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異世界戦争  作者: ガイ
2章 新兵
12/47

10話 事態

下手な文章ですが最後まで読んでくれるとありがたいです。

10話 事態


横浜ランドマークタワーに向かい、到着した日から1週間が経った。


あれから、専門家の人たちとの会議の結果どこに爆弾を設置するか、その量はどれくらいかと

いうことが決まり、その日から火薬などの道具の準備が始まった。


といっても、現地の俺達はずっとここで監視といった役割のため、ここで待機していた。


退屈な時間というわけではなく、その間にダイチ上等兵やリア一等兵が気さくに話てくれるお

かげで結構楽しかった。


それに、訓練所では教えてくれなかった戦地でのあれこれを聞くことができた。


また、この場所自体の設備もよく意外と退屈せずに済んだ。


そして、今日全ての道具の搬入といった準備が終わり、とりかかる事になり、これから3週間

で作業を終わらし、横浜ランドマークタワーを爆破解体する事になる。


「事前に配られた地図と資料で、私たちがやる作業は頭に入っていると思うが、一応最後に確

認しておく」


分隊ごとに集まり、アカマタ分隊長を中心に今後の作戦の流れを確認し始めた。


「とりあえず、私たちの部隊はこの建物の北側を担当することになった。そして、地図の印の

場所に爆弾と電気電管の配置を行う」


予め計算して決めた場所に爆弾を設置して、爆発することで建物を倒壊させ、上部構造が下部

構造を押し潰し、破壊を連鎖させていく。


この時に、起爆の誤差が生じないようにするために、電気電管を使用する。


「ペアを組んで一人が爆弾、もう一人が電気電管の作業を行うことになる」


俺は爆弾係で、ペアを組む電気電管係はラッセルク上等兵だ。


少し、気が滅入る。


この一週間の間に何回か話したが、少しひねくれた感じがする人で、正直俺とは合わない。


まあ、このペアで作業をするが、分隊で固まって動くため、他のペアともそこまで離れてい

ない。


だから、まだいいだろう。


それに戦争のための仕事だ。


楽しさを求めてやる方がおかしいってもんだ。


とりあえず、俺はやれる事をやるだけだ。


「それぞれの設置方法はこの一週間で頭にきっちりと入っていると思う」


リングに事前に爆弾や電気電管の設置するための道具などの説明が送られてきていた。


今回使用する爆弾は電気信号によって、爆弾の時限装置が起動する仕組みになっている。


この一週間は監視以外にも、今後の作業をスムーズに行えるように頭に叩き込む事も含まれ

ていた。


俺達は爆弾解体の専門家というわけではない。


が、訓練所で爆弾などの説明は簡単に学んでいる。


そんな、ある程度の基礎が分かれば取り付けが可能になるように簡略化されている。


そのため、俺達専門家ではない軍人でも設置ができる。


「これから3週間で終了させようとしている作業だ。設置方法を忘れたなんてくだらない理

由で送れるなんてことがないようにしてくれ」


と、分隊長がそれぞれを睨んだ。


俺達の分隊長、アカマタ軍曹は部下の俺達にも丁寧に話す真面目な人で優しい雰囲気のある

人だったが、やっぱり軍曹に昇級している人だ。


この目つきによる威圧は軍隊の上官そのもので、少し怖い。


「それでは取り掛かかろう」


そして、さっき程までの鋭い目つきを緩めいつもの分隊長となった。


ハハ。


意外と怖いかもなこの人。


そんな考えが浮かびながらも俺達は仕事に取り掛かった。


--------------------------------------------------


「終わったか?」


「はい、設置しました」


「そうか、はやいな」


そして、俺とラッセルク上等兵は入れ替わった。


「この調子なら俺達の今日の分は終わるな」


俺達は全く話さず黙々と作業をし続け、今日の担当分が後2つとなった。


リングの情報から周りのペアと比べてみると相当速く、分隊では一番だ。


まあ、別に競ってるわけではないく、こだわる必要もない。


この1週間あんまり作業を積極的にはやらず、できない人ってイメージが大きかったが、や

ればできるって人なのか、作業スピードがクソ速い。


俺の作業が少しでも遅いと感じると、


「まだかー」


と、いったチクチク言葉をずっと行ってくる。


だから、俺も速く設置を終わらせた。


「よし、次行くぞ」


「はい」


その結果が、このスピードだ。


その後も同じように作業をしていき、一番に終わった。


「終わりましたね」


「ああ、休憩すんぞ」


そして、俺達は休憩室へと向かった。


--------------------------------------------------


「・・・」


休憩室には俺とラッセルク上等兵の二人しかおらず、重苦しい空気が流れている。


気まずいな。


気が合わない人と二人きりというのは気まずい以外の何物でもない。


速く他のペアも終わらせてくれないかな。


さすがに、耐えられねえ。


「なあ、お前は後悔してるか?」


「はい?」


いきなりラッセルク上等兵が話しかけてきた。


「ここに、軍隊に入ったことを後悔してるかって、聞いてんだ」


何だ、ただ俺に質問してきただけか。


それっだったら、


「後悔なんてしてないですよ」


「まあ、そうだよな」


まあ、後悔するほど、軍隊に入っての日は浅いからな俺。


しいて言うなら訓練が辛かったとかになるけど、後悔はしていない。


ここに来たのは目標のための過程なんだから。


でも、逆に


「ラッセルク上等兵は後悔してるんですか?」


俺と比べて長く軍隊にいるこの人は後悔をしてるのか?


だから、質問を返してみた。


「、、、」


ラッセルク上等兵は黙ってしまった。


が、少ししたら。


「ああ、してるよ」


と答えてきた。


まあ、してるからこそ俺に聞いてきたんだろう。


「別に義務化されてなかったらわざわざ来なかったよ。こんなとこにな」


わざわざ軍隊に入りたいという人よりも、ラッセルク上等兵の様な考えの方が多いだろう。


訓練所でもそう言った奴の方が多いいし、これが普通だろう。


「俺はここに来て、自分の選択に後悔しかしてねえ。ここはそう言うとこだよ」


「そうっすか」


「ああ、そうだ。だから、お前もいつか後悔するぜ」


俺は頷いた。


ダイチ上等兵曰く悪い人ではないんだけど。


やっぱり最後には嫌味というか、変にマイナス思考の事言うよな。


それがなきゃいいのに。


やっぱり気が合わないな。


そんな事を思っていると、他のペアも作業を終え次々と休憩室へと来た。


俺は作業を終えたダイチ上等兵の所に向かった。


「お疲れ様です」


「おう。バトラーもお疲れ」


「はい」


やっぱりこっちの方が落ち着く。


ラッセルク上等兵の方を見てみると、別の人と話していた。


あの人も俺とじゃ気まずいだろうし、この方がいいだろう。


「んっ!!まじか」


ダイチ上等兵がリングで何かを見て、何かに驚いた。


「どうしたんですか?」


その声の理由が気になり、俺は尋ねた。


「これ見てみろ」


と、自分が見ていたのを俺に見せてきた。


「何々、勇者討伐!!」


と、見出しに大きく書かれており、さらに読んでみると。


「今までアマゾンで行われてい戦いは勇者パーティーが率いていた異世界人側に押されてい

たがで、中央はアマゾンに新しくできた特別部隊である通称“プレデター”を導入し、その

結果、圧倒的な力で勇者の一人を倒した」


異世界にはギリシャ神話の12人の神、“オリュンポス十二神”の加護があるらしく、勇者は

それぞれがその加護を代々で継承している。


勇者の名にふさわしくとても強く、ランクは一番上のレジェンドで、向こう側の最高戦力で

ある。


戦争が始めってから、勇者を二人倒してはいたが、あくまで始めりたての頃で、向こうがこ

ちらの力をわかっていなかった時である。


実際、ここ10年そんなニュースは流れず、勇者の力に勝つことができなかったが、


「すごいっすね」


「ああ、やばすぎだ。しかもアマゾンでだからな」


元々、ジャングルといった入り組んだ地形だとこちらの最大の強みの兵器のほとんどが封じ

られ、ゲリラ戦になってしまう。


弱くはないが、火力不足が否めず、あまり善戦はしていなかった。


が、“プレデター”はそれをひっくり返して勇者を倒した。


「ワンちゃんあるかもしれんな。アマゾンは」


「そうっすね」


向こうも簡単には負けてはくれないだろうが、最大勢力の勇者を倒したんだ。


このまま勝ち切る事は十分にあり得る話だ。


それにしても、そんな事をやってのける“プレデター”とか言われる新しい部隊どんな奴ら

なんだ。


何か他に書かれていないか、さらに読み進めた。


「えっ!!」


そこには驚くべき事が書かれていた。


「どうしたんだ?」


「その新しい部隊が全員今年に入隊した新兵みたいなんですよ」


「本当か?」


ダイチ上等兵もその情報に驚き、情報に再び目を落とした。


そこに書かれている内容は新部隊“プレデター”は全員が中央で特殊な訓練をされたた兵士

で、今年その訓練を終えた部隊。


つまり、全員が俺と同じ新兵の同期なのである。


「はえー、こいつはすげえな」


ダイチ上等兵も感心していた。


新兵がこんな偉業を成し遂げるなんて、大ニュースだし無理もない。


「お前も同期にこんな化け物達が出るなんてな」


「そうっすね」


こんな偉業を成し遂げたんだ。


この部隊の奴らはまちがいなく出世コースに乗るのだろう。


出世の枠なんて数に限りがある。


その分が取られるんだから、他の分が減っちまう。


「まあ、頑張れよ」


「はい」


同期にすごいのが出てきた。


俺も出世を目指して頑張ってるんだからな負けてられないな。


--------------------------------------------------


爆破解体の設置作業が始まってから特に問題なく1週間が経ち、俺達の作業の最終日となっ

た。


今日の設置作業と撤退が完了すれば、横浜ランドマークタワーは爆破される。


そして、無くなる。


その為の最後の作業を今俺達はやっている。


そして、


「よっしゃー!」


「終わったのか?」


「はい、終わりました」


ダイチ上等兵が声を挙げ、俺達分隊の作業がすべて終わった。


「わかった。少し確認するから待機しといてくれ」


分隊長の言葉に全員が返事をして、分隊長はリングの無線機能で話始めた。


他の分隊の作業具合を確認しているのだろう。


俺達よりも早く終わった分隊は一時拠点の片付けをして、撤退の準備を始めている。


俺達もおそらくそこに回されるだろう。


「よし、全員移動するぞ」


話しを終えて戻ってきた分隊長が俺達に言い、


「それで、次は何をするんですか?」


アオ伍長が尋ねた。


「俺達はこのまま作業を終えていないスラッグ軍曹の分隊と合流することになる」


「作業を手伝うと?」


「ああ、撤退準備は既に終わって、他の分隊も合流してるみたいで、現在遅いところと合流

するみたいだ」


ってことは設置作業の終りは見えてきているのか。


「既に撤退している分隊もあるみたいだから、あと1時間程でおわるだろう」


やっぱりそうか。


だったら、もうちょいだけ頑張るか。


「では、出発する」


俺は天井に向かって毛伸びをして、分隊に続いていった。


--------------------------------------------------


「この調子ならすぐ終わりそうだね」


すぐ近くで歩いていたリア一等兵が話しかけてきた。


「そうっすね。ここ以外の部隊はもうほぼ終わってるみたいですしね」


向かっている途中でリングの情報を見てみたら、残り2部隊以外は終わっていた。


それに、今向かっている部隊ではない部隊も既に残り少なく、もしかしたら終わっているか

もしれない。


要するに、既にこの作業は終わりが近いということだ。


「これが終わったらどうなるんですかね?」


俺はこの横浜ランドマークタワー爆破後にどうなるのか、それが気になって聞いてみた。


「さあ、別の場所で同じ様に準備してるからそれの手伝いとかかな」


まあ、そうだよな。


「それか、別のとこに配属されるかかな」


少し小さなトーンでそう言われた。


「そうですか」


「うん。私達の部隊も結構バラバラに配属されたし、全然あるよ」


少し、リア一等兵は間を起き。


「私はまた、今回みたいな仕事の方がいいかな」


と、言った。


まあ、今回の作業もこれと言って問題が起こらず、ハッキリ言うと楽ではあった。


ハァー、


少し想像してたのと違ったな。


このままじゃ、おいてかれるかもな。


そんな事を考えていると、俺らがいる場所の反対側に合流する予定のの分隊が見えた。


向こうの分隊の人達がこちらに向かって手を挙げてきた。


アカマタ分隊長もそれに応えるように手を振った。


とりあえず、残り少ない作業を頑張るか。


向こう分隊がこちらと合流するために、向かってきた。


俺は退屈からか適当に周りを見渡した。


昔はショッピングモールとしてここはにぎわっていたのだろう。


空いた空間には店の看板があった。


が、今はもう何もない。


昨日まで作業していた場所もこんな感じで哀愁が漂っていた。


んっ?


俺が偶然見た先には4人の人かがいた。


どこかの分隊か?


だが、その服は俺達と同じ軍服ではなかった。


誰なんだ?


そんな疑問が頭に浮かんでいると、なんと言っているかは聞こえなかったが、その4人の口

が動き何かを言っているという事がわかった。


言い終わったのか、口が動かなくなると大きな音と共に魔法陣が現れた。


その魔法陣から赤いレーザービームが発射された。

次回は来週の同じ時間で。

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