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全自動掃除機が怖い

 あのひとりでに動き回ってひとりでに充電してくれるお掃除ロボットのことです。便利なんですが、どうも意思を持っている気がして怖いです。

 機械がひとりでに動き回っている光景というのは、予想以上に気味が悪いものです。鳴り続ける機械音がジワジワと不快感を煽ってきます。わたし、普通の掃除機や洗濯機の音でさえけっこう怖いほうなので……。無機物に対する本能的な恐怖ですね。

 しかもわざわざこちらへ向かってきているように思えてならないんです。離れたところを歩いていても狙ったように足にまとわりついてくるし、ドアを開けっ放しにしていると和室にも脱衣所にも侵入してくるし、閉めれば「開けろー!」と言わんばかりにガンガン突撃してくるし。入らせないように急いでドアを開け閉めしなきゃ、という緊迫感が恐怖に繋がります。

 ドアを開けた瞬間、目の前にいてどきっとすることもあります。懐かれているのかもしれません。

 床に絨毯やマットが敷いてあると気に食わないらしく、何度も突撃して縁をボロボロにしていきます。その破壊力も恐ろしいです。目を離していると大変なことになります。

 しかしまあ、可愛い一面もあります。以前充電器の前に物を置いていたら、やつは「どうしよう」と言わんばかりに周囲をさまよった挙句、電池切れで止まってしまいました。あのときは笑いましたね。

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