1/2
プロローグ
ずいぶん昔だったと思う
僕は普通の男子高校生だった。
でも、とある事件がきっかけで、心を閉ざすようになった
知り合いの女の子の死。それが始まりだ。
彼女は暴力を受けていた。親からのDVだ
僕は何回も警察に相談した
でも、彼女の親がいつもいう
彼女が自分からしたと。
暴力のやり方もただの骨折に近い
そしてある時、彼女は死んだ。
僕が彼女の家に帰宅途中に行くと、母親が高笑いしながら、彼女を滅多刺しにしていた
僕は初めて人を殴った。その母親を。
だがその母親はただ高笑いしていた
今でもそう記憶している。
それから僕は、犯罪だけは許せなくなった
そして僕は警察官だ。