第六章 ガチャとバトルロイヤル
「………」優勝!?
「彩花って上級者プレイヤーだったの!?」上級者なら早くいってよ………
(まぁね…私も実は最初の頃あのガチャを何回も引いたの…)
(20回以上引いているのに四等以上が出なかったから掲示板にその事を書いたの…)
「うん…それで?」
(1日後掲示板を見てみると運営側から返信が来たの…)
(こちら側のミスで当たりが入ってません 後程修正します。と来たのにいつになっても修正しない。)
「これって運営側が意図してやってるってことだよね?」
(多分…まぁ理由は分からないけどね)彩花は暗い顔を見せたがすぐにいつもの顔に戻った。
(今回のガチャも出ないかも知れないけど、とにかく引きにいきましょ!)
私は頷く。
「着いたーー!」ってえ!?
行列ができていた。
(まぁ予想はしていたけど…)
───一回5000円のガチャいかがですか?─────
NPCが宣伝する。
「(一回5000円!?)」
驚きすぎて舌を噛んでしまった。
私達もガチャの行列に並ぶと
[あなた達もガチャを引きに来たの?]私達の前に並んでた女性が話しかけてきた。
(はい、そうですけど?)
[私も最近知ったんだけどね……ここのガチャもう1等が出てしまったらしいのよ]
[このガチャが急に出てきたときにマントを被った男が連続して引いて一等が出ていたことが掲示板に書かれていたわ]
「(じゃあ 何で皆並んでいるの?)」
[あれが原因じゃないかな?]
「バトルロイヤル?」
[そう、優勝商品がその………一等の商品らしいのよ…」
そして私達がガチャを引く番がやって来た。
「[(えっいっっ!)]」私達は同時に引いた。結果は全員四等。
───バトルロイヤルへはこちらです────
「バトルロイヤル行く?」
(行くに決まってるじゃない。今現状私がトッププレイヤーなのよ?負けるはずがないじゃない?)
[私もいくわ!貴方達には悪いけど…全力で勝ちにいくわ]
私達は控え室に向かった。