表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/173

フォーチュンズハイ

 岩石タートルの岩盤甲集めは難航を極めていた。

 出ない。物欲センサーが邪魔してるのかは知らないが出ない。本当に出ない。


「何体狩ればいいノ……。MPが尽きそうヨ」

「物理がほとんど通んないしなぁ。防御を無視する攻撃なんてないし……」

「あと一発しか放てないワ。次出なかったらまた明日になるケド」

「よし、じゃ、そうしよう」


 フォーチュンは杖を構える。


「どうセ最後なら派手に決めまショウ! さぁ、岩石タートル、喰らいなさい!」


 フォーチュンは杖を構え、なにか魔法を唱えた。

 すると、岩石タートルの上からバカでかい隕石が勢いよく落ちる。岩石タートルはその隕石になすすべもなく殺された。

 

「私の全力、ヨ……。ふっ、決まったワ」

「何今の」

「私も日々成長しているノ。種族が魔女になったワ。そしたらこの魔法を習得したのヨ。追尾性能はないけど範囲は広いから殲滅にはもってこいの技ネ」

「やることがえげつなさすぎる」


 なに隕石落とすって。チートか?

 岩石タートルがいた位置にいくと、なにかドロップしていた。

 それはなんとレアドロップの岩盤甲。最後の最後に女神様は与えてくれたらしい。

 苦節2時間。岩石タートルばかり狩り続けて私たちのレベルも格段と上がっていた。


「やったぁあああああ!! でたぁあああああ!!」


 物欲センサーとの戦いだった。

 やっとレアドロップが出た。本当にきつかった。多分装備とかでレアドロップの確率を上げるやつとかあるんだろうが、私の運だとなくても余裕じゃねと驕っていたのかもしれない。


「やはり隕石は全てを解決するノ……! 運命とは引力! イナリさん、あなたは引力を信じル?」

「んー、まぁ」

「とある漫画でも人と人との出会いは引力と言っていたワ。まさしくその通り。私とあなたが出会ったのも、こうしてレアドロップが出たのも引力」

「ほへー」


 なんか怪しい話になってないか?

 私は岩盤甲をしまい、とりあえず帰ろうというと、フォーチュンはなんだかとてもハイな感じになっていた。

 フォーチュンを引きずっていくと、ハイな感じになったフォーチュンを見てアンテは。


「ほほう、久しぶりに見たぞ。フォーチュンのヘヴンズハイ」

「ヘヴンズ……なんだって?」

「フォーチュンはあまりにも興奮すると動かなくなるのだ。フォーチュンはこう見えてもあまり興奮はせず冷静に物事を進める性格でな……。我もしばらく見ていない」

「そんな珍しいもんなの?」

「レア度でいえば道端に百万円が落ちてる確率くらいだ」

「まずないってことじゃないかよ」


 そんなにレアなの? 

 まぁ、たしかに奇声は発していてもこんな動かないくらい笑い続けてるのは見たことがないな。

 ちょっと不気味……。


「引力……なんて素晴らしい力……。フフフ、フフフフフ」

「怖いぞ! なんとかしろアンテ!」

「ひいいいいい!?」

「ひとしきり没頭させるしか方法はない。そこらへんに置いておけ」

「フフフフフ」


 マルーンたちが恐怖を示し、アンテはやれやれと言った感じだった。

 わかる。ハイになると動けないよね。で、しばらくして賢者タイムが来るっていうかなんていうか。

 私も抜いた後とかそんな感じになる。ハイ状態で……。おっと。


「それで素材は手に入れられましたか?」

「最後の最後に出たよ。スコティッシュ、これでいい? 足りる?」

「え、あ、はい……。必要枚数は1枚なのでぇ……」

「よかった。まだ必要だったら詰んでた。まじで出ねえの」

「レアドロップですからねぇ……。とりあえず作りますね。少々お待ちをぉ!」













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ