表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ニューリズムゲームエピソード  作者: 桜崎あかり


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/50

4-5

・2021年8月28日付

細部調整


・2023年6月9日付

細部調整

 こうしたSNS上の炎上を他人事としてみるか、それとも――という事は何度が繰り返されている。実際、こうした炎上を他人事と見て炎上が広まった事例は数知れない。そうした炎上もコンテンツ市場にとって打撃と考えたのが、ガーディアンだ。


 草加市にはその昔にガーディアンはいなかった。それこそ、ヴァーチャルレインボーファンタジーの事件より少し前に出来たばかりと言うべきか。ガーディアンのノウハウ自体は、これより前に活動していた秋葉原を中心として活動しているアキバガーディアンが由来と言われていた。


 それを車輪の再発明と言うのかは定かではないし、アキバガーディアンからののれん分けで草加市にガーディアンが出来た訳でもない。


 ある意味でも偶然が全て――と言うべきだろう。ご都合主義とか後付け設定と言う事をSNS上で拡散し、自滅した人物も少なくはない。


【ガーディアンは確かに邪魔者と言う者もいるだろう】


【しかし、彼らがやっている事を棚に上げてバズり目的でフェイクニュースを拡散している連中に、何を言っても無駄か】


【それこそVRファンタジーの二の舞――そう学ばなかったのか】


 ガーディアンによって煮え湯を飲まされた勢力はつぶやく。しかし、彼らの意見を聞き入れるかどうかは別問題だ。その証拠が勧善懲悪ヒーロー物シリーズの如くワンパターンな炎上行為を続ける人物が未だにいる事、忠告でさえも一種のフェイクニュースと疑う勢力だろう。彼らの忠告が事実だと言うのは、少し調べれば事実だと言うのに――。


【何がフィクションで、何がノンフィクションなのか――線引きさえも曖昧な世界では、こう言う事も起きる】


【それだけ、2.5次元という存在も確認出来る今の時代に起こりうる事件だったと言う事か】


【VRファンタジーの一件は、様々な個所で反省点を探っているのが現状だ。未だに改善は見えていないのだろうな】


【だから気に入らないコンテンツがあれば、彼らは炎上させていく――都合のいい題材を利用して】


 こうしたやり取りさえも一種のWEB小説からの切り取りと考えている自分もいる。だからこそ、彼らはSNSの光と闇を知らなくてはいけないのだ。全ては、ネットモラル向上とSNS炎上が大規模なテロ行為と同義にならないように。



 天狗のかわいい系キャラのような外見をしたアーシック・レコード。まとめサイトを管理していく内に、この人物は何かを感じている。


(なるほど。こう言うゲームもあるのか)


 自分の担当外とも言えるようなジャンルには首を突っ込まないような管理人だが、それでも自分が興味を持てば記事を作って取り上げた。それこそ、まるで人工知能――AIがまとめサイトを管理していると思わせるだろう。しかし、アーシックはAIではない。むしろ、そうした技術に当てはまらないような存在がアーシックなのだ。


(少し興味がある。調べてみるか)


 そのゲームこそ、近年になって稼働したばかりのニューリズムゲームプロジェクトである。リズムゲームと言う枠にとらわれないようなシステム、アバターと言う概念、それ以外にも――。調べる方法は、まさかの方法である。直接、ニューリズムゲームエピソードのホームページを検索、そのサイトを眺めているのだ。


 普通、こうした超次元的な存在であればハッキング等はお手の物だろう。それを行っても、同じような事かもしれないが――空気を読んでいるのかもしれない。


「リズムゲームと聞けば、アプリ系やゲーセンの筺体がメインだが」


 アーシックの言う事も一理ある。リズムゲームを検索していく内に発見したゲームは、スマートフォン専用アプリが多かった。それ以外ではゲームセンターに設置された機種も存在している。それなのに、あのゲームはゲーセンに設置されているタイプなのに何かが違うのだ。


(まるで、このアバターの運用方法は――?)


 アーシックはホームページの説明を見ていく内に、アバター運用のノウハウが何かに似ていると感じた。それは過去に自分も目撃していた――あのシステムである。何故、それをあのゲームが実装しているのか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ