「放課後心霊戦士」

春―高校に入学したばかりの彩は、幼い頃から霊と会話する不思議な少女。昼休みに屋上から聞こえる歌声に引き寄せられ、ここから飛び降り自殺をして”地縛霊”となった幸子と出会う。二人は意気投合し明日も会うことを約束するが、翌日、幸子の姿はなく、諦めかけた彩に声を掛ける”慈音尼”と名乗る女。女は日本中の地縛霊を成仏させる「解放師」で、幸子を成仏させた話す。そして、霊と話す能力を持つ彩に弟子になるように迫るのだが、彩は学校を理由に弟子になることを断る。そんな夜、幸子を自殺に追い込んだ倫子が襲われ、犯人は死んだはずの幸子だった。慈音尼が倫子を助けるも幸子は浮遊霊となり逃げ去り、そこに倒れていたのは幸子に憑依されていた彩であった。彩は自分のせいで幸子が復讐に目覚めたことを知り、浮遊霊となった幸子を救うため慈音尼を手伝うことに、しかし、再び彩の前に現れたのは”悪霊”と化した幸子だった。「幸子が悪霊に！？」驚く彩、悪霊となった幸子には、慈音尼の呪術が全く通用せず窮地に立たされる二人。彩はこのピンチを乗り越え、幸子の魂を救うことが出来るのだろうか！？　—そして、最後に幸子が悪霊となった謎が解き明かされる！！