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異世界戦争  作者: ガイ
3章 幽霊
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28話 ”SKULL”

長いですがよかったら最後まで読んでください。

評価、ブックマークも良かったらお願いします。

28話 ”SKULL”


コウジさん達と会ってから丁度一ヶ月経過した。


俺達は”勇者の救出”を行うために色々と準備を始めようとした所で俺は熱を出してくたばってしまっていた。


コウジさん曰く左肩の傷の影響だろうと言われ、アキさんもそれで間違いないだろうと診断された。


この一ヶ月でこの研究所にいるメンバーの事が分かってきたが、アキさんはどうやら医学的な方面にはコウジさんよりも強い人だった。


とりあえず、俺は熱を出してくたばってしまっていたが、色々と準備を進めていく事ができた。


俺も熱を2,3日で完治させてフレアとウリに主に近接についての訓練を行った。


たった一ヶ月であったが、できる事全てを行った。


だけど、やっぱり魔法はチートって奴だ。


ウリと模擬戦を何回か行ったが、魔法ナシなら俺の圧勝だったが、魔法がアリになったら戦績は7対3で俺が優先であるものの負ける事がある。


ウリが使えるのは軽い身体魔法の強化と簡単な火や水といった魔法と特別凄い物でないが、それでも相手するとなると手強すぎた。


こんな連中が何人も軍は相手にしている。


だが、俺らが向こうさんらをチート扱いしているように同様にチートと思っているみたいだった。


ヨウさんが言うには威力のある遠距離、長物がずるいらしい。


魔法の遠距離攻撃はせいぜい50mが良い所、優れた人物でも100mでそれ以上を狙える物はそうはいないらしい。


また、戦車やヘリといった装甲が堅く破壊力ある兵器を何台もが徒党を組んで攻めてくる、それが向こうさんにとって脅威みたいだ。


お互いにお互いの良い所をぶつけ合い戦っている。


だから、この戦いが中々終わりへと向かわない。


それが、この一ヶ月でよくわかった。


「到着したぞ」


俺がそんな事を考え込んでいると船を運転しているコウジさんが言った。


俺達は今、樺太からユーラシア大陸へと船で移動していた。


コウジさんが船の運転が可能であったため、俺とフレアが密航して樺太に来たときとは違って楽に移動する事ができるようになった。


それでも、色々と気負付けなきゃいけない事もあるが、大体はヨウさんの”索敵魔法”で回避することができ、安心安全だ。


問題はこの後の移動、都市”アクエリアス”の道中だ。


現在、”アクエリアス”の周りで戦いこそ起こってないものの、異世界人の主要な都市の一つ、軍が黙っているはずがない。


俺が訓練所にいた時の情報ではあるが、厳重体制で都市の周りを監視して、いつでも攻めれる状態であり、周りを監視している部隊が変わってなければ、有名な部隊の一つである。


それに合わせて、異世界人も”アクエリアス”内部への移動は”転送魔法”で行っているらしい。


俺達はそんな所に今から向かわなければならない。


「とりあえず、ここまでは予定通りだな」


「ええ、じゃあコレを」


大陸に辿り着き、船を降りるとヨウさんは運転を終えたコウジさんに緑色の石、魔晶石を渡した。


これは、俺らの世界でいう携帯電話の様な物で、魔晶石にはテレパシーの魔法が込められている。


しかし、この魔晶石のテレパシー魔法は一方通行、受信しかできず、ヨウさんからしか連絡ができない。


「じゃあ、定期的な連絡をよろしくな。検討は祈っておくよ」


コウジさんとアキさんはそう言い残して、この場を離れていった。


ここから、俺達は二人と別行動することになっている。


俺達が”アクエリアス”に向かっている間に二人は新たな拠点へと移動することになっている。


樺太は軍の作戦によって、危険になってしまう事を考えるとあの場に留まる事ができないからだ。


コウジさんが言うにはこういった備えのためにいくつか目星や準備をしていたため、その点は問題ないらしい。


その間にお互いに連絡を取れるようにヨウさんが魔晶石を用意してくれ、お互いの生存報告や近況の報告をすることになっている。


俺達はいつ失敗して最悪の事態が起こる可能性も十分あり、コウジさんの方も最初に考えていた場所が使えず移動している場合も考えられることから用意した。


一方通行であるものの十分な機能である。


「じゃあ、私達も向かいましょ」


と、ヨウさんが言い俺達は荷物を持ちコウジさん達が向かった方角とは別の方角へと進んで行った。


本番はここからだ。


今までの移動とはわけが違う。


日本では戦地になっている場所は予めわかっていたし、激化していた場所と真逆に進んでいた事もあって、安全に進むことができた。


だが、ここからはほとんど情報が分からない場所、厳重体制が張られている場所を目指す事になっており、とてもじゃないが安全安心に進む事はできないだろう。


しかも、俺達はそこを四人、その内の一人は子供でウリもそう大差がない。


俺だって、実力的に十分とは言えない。


ヨウさんくらいしか基準を満たしているとは言えず、ゲームで言ったら俺達にはレベルが足りずまだ速いといったところだ。


だが、それでも俺達には時間がない。


だから、そんな危険な場所へと進まなければいけない。


パン!


「先生?」


「んっ、ああ気にしないでくれ」


俺は拳と掌を思いっきり合わせて、気合という奴を入れ直した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「大分進みましたね」


俺達は船から降りてからとにかく西へ、”アクエリアス”の方へと進んでいき夜になって現在は明日に向けて休んでいる。


とりあえず、順調ではある。


が、


「でも、ここからが大変なんですよね」


今日の道のりは1ヶ月の準備で俺やコウジさんである程度情報を集めてルートを決めていた。


ただ、もう少し進めば情報がほとんどない未開の地になる。


ある情報といえば、


「ああ、だから一応もう一回だけ確認しとくぞ。俺達が向かう場所がどういう所か」


都市”アクエリアス”を厳重体制で守っている優秀な部隊の事くらいだ。


「”アクエリアス”を囲む海、俺らの方角行くとさらに森に囲まれている」


俺は確認するように言った。


都市”アクエリアス”は異世界は俺達の世界で言う地中海に似たような地形、大陸に囲まれた海に浮かぶ島。


東の方角はさらに異世界の物の森がメインで囲んでいる。


「他の方角への移動は周りの状況と照らし合わせて無理だと判断したのよね」


「ああ、ヨウさんの話だと囲んでいる森事態はそこまで危ない所ではないという話と、周りの状況と照らして、コウジさんと話して決めた」


「そうね、あの森にはいてもゴールドランククラスの魔獣、それも滅多にお目にかかれないだろうし、ブロンズ適性の森ね」


俺とヨウさんは事前に話し合った事を確認するように話した。


「だが、一番の問題はその周りにいる軍、部隊だ」


「前から思ってたけど、そんなに危険ってわかってんならいない場所行けばいいんじゃないか?」


今までこの話をするたびに俺が口酸っぱく言ってるし、ウリとフレアにはあまり詳しく状況を話していないのだから、そんな疑問を持つのも当然だ。


だが、


「囲むように配置されてるし、”アクエリアス”に行くのなら避けては通れない。口酸っぱいかもしれないが、お前とフレアは訓練でそれどころじゃなかったのも事実だ」


俺とヨウさんは行くための道や救出方法何かを話す時に共有こそしたが、二人には名前を教えた程度だ。


「だから、改めて確認をしておこうって事だ」


「警戒するために何度も確認するのは分かるけどよ、さすがに言いすぎじゃないか?もちろん舐めてるってわけじゃないけどよ」


「確かに言いすぎかもしれないが、監視している部隊が軍の中でも異質だというのは間違いない」


と、俺はウリとフレアに言った。


「監視している部隊は”ナナ・ルキーチ・アドロフ”少将が率いていた”ナナ旅団”だ。この部隊の異質さは個人の化け物が揃っている事だ」


「化け物?」


「異世界では普通かもしれないが、俺達の世界で個人に異名が付く事はまずない。俺達は個ではなく群れで戦う、個人で異世界人のパーティーに勝つことはできないからな」


そう、いくつもの部隊という群れの連携で戦っている。


それが、軍の強みである。


「だけども、いるんだ。異世界でいう高ランクや勇者のように逸脱した人の皮を被った化け物が」


有名な隊の隊長ならともかく、個人に焦点が当てられる事なんてとても少ない。


その中でさらに特別な奴には


「そして、そんな奴には二つ名といった異名が付けられたりする。お前らの世界の高ランクや勇者なんかにもつけられてるの見たいのな」


「へー、ヨウさんみたいのがそっちにもあるのか」


えっ!


ヨウさんにもあるのか、それは初耳だ。


でも、言われてみればこの人”ダイヤモンド”ランク、最高ランクより一個低いだけ、充分高ランクの人だもんな。


二つ名を持ってても全然おかしくないな。


少し気になるが、まあそれは後ででいいか、


「ああ、そうだ。でも、あんまり聞いた事ないだろ。軍人の異名なんて」


ウリを少し悩みながら考えると、頷き、


「そうね。私も聞いた事ないわね」


ヨウさんもそう続けた。


「それだけ異質なことなんだよ。異名が付く事はな。そして”ナナ旅団”はそんな奴らが4人いて、その異名のイニシャルから通称”SKULL”部隊とも呼ばれている」


「”SKULL”?」


「ああ、全員の詳しい事はしらないが、知ってる分だけでもしっかりと共有しよう」


俺がそう言い、話を続けた。


「まずは”トリ―”少佐、この人は狙撃の名手だ。当時の狙撃の記録4kmを大きく上回る6km越えの狙撃の記録を持っている。奴の射程距離からは撃たれた側の音は聞こえない、そのことから”サイレント(SILENT)”の異名を持っている」


この人の何がすごいかというのはただ遠距離から当てられたではなく、当て続ける命中率だ。


俺は一応訓練所で記録として600mの記録こそあっても、銃の性能によるところが大きく、ただのまぐれ。


実際の射程範囲って奴は100mってとこだが、”トリ―”少佐は5kmを超えているらしい。


「銃弾が当たるまで撃たれたことに気付かない、まさに化け物だよ」


それが、”サイレント”の異名を持っている者だ。


「次が、”ドゥ”中佐、この人は高躯体の人で、今まで精密すぎて扱えるものがいなかった航空機隊を自在に操り、辺りを枯らしつくした事から、”キリング(KILLING)”の異名を持っている」


この人はそこまで詳しい事は知らないが、多くの戦果を挙げている事は知っている。


「次の”アンリミテッド(UNLIMITED)”の異名を持っている人は俺は良く知らないんだ」


この人は陸海空、全ての部隊に携わっているって事しかわかっていない。


名前を詳しい事が分からず曖昧な事しかわかっていない。


だから、ココではあまり言及しなくていいだろう。


「最後に”フェム”中佐、人類最強とも言われてるらしく、個人で異世界のパーティー達を壊滅させたらしく、”ラスト(LAST)”の異名を持っている」


普通ではありえない、個でパーティーを壊滅できる者。


そんな事ができる奴はこの世の中で片手で数えられるくらい、もしかしたらこの人以外にいないかもしれないくらいの凄さ、


「終焉っても言われているらしい」


「ん?それじゃあ4人、てかLが足りないんじゃ?」


ウリが俺にそう言って来た。


その通り、これだとLが一つ足りない。


「これはこの部隊を率いていた”ナナ”少将の父称の”ルキーチ”のLから取られてるとかって聞いた。それに今この部隊を率いているのが、”アン・L・コルト”少将もミドルネームがLだから、多分そうだと思う」


現在は”ナナ”少将は右目の負傷のため、前線を引いている。


ただ、現在率いている”アン”少将も負けない程の化け物でだ。


「そして、この部隊の隊長である”アン”少将は俺と同じ元アメリカの女兵士、部隊を率いて多くの戦績を挙げ、多大な功績を上げ続けた有名なアメリカの英雄の一人だ」


本来、そんなすごい人を手放すはずはないが、


「元々、ナナ旅団がいる国とは仲がいいという関係ではなかったらしいが、他国にこの戦争を協力して勝つ事を示すために多くの隊員と共に部隊の隊長として送られたみたいだ」


そう、今までならありえない事をしている。


実際にコレをきっかけに国境の壁がなくなっていった。


この功績も大きいらしい。


「この部隊にはそんな化け物5人が主力として動いている。この5人の化け物達がいるのが死の象徴であるガイコツ、”SKULL”部隊だ。俺達はこの部隊を避けていかなければ”勇者”の元へとは辿り着けない」


俺は改めて確認するように言った。


「特に気負付けなきゃいけないのは”トリ―”少佐だ」


俺の言葉に対してウリはどこかわかっていなかったので、


「この人だけが、ヨウさんの”探知魔法”の範囲外から来るからだ」


そう言うと、納得したように頷いてくれた。


「だから、魔法があるからって気を抜くなよ」


と、俺は念押しするように言い、この話を終えた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ヨウさんあとどれくらい?」


ウリがそう言い、ヨウさんは地図の端末を取り出して、


「この辺ね、だから後3日もすれば着くわ」


と、答えた。


俺達は大陸に到着してから1週間程歩き続けた。


当初の予定よりも大分進むのが速い。


”索敵魔法”のおかげさまで危険を予め回避できてるのが大きいだろう。


ヨウさんには頭が上がらない。


この調子ならいいんだがと俺は軽く左肩を揉みながら思った。


「先生それ持ちましょうかと」


俺の肩を揉む様子を見て、フレアが俺に言った。


俺が背負っているリュックを重いのが分かってるからだろう。


「いや大丈夫だ、ありがとな」


だが、俺はそれを断った。


俺のは色々道具が入っており特に重くはあるが、他3人だって荷物はある。


それぞれに合った重さの荷物を持たしてるわけだし、フレア一人に無理させるわけにはいかないし、これくらい訓練で慣れてるから問題もない。


「フレアの方こそ大丈夫か?」


「はい、問題ないです」


フレアも俺に対して大きな声で返事をして、問題なさそうだ。


ヨウさんやウリの方も特に問題がない。


これだったら日が沈むまでの1時間で大分進む事ができそうだ。


「うっ、グッ!!」


少し心の中に余裕を持っていると、突然短い悲鳴をウリが発した。


本人、ウリを見てみると、


「んっ!!」


右足の太腿に大きな穴と血が流れているのが見えた。


俺は直ぐに周りを確認してみると、地面にウリの足にできた穴と同じサイズ程の穴が空いて、煙が少し上がっていた。


「おい、向こう側に隠れろ」


俺をソレを確認して、直ぐに叫んで、指示を出しながらウリを軽く蹴とばした。


そして、さっきまでウリがいた場所、俺の目の前を弾丸が横切った。


間違いない、撃たれたんだ。


俺達は狙われてる。


ウリの傷、地面の穴から撃たれた方角はわかる。


俺は直ぐに双眼鏡を取り出して、その方角で目星い場所を見てみた。


が、特に何も見えなかった。


「ヨウさん、ウリの方の傷は?」


一旦、俺は見るのを止めてウリの状態を確認した。


「止血はしといたわ。でも治すには時間が掛かる」


そう、答えが返ってきた。


その答えを聞いて俺は再び双眼鏡をのぞき込んだが見つからない。


どこにいるんだ?


ガッン、ガッ、ガッ!!


すると、俺が隠れている木から変な音が聞こえた。


直ぐに確認してみると、木をもう少し貫通するまで銃弾が来ていた。


「くっ、あっちの壁に移ろう」


俺は向こうの瓦礫の山を指して言い、移動した。


危なかった、もう少し何かがあったら俺の体にも穴ができてただろう。


だが、逆に弾丸を見ることが出来た。


あの弾丸で、予測は確信に変えられた。


俺達を狙っているのは、


「”サイレント”だ」


「それは確かなの?」


ヨウさんはそう聞いてきたが間違いない。


「ああ、噂通りの音のない狙撃だ」


「でも、サイレンサーっても物もあるんでしょ。その可能性はあるんじゃ?」


「俺もそう思ってウリの傷と地面の跡、方角を探したが特に見えなかった」


「全部確認はできてないんでしょ?見逃しだって、」


俺もさすがにその短い時間で全部の確認はできていないのは事実だ。


だが、


「あの銃弾は特別な物、”サイレント”と言われる超遠距離射撃を可能にする特別製の銃弾だ、俺も実物は初めて見たが、間違いない」


今までのスナイパーの開発を進む上で銃の距離を延ばす事はあまり考えてこられなかった。


理由は単純、遠くを狙える銃を開発してもその距離を当てられる人間がいないからだ。


だが、そんな現状を彼が変えた。


彼が現れてスナイパーの距離にも着目され、彼専用の銃が開発されたくらいだ。


一度、訓練所でファルコが写真を見せてくれたが、大砲の様な固定砲台のスナイパー、そしてその銃専用のドデカイ弾。


「今狙ってきてるのは”サイレント”で間違いない」


だが、本当に全く音がしなかった。


5kmは離れてるのか?


「どうする逆方向に進んでいく?」


それも手ではあるが、


「多分だが、俺達は囲まれてる。ただ”サイレント”から逃げるように行くのは相手の思うつぼだろう」


「じゃあ、どうするんですか先生?」


「ヨウさん、今から俺が言う3つの事をできるか答えて欲しい」


俺はそう言って、3つのある事をヨウさんに聞いた。


そして、


「2つは私が、もう一つはウリならできるけど」


と、答えが返ってきた。


ヨウさんは心配するようにウリを見た。


この怪我で十分にできるかの心配がヨウさんにはあるのだろう。


だが、


「俺なら大丈夫。やってやんよ」


と、ウリから力強く返ってきたので、


「なら、作戦はこうだ」


俺の考えた作戦を全員に話始めた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「大丈夫なんですか、先生?」


フレアは心配そうに言った。


「もっと良い方法があるんじゃ」


と、ウリも続くように言った。


「かもな」


その言葉に俺は同意した。


「だったら」


「だが、時間はない。良い方法を考えてグダグダしている間、敵は待ってくれない」


「そうかもしれないけど、それだとあんた」


ウリは俺の玉砕覚悟の作戦が不安なのだろう。


多分フレアもそう思ってる。


だが、


「俺達がやろうとしてる事はこの中の全員が生き残ってできる事じゃない。この中の誰かが、いいや全員がいなくなってもおかしくない事だ。助けられない命を俺はわざわざ助けないし、お前らもそれでいい。誰かが生き残って繋げば良い、そう言う事を俺達はやっている」


俺がそう言うと、フレアが何かを言いそうになったが、


「そう言う覚悟できてるはずだ。違うのか?」


俺がそう言うとフレアは黙った。


「でも、あんたは」


「それに良い作戦ってなんだ?どんなに考え込んで良い作戦って奴を思いついて実行しても、それが失敗すれば悪い作戦って奴になるんじゃないか?結局、それが良いか悪いかを決めるかは結果だ」


俺は軽くフレアの頭に手を置いて、続けた。


「だから俺はこの作戦を良い作戦って奴にするつもりだ。成功は全員が生き残る事、だから何も問題ない」


そう、答えた。


特に3人から反論はこなかったので、


「じゃあ、納得したようだし、さっさとやろうぜ」


俺がそう言って、全員立ち上がり準備を始めた。





次回は未定です。

Twitterや活動報告で適当に次回については更新してます。

Twitter:@tScRxzYLtrcGXnG

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