。
足を動かそうにも痛みで思うように動かない様からそう考えた。
俺は過ぎにビンを取り出した。
コウジさんの助手、アキさんからもらった物だ。
コウジさんが生物学の専門家、その一方でアキさんは医学を専攻してる人らしく、コイツはアキさんから処方された即効性の鎮痛薬だ、
俺はビンから薬を取り出して、それを飲んだ。
まだ、ココでくたばってる暇はない。
直ぐに行動しなければならないんだから。
痛みを引いたのを確認して、俺はグレネードを使って煙幕を張った。
そして、その場から速やかに離れていった。
やらなければいけない事はまだあるが、それはフレア達と合流する事。
ではなく、”SILENT”と決着をつける事だ。
この事をフレア達には話してない。
理由は単純、変な心配をかけてしまうからだ。
このまま逃げたとしても、この場をやり過ごすだけで、その後に追いつかれれば、また同じことを繰り返すだけだ。
それだったら、一番厄介な相手を倒してを後を楽にする。
それに、あんな大物が倒されたら同様が生まれ、逃げやすい。
他との連絡が制限されている今こそ狙い目だ。
トントン、
俺は撃たれた足を軽く叩いて痛みを確認した。
よし、大分楽、これならいける。
後は正確な場所さえ分かれば、倒せる。
バーン、
そんな事を考えてると音と共に赤い煙が上がった。
その先、煙の発信源は見てみると、真っ白な体に目立つ軍服とバンダナを付け、白い髪の男が発煙弾を撃ったのを確認できた。
その男は体が小柄で細く見え、一見少年かと思ったが、狙撃銃を担いで足元には大砲のような大きな銃があった。
奴が”SILENT”、そう俺は確信してしまった。
狙撃手として相手に位置がバレるような悪手をする奴を何でかわからないがそう俺の中で思ってしまっている。
何も感じないその異様な雰囲気を奴が持っているからなのかもしれない。
だが、今流れは完全にこっちにある。
敵の位置は大まかにしかわからなかったが、あの煙のおかげで正確な位置を知る事ができたのはラッキーだ。
相手は”結界魔法”もとい魔法を警戒しているだけかもしれないが、相手は俺の場所を見失ってるんじゃないか?
敵は”SILENT”だ。
もしバレてたら、撃たれてもおかしくない。
少し都合がいいかもしれないけど、そう考えて、コイツの射程距離まで近づいて倒す。
俺は手に持った銃を握り、決心を決めた。
問題があるとすれば、あの煙の意味だ。
連絡が取れない際といった緊急時に使われるが、色によってその意味が変わる。
だが、部隊によってその意味がバラバラ、最初に配属されたところでは赤は緊急事態発生の合図だが、それが相手の部隊に当てはまるとは言えない。
まあ、コレはいくら考えても答えが出ない物ではある。
周りに敵部隊の仲間に近づかれてないかを警戒しながら俺は移動を開始した。
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「ちょ、少佐!」
俺が赤い煙を上げたのを見て新兵は驚いた声を上げた。
それはそうだ。
現在通信手段が壊れて連絡できない緊急事態であり、直ぐに他の部隊と意思疎通をしなければならない状況ではある。
中隊の隊長として、この隊の指揮を取る僕が直ぐに何かしらの連絡をしなければならないが、それと同時に狙撃手である自分の位置がバレるような行動をとったのに対して驚きが隠せないのだろう。
だが。
「直ぐに連携を取らなければならないしね。僕たちは隊で動いてるんだから」
その意味から煙を直ぐに上げた。
赤は”一時待機”の合図、こちらの意図が各部隊の隊長達に伝われば、通信が復旧するまで相手の位置を把握しながら動くだろう。
無理して挑みにいくようなことはしない。
敵には高度の”結界魔法”が張れるものがいる現状、想定よりも強いパーティーである事には違いない。
「敵の写真はとってるんだよね?」
「はい。とって、既に送っています」
新兵に確認して、答えが返ってきた。
敵の強力なパーティー、特に称号が”プラチナ”と言われるリーダーが率いる所は大体頭に叩き込んでいるが、彼らはどこにも当てはまらない。
ここら辺のパーティーではない?
それとも最近になって力をつけ始めたのか?
どちらでもいいが、後で本部に照会して確認しなければいけない。
とりあえず、今やるべき事をやらなければならない。
「でも、今ので敵にバレたんじゃ?」
「ああ、だろうね。今のを見逃すような敵じゃないだろうね」
「こっちは敵の場所を見失ってしまったのに」
敵の”EA”を確認している間にこっちは敵を見失ってしまった。
大体の位置は分かってるが、それでも相手の正確な位置を捉えられていない。
対して、こっちはおそらく敵に正確な位置を知られてしまった。
これは大きな差である。
「ど、どうするんですか?このままじゃ俺達、一時待機どころじゃないですよ」
焦ったように新兵は言って来た。
「まあ、待機できる状況ではないね」
簡潔に新兵に返し、
「だから、僕たちは”待機”じゃなく、相手を迎え撃つよ。今からこっちに向かってくる相手をね」
答えた。
「こさっきまでの状態だとお互いに正確な位置がわからず、大まかな位置しかわかっていない状況だった。そのままならどっちが先に見つけるかの勝負になるだろうね」
その勝負になったらどっちが有利とかがない、ほとんど五分の勝負になるだろう。
「だから、相手にこっちの情報を教えたんだ」
「じゃあ、煙はわざとって事ですか?」
僕は頷いた。
「でも、今から相手にバレないように移動して隠れたとしても、情報を多く持つ敵の方が有利なんじゃ」
「その通り、それで合ってるよ」
「じゃあ、何で」
「正しい事ばっかりやってるのが正解ではない。時にはハズレた事をやらないとね。今回は敵に見つけてもラうのが狙いだからね」
そう言ったが、新兵はどこかわからない顔をしていた。
それに、このまま勝ち逃げされるのはダメだ。
自分を囮にしてでも相手を引き付ける必要がある。
だから、
「とりあえず、直ぐに移動するよ。君も勝つために動いてもらうからね」
そう言い、勝つための準備を始めた。
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俺はあれから移動して、煙が上がった場所、もとい相手が狙撃場所に使っていた場所を離れて見ている。
流石に同じ場所に留まっているわけがなく、銃ち一緒に移動していた。
だが、相手の場所を捉えていたこっちの方が有利という事には変わりない。
あの場所に行けば何かしらの痕跡が残っているかもしれないが、さっきの煙をわざと上げてあの場所におびき寄せる罠の可能性が高い。
あそこに行ったら最後、撃たれて終わる。
だから近づくことができない。
だから離れたココからあるかわからない痕跡を探さなければならない。
「何も見つからないな」
と、小さな声で言った。
遠く、見えにくいだけかもしれないが特に何も見つからない。
それでも、問題はない。
痕跡が見つからないって事はまだそんなに遠くに行ってるはずがない。
どんなに凄くても素早く痕跡を残さず移動するのは不可能に近い。
しかも、あんな遠距離狙撃を可能にする大砲のような大きな銃と一緒に移動するならなおさらだ。
んっ?
何かを引きずりそれを消した様な跡を見つけた。
そして、その先を隈なく探してみると、敵を見つけた時に見た銃があった。
木に上手く隠れて銃口しか見えないが、特徴的な銃のため間違いない。
だが、本当にあそこにいるのか?
移動して確かめるのもありだが、ウマい所にある。
移動する場所もあそこが見えそうな所も更地とは言わないが隠れる場所が少ない。
要は見つかりやすいって事だ。
銃を囮にした罠って事も考えられる。
そんな事を考えればキリがないのは事実だが、銃口が見えるという情報だけで確定するのが速いというのは事実だ。
通信が復旧するまで時間が少なくなってきてるかもしれないが、それでもまずはアレを罠だと考えてみよう。
狙撃、そして周りを見るのは高所が有利だ。
そして、一回あの場所に銃を持っていってから移動、もしくは仲間にでも託して本人は別の場所に移動してるかが分からないが、あの銃がある場所で最初に敵を見つけた場所を見られる高所の場所はそこまでの範囲はない。
後は復旧するまでに見つけられるかの問題だ。
相手が連携を取れるようになったら、その数で圧倒的に不利。
逃げる事も困難になる。
だから、早く敵を見つけたいんだが、
「おっ、あれは」
一瞬だけ何かが反射した光を見てけて、思わず声が出た。
その反射した場所をもう一度良く観てみると、何も見えない。
だが、しばらく待つと、再び反射した光がまた一瞬だけ見えた。
おそらく、銃のスコープを覗いて反射して見えたのだろう。
角度や向きの問題もあってたまにしかその光は見えないが、不規則な反射光から人間によるものだ。
優れた成績を持つ狙撃手にはスコープのような役割をするコンタクトレンズが支給されるらしい。
俺がそこまでの遠距離射撃ができないため、支給こそされなかったが、ファルコからそんな話を聞いた。
先程のEA攻撃でソレを使用できないようにし、普段使っていないであろう光を反射するスコープを使わせるような狙いをした。
そして、その光が見えるように太陽を自分の背にしながら移動して、今光を見つける事が出来た。
光は木の葉の中からで高所で狙撃ポイントとしてうってつけ、ここまで自分の狙い通りにいくのはとても気分がいい。
距離は遠くない、十分狙い撃ちできる。
俺は銃を構え、狙いを定めた。
後は引き金を引くだけで俺は直ぐに、
バン!
引き金を引いた。
そして、銃弾は狙い通りの所、光の場所へと行った。
特に何も応答がない。
何の躊躇もなく引く事が出来た。
これで4人目だ。
一人目はフレアを助けるためにゴブリンの拠点へと行ったときだ。
女の人がボロボロで囚われていた。
死にかけで遊ばれていたその人は死にたっがていた。
だから俺は、、、。
そして、二人は択捉島に行くための船だ。
引き金を引くときは今までと違ってスムーズに引けた。
自分の命が掛かっていたからか?
いいや、そんな事を考える時間の余裕はあった。
なのに躊躇いがなかった。
もう、慣れてしまったのか?
そんな嫌気が俺の中に眠っている。
だが、そんな事はもうどうでもいい
この場を離れて、逃げねえ
ドン!
と?
俺の左肩を何かが貫通した。
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俺の所に一発銃弾が来たが、それは頭2個分上を通過し、その後直ぐにもう一発の銃声がした。
最初の一発は敵、そして後のは少佐のものだ。
当たったかの結果を見ていないが、当たっている。
見ていなくてもそれが分かるのがあの人の腕だ。
つまり、これで相手は詰みの状態だ。
「さすが」
少佐は相手の居場所がわからないなら、相手に先に撃ってもらおうというもの。
そのために俺を囮にした。
遠距離狙撃銃を移動させたのちに、少佐は俺に少し変わったヘルメットを渡して来た。
そのヘルメットは頭二個分上にスコープが付いたものだ。
『これ付けてあの場所へ行って敵を探すんだ』
そう指示された。
『狙ったかわからないが、相手のいる方に太陽があって、光を反射しないコンタクトといった機械類はEAのせいで使い物にならない。意図はわかるか?』
そう聞かれたので、俺は了解の返事をして、指示された場所へと移動した。
俺がこのヘルメットをかぶって相手を探す。
その際に頭に着いたスコープが反射して相手に見つかり、相手が撃ち、居場所を特定するというシンプルなものだ。
この場所自体狙撃ポイントとしてうってつけで、周りには罠も仕掛けてあり、近づくなら罠もしくは俺自身の手で仕留める。
限られた時間ないで考えた少佐の策は見事に嵌った。
それにしてもさすが少佐だ。
あんな場所で、あの距離をスコープなしで狙っているのだから。
少佐の狙撃ポイントは狙撃ポイントとしては弱い、低い場所から狙った。
射線も狭く、狙いにくい場所、
『スコープがあると反射してバレるからいらない。見えるなら当てられる』
という理由で付けずに少佐は狙い、撃った。
敵も色々と策を練って、距離として80mある距離を光の場所を正確に撃ちぬいたが、少佐が上回った。
決めるべき所で決めた少佐の方が相手より一歩上をいった。
さすがだ。
でも、頭二個分上を通過した時は生きた心地がしなかった。
少しでも相手が狙いを逸らしたらと考えると、、、。
まあ、少佐曰く相手の腕前は相当なもので、それを信じたらしい。
それでも、一応銃弾の対策をしっかりするように言われて対策はした。
まあ、怪我無く終われてよかった。
まだこんな場所で死ねないからな。
俺は少佐と合流するために移動した。
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狙い通り左肩に当たった。
直ぐにリロードをして、再び狙いを定めたが、直ぐに陰に隠れた。
流石に速いな。
でも、さっきと違ってハッキリと当たった。
これでもう、あの銃を構えて撃つ事はできない。
出来れば足も撃ちぬいときたかったが、まあ十分手負いにできただろう。
通信設備の修理もそろそろ終わるだろうし、そんな状態で逃げ切れるほど、俺達は甘くない。
これで詰みの状態にできた。
後は捕えて、ゆっくりと色々と聞かないとな。
”EA”、銃、仲間の事とか、聞く事が色々と多いい。
残りの3人は最悪逃してもいいとして、奴だけはしっかりと捕えなければならな、煙?
先程まで敵がいた辺りから煙が上がったのが確認できた。
まさか、
すると、煙の下から突然火が広がり始めた。
まっずい。
『こちら本部、通信回復完了。トリ―少佐確認の返事を求む。どうぞ、』
と、通信設備が回復した事の連絡が来た。
丁度いい。
「こちらトリー通信設備回復了解。それと同時に敵による山火事が現在発生、直ちに消化を求む。どうぞ」
と、連絡を入れた。
こんな森の中での火事は直ぐに広がって、危ない。
ここを拠点にしている俺らへの被害もるし、ココが焼け野原になるのも今後の事を考えて困る。
直ぐに消化しないとならない。
『山火事発生了解。直ちに援軍を派遣、周りの部隊も直ぐに向かうように』
と、連絡が返ってきた。
火はとても大きく、直ぐに広がっていっている。
手負いの状態で、この状況じゃ敵もタダではすまない。
逃げるのは無理だろうし、捕まるぐらいならって事か。
どちらを取るかの判断が迫られている。
いいや、そんなの合ってない様な物だ。
EAのせいでタダでさえ状況は困難になっているところにコレだ。
まさにカオス、どちらか一個に絞って解決しなければ被害が増す。
個々は山火事に当たるでいい。
敵もこの火事からは逃げるのは無理、情報を取られないようにするものだ。
そう自分の中で結論を付けようとしたが、ある物が目に入り、
やられた、、、。
その考えに至った。
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「ハア、ハア」
なんとかなった。
ずぶ濡れな体で肩から息をしながら、近くの木に横たわった。
俺は燃料と火を使って、発生させて、意識をそっちに向けて逃げた。
半端なものでは相手に意識を持ってけないため、思いっきり派手に行った。
火を発生させて、その間に俺は激しい流れの川に飛び込んで、その場から一気に逃げた。
元々、この川を使って逃げるつもりだったが、手負いの状態じゃ少し危なかったが何とかなった。
一応念のための物を考えてたが使う事になるとは思わなかった。
考えが甘かった。
作戦通り行って浮かれて直ぐに撃ったのが間違いだった。
相手に上を大きくいかれた。
そのせいで銃以外の荷物を手放した。
弾もほとんどないし、この銃も直ぐには使えないな。
完全に俺の負けだ。
死んでてもおかしくなかった。
だけど、まだ生きてる。
「ハハ、まあいいか」
この逃げ方も気づかれてるかもな。
早く合流しないと、
そう思い、俺は左肩を抑えながら立ち上がり移動した。
次回は未定です。
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