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異世界戦争  作者: ガイ
2章 新兵
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13話 打開策

最後までよろしくお願いします。


13話 打開策


俺は銃を前に持ちながら走った。


体力にはそこそこ自身はある。


けど、俺が持っている銃は結構重く、さすがに体力はそこまで持たない。


追いつかれるのも時間の問題だろう。


さて、どうするか。


2、3、4、、、5人か。


俺は手に持っている鏡で後ろの人数を確認した。


相手のパーティ人数は10人だった。


俺に5人って事はダイチ上等兵にも5人で二手に分かれてるのか。


相手は一人の俺らを確実に捕らえる作戦で来てるのか。


本隊の方は楽に作戦が行えるだろう。


しかし、俺とダイチ上等兵にとっては最悪の状況になったな。


最初に見たゴールドランクの奴はいないが、それと同等のパーティだと仮定したら、一人で勝

ち切るのはまず無理。


このまま、外に出て逃げるか?


あと一つ残ってはいるが、ダイチ上等兵に、


『相手に追いつかれて、無理と判断したら諦めてもいい。だが、この場所だけは起動させて

おいてくれ』


と、言われている。


優先度の高い場所は既に終わらせているため、外に逃げるのは全然ありではある。


しかし、他の分隊は倒壊後のために建物から離れて避難し、待機している。


そこまでの距離は相当ある。


その間、逃げ続ける事はできるのか?


いや、多分無理。


この状況をどうするか?


ボン!!


そう考えていると、俺の前方の天井に相手の魔法が当たり崩れ始めた。


まっずい。


このままじゃ、道が塞がれちまう。


俺はなんとか走るスピードを上げ、スライディングをして、崩れた先に行くことができた。


逆にラッキーだ。


あれくらいの瓦礫なら簡単に超えてくるだろうが、それでも多少の時間は稼げるはずだ。


その間になにか考えないと。


--------------------------------------------------


ダメだったか。


天井の一部に魔法の攻撃を当てて、相手の動きを止めるように考えたが、上手くいかなかっ

た。


俺達パーティは崩れた道をなんとか進み抜けた。


結局相手との距離が離れてしまった。


「もう一回気を取り直していきましょ」


と、ドルマさんは俺を励ますように言ってくれた。


「いや、もうやめましょう」


「そんな。一回で諦めるようなことじゃ」


ドルマさんはまだ何かを言おうとしていたが、俺の顔を見てそれをやめた。


別に俺は不安がっていないし、もうダメだとも思っていない


「時間はかかるかもしれないですけど、身体強化の魔法をメインにして追いつく事に変えま

しょう」


「それでいいの?」


「ええ」


そして、再び相手を追いかけ始めた。


最初は攻撃魔法を使って相手の動きを封じて追いつく事にしていた。


いわば、短時間で終わらせるように考えていた。


しかし、色々問題が出て、目的の達成ができないかもしれないと俺は考えた。


だから、単純に相手に追いつく事にするように変えた。


相手は一人、大きな銃を持っている。


そう長く体力は持たないだろう。


時期にスピードが落ちるし、俺達は魔法によって追いつく事ができるだろう。


問題があるとすれば時間が掛かって、相手の援護だが、


「周りの状況は?」


俺はバケットに尋ね確認した。


「結構広い範囲見てるけど問題はないと思う」


そう、答えてくれた。


やっぱり、最初は俺達はどこかに誘導して罠にはめるものだと思ったけど、それにしては逃

げすぎてるし、周りの援護は何もない。


多分本隊を逃がすための囮。


少しでも、俺達パーティの戦力を少なくするのが目的だったんだろう。


「色々考えたけど、多分ただの囮だよ彼。だったら時間はかかるかもしれないけど、確実に

追いつめてこう」


「わかったわ」


ドルマさんも納得して、頷いてくれた。


俺達が見えた時に銃を撃って、逃げただけ。


特に何か特別な武器はなさそうに見える。


彼にはもう策はないだろう。


今ただ逃げているのが証拠だ。


「それに、時間が掛かるといっても、そこまで大きく変わる程じゃないと思いますし」


「そうね」


「それじゃあブンさんお願いします」


俺はブレットさんパーティの一人“ブフ”さんに頼んだ。


こちらに向けてグッと親指を立て、笑った。


人相が怖く無口な人で、最初はただただ怖い人だったが、実際は気が利く優しく、まさにヒ

ーラー。


優秀な人で身体的な魔法でサポートしてくれる。


今回もブフさんに任せて、俺達の身体能力を上げて、相手との距離を詰めていく。


そして、ブフさんは手で祈る形を作り、魔法を発動した。


「よし、じゃあ行きましょう」


全員が俺の声に答えて返事をくれた。


--------------------------------------------------


俺は鏡で後ろを確認しているが、敵が攻撃してくる仕草を全く感じない。


それどころか相手との距離がどんどん詰まってきている。


まずいな。


また、相手が魔法で攻撃をしてくるのなら、それを利用してまく作戦を考えてはみたけど攻

撃がこないならその意味もない。


てか、それよりも問題なのはこのままじゃ追いつかれちまうって事だ。


魔法ってのは便利だよな。


俺は後ろを確認してそう思った。


俺が持っているマークスマンライフルの正確な重さは知らないが、相当な重さだと思う。


だが、相手の中には俺が持っている銃以上に重そうな大きな剣を持っている奴がいる。


しかも、俺よりも伸長も低く、小柄にも関わらず平気そうに走ってきている。


俺よりも早く。


俺はどんどん体力は落ちて苦しいくなってきているが、向こうにはその気配を全く感じない。


追いつかれるのも時間の問題。


5分、いや3分もかからずに追いつかれそうだ。


その前に何か手を打たないといけないんだが、どうするか。


一つだけ思いついた方法はあるが、相手に銃を撃つことだ。


しかし、ただ撃つのではない。


大事なのは相手に撃つまで気づかせないことだ。


今から振り返って、構えていては撃つ前に気づかれてしまう。


そうしたら、先ほど同様に防御魔法で防がれてしまい意味がない。


おそらく、距離によると思うが、撃つ前に防御魔法を展開されたら俺の弾を当てる事はでき

ない。


だから、撃つまで気づかれてはいけない。


銃で狙い撃つという行為はとても繊細な物で、心臓の鼓動によっても命中率が下がってしま

うという人がいるほどだ。


何より人は走っている時には激しく上下運動をしており、小銃を合わせれ正確に撃つのは困

難を極める。


俺はそれに加えて、振り返るという動作を加える。


俺はこの一連の動作をバレずに行わなければならない。


一見不可能だと思われるが、一つだけ俺には考えがある。


が、俺の腕でできるか?


いや、でも考えてる時間だってない。


その作戦で行くしか。


腹をくくるしかねえ。


深く息を吸った。


大丈夫だ、俺ならやれる。


そうだ、俺はそれができるよう二年間腕を磨いたんだ。


何も心配することはないんだ。


俺は俺を信じよう。


俺は銃を強く握りしめ、自分に言い聞かせた。


そして、俺はスピードを少し落とし、ゆっくりと引き金を引いた。


--------------------------------------------------


よし、かなり追いついて来たな。


俺達と相手のパーティの距離は大分詰まってきた。


やっぱり、俺達の方が体力もスピードもある。


このままならもう追いつく事ができる。


後はあいつを囲んで作戦通りいくだけだ。


相手は目の前にある花壇に突っ込んでいき、それを飛び超えた。


んっ!!


バッン!!


「ド、」


「キャ!!」


しまった。


それを飛び越えて、そのまま進んで行くそう思っていた。


けど、違った。


あいつは飛び越えながら振り返って、こちらに銃を構え、撃ってきた。


俺達は撃つまで全く反応することができず、俺はドルマさんに防御魔法を展開させようと呼

ぼうとしたが間に合わなかった。


そして、銃弾はドルマさんの右足の太ももに被弾してしまった。


ドルマさんを歯を食いしばって叫ぼうとはしなかったが、そうとう痛いはずだ。


不幸中の幸いなのか、致命傷にはならずに済んだ。


しかし、まだ体の中に弾が残っている。


ブンさんの魔法でもまだ治すことができない。


あれ?


まさか、あいつの狙いって。


「私は置いて速く」


と、ドルマさんは俺に言った。


「いや、できないです」


「何を言ってるの。この程度じゃ死にはしないから早く」


足を撃たれているが、ドルマさんの言う通り出血はそこまで酷くはない。


ドルマさんの言う通り死にはしないだろう。


けど、問題はそこじゃない。


「追えないですよ。あんな腕のいい奴をドルマさん抜きで」


ドルマさんの傷を見ていたブフさんはハッとした。


やられた。


相手の狙いはドルマさんの命ではなく、足だったんだ。


最初に撃ってきた時に、誰が防御魔法を使うかを確認していたのだろう。


そして、防御魔法を使うことができる人を狙った。


おそらく、ドルマさんの頭を狙おうと思えば狙えたんだ。


ドルマさんの頭を撃ち抜かれていたら、俺達の選択は追うしかなかった。


でも、狙わなかったのは俺達に追うか治療して待つかの選択を与えるために、足を狙ったん

だ。


あれだけ、腕のいい人だ。


防御魔法なしでそんな相手を追う事は危険すぎる。


簡単な物ならあるが、今度こそ全員の頭を狙われてしまう。


「ブフさん頼みます」


ブフさんは頷いた。


「それと、大変かもだけどバケットは逃がさないように続けてほしい」


「わかった」


俺はブフさんに治療を頼み、バケットには相手の索敵を続けるようにした。


くっそ、失敗した。


これだったら最初の方法でやっとけば。


「心配しないで、あんたはまだ失敗してないんだから」


ドルマさんは俺の手を掴んできた。


「でも、、、」


「だって、まだ逃がしたわけじゃないんだから」


確かにそうだけど。


「だから、そう心配しないで」


そう、言いながらドルマさんは棒を口で思いっきり加えた。


そして、足にある銃弾を自分で抜き取った。


顔は相当しかめていた。


「ブフお願い」


ブフさんは頷いき、魔法を実行した。


「だから、さっさと追いかけましょう。私達が失敗にはさせないから」


俺は少し涙ぐみ頷いた。


--------------------------------------------------


俺は走りながら後ろを確認した。


敵はもう追って来ないな。


相手の防御魔法を使う相手の足を狙って、相手を追って来ないように時間を稼ぐ事を考えた

が、どうやら狙い通り上手くいったみたいだ。


俺は小さくガッツポーズをした。


相手も色々考えてくれて助かった。


そのまま相手が追ってくる可能性もあったけど、この様子じゃ心配なさそうだな。


足を治療してるなら、このまま5分は追ってこない。


そこまで時間が稼げるなら俺も外に避難できる。


そしたら、あいつらも俺の方を追ってきて外にくるだろう。


これで、タワーの倒壊に誰も巻き込まれないで済む。


他の人達も上手くやってることを信じるしかないけど、これで誰も死なないで済むな。


これで、全部上手くいく。


ドン!


そう思っていると上から丸い何かが降ってきた。


なんだ?


「えっ!!ダイ、チ、、、」


俺は気になって目を向けてみるとそこには、俺がよく知っている人の首が転がっていた。


俺はその異常さに走るのをやめて立ちつくしてしまった。


バッ!


すると上から突然、銀髪の大きな男が降ってきた。


「ダレだ!?」


俺は叫んで尋ねたが、相手は無視して、


「“リ・メイク”」


と、小さく呟くとそいつの腕から突然黄色く光る剣が現れ、


スッ、


「あっ、ああああああああ!」


俺は両足を切られてしまった。




次回は来週の同じ時間で、

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