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製造人間十三号  作者: ノナカ マサミツ
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プロローグ

僕は常々思うんだ。


よく物語に出てくるだろ、人造人間(じんぞうにんげん)って言葉。


人の造り出した人間だから人造人間って言うのはわかるよ?


でもさ、本来の人はどこからつくられる?人からさ。


つまり何が言いたいかと言うと……人が作り出した人はなんであれ人なんだよ。人造人間という呼称がおかしいのだと思うんだ。


それがたとえ、体の構造や構成物質が全く違うとしても……だ。


でも本来人はどう考えたって同列に考えることはできないだろうね、何たって似て非なるものなのだから。


だから僕はそれらを製造した人間と呼称すればいいと思うんだ。


そう、製造人間(せいぞうにんげん)さ。いい響きだろ?


きっとあれらは僕たちの願望をかなえる域までいけるだろう。


でも、だからこそ有能で実に残念なモノとなるのだろうな……それが僕には我慢できない。


今となってはもうどうすることもできないけれどね。


……長々と話してしまってごめんよ、でもこんなこと話せることができるのは君だけなんだ。


聞いてくれるだけで嬉しいよ。


疲れただろ?少しやすんだ方がいいね。


それじゃあ、また明日来るから。


ゆっくりおやすみ、エミ。

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